記事中にある内部リンクの使い方に注意

文章の中でさりげなく補足される内部リンクはよく使われます。例えば以下のような例です。

日本の検索エンジンはグーグルヤフーで大半のシェアを確保しています。それ以外にもこういう検索エンジンもあります。9月27日に書いた記事でも紹介した通り、グーグルのアルゴリズム「ハミングバード」によって検索エンジンがさらに進化したそうです。

難しい用語であったり、過去の記事と連動した内容であったり、いろんな理由があって記事中にリンクが張られることがあります。ユーザーが意図している内容を表示させることができれば問題はありませんが、異なるリンク先を設定してしまっているサイトを度々見かけます。

上記の例で説明すると、まずグーグルとヤフーにわざわざリンクを設定する意味がありませんね。ここまで知名度が高い検索エンジンをわざわざリンクしてクリックするユーザーはかなり少ないと考えられます。

次に“こういう”に貼られたリンクですが、これは飛び先はbingです。クリックしないとリンク先のコンテンツがわからないので、当然クリックする人は少ないですね。場合によっては、クイズっぽくあえてわからないようにする場合もあるのかもしれませんが、それ以外ではクリック率は低いでしょう。

次に過去記事へのリンクですが、今回の記事とあんまり関連性がないです。記事内リンクはあくまで補足的な役割、でなければ記事の内容から脱線してしまい、ユーザーが離脱する可能性があります。

次にハミングバード、これはひどいケースですが、意味違いの説明へのリンク。クリックしてもユーザーにメリットがありません。日本語の意味がわかる程度でしょうか。記事とは一切関係ないリンク先です。

今回紹介したリンク以外にもユーザーの使い勝手が悪いと感じる記事内リンクは多いと思います。色が通常のテキストと同一でわかりにくいというケースもありますね。また個人的には記事内リンクはTARGET=”_BLANK”を使った方が元記事へ戻りやすいので好きなのですが、インターネット倫理の基本原則で訪問者がリンクを決めるというのがあるそうで、ctrlを押してクリックしようというのを聞いたことがあります。ですが、一般ユーザーがそんなことを知るはずもなく、ユーザーが使いやすいと思う使い方をすればいいんだと思います。

wikipediaは、コンテンツが用語集なので、記事内リンクの飛び先が用語解説ページだということが簡単にわかります。ですが、ユーザーが飛び先を簡単に理解できるリンクの貼り方は意外に難しく、意識できていないものです。


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