検索クエリからユーザーが何を考えているかをイメージできれば、コンバージョン率をあげることは簡単です。コンバージョン率を上げることができれば、自然と検索エンジンが上位化したいサイトとなります。コンバージョン率を上げることは、SEOにも大きな影響が与えます。
「新宿 グルメ」と検索したユーザーの気持ちを考えてみます。食事ができるところを探しているユーザーが多いと予想できますが、そうではないユーザーもいるかもしれません。分類しながら、この検索クエリを分析していきたいと思います。
①いつ食べたいのか?
今か未来か。おおよそ8:2ぐらいで今のユーザーが多そうです。これは予想なので、最終的にはデータを見ながら調整していく必要があります。いつかのユーザーが少なからずいるのであれば、ユーザーを満足させるためには予約フォームなどのコンテンツを必要となりますね。
②場所は?
新宿とキーワードに含まれているので、ほとんどのユーザーが新宿のお店を探していると考えられます。ですが、1割ぐらいは新宿周辺であればどこでもOKというようなユーザーがいるかもしれません。例えば「新宿 グルメ」と検索していますが、その前後に渋谷や六本木というキーワードで検索していて、別にエリアは気にしないけど、見つかりやすいから検索しているのかもしれません。ということは、少なからず周辺エリアの情報を掲載しておくことが親切ですね。
③何を食べたいのか?
具体的なキーワードが入っていない為、何を食べるのかは決まっていない可能性が高いです。ラーメン、焼肉、寿司など、食べたいものが決まっていれば、そのキーワードも合わせて入力する方が多いのではないでしょうか。ということは、用意すべきコンテンツは様々な料理ジャンルを掲載しておかないといけないということです。ランディングページのクリック率を見ていけば、どのジャンルが人気なのかなどは最終的に把握することが可能です。
④何時頃食べたいのか?
この検索クエリを見ただけでは、朝食か昼食か夕食かを判断することができません。ただ、一般的に外食は昼食か夕食が多いのではないでしょうか。昼食はランチと検索する可能性がある為、このキーワードの場合は夕食の比率が高いと考えてみます。微妙な所ですので、アクセス解析などで最終的な判断をする必要があります。時間問わずコンテンツを用意する必要があると言えます。
⑤キーワードとして入っていない言葉も考える
「新宿 グルメ」このキーワードを入力したユーザーが考えることは、他にもいろいろ考えられます。あえて入れていない言葉を考えてみます。口コミがあれば見たいな、地図があればわかりやすいな、クーポンがあればうれしいな、シチュエーションで探すことができればいいな、検索機能があれば探しやすいな、予算で調べることができればいいな。など。数えていけばキリがありませんが、そういったコンテンツを用意しておくことは、ユーザーを満足させられる可能性が高くコンバージョンに繋がりやすいということです。
まとめ
こういったコンテンツを考えていくと、自然とポータルサイトのコンテンツとなりますね。ということは、検索エンジンがこのクエリで上位化すべきページはポータルサイトのページと考えることができます。このクエリで検索してきたユーザーを満足させるにはこれだけのコンテンツを用意してもらう必要があるということです。ビッグキーワードはある程度のページボリュームが必要という言葉を聞きますが、単純にページ数が多いだけでは上位化することができません。問題は、その検索クエリを打ったユーザーを満足させられるコンテンツを用意できるかどうかが重要となります。
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