【内部対策】低品質なページを改善して検索順位上げる方法

■過去に効果があった施策が悪影響に

『ペナルティを受けているようなのでなんとかしてほしい』という相談は以前よりも増えており、サイト内部で多い原因のひとつが内部の重複コンテンツです。

SEOは内部対策と外部対策がうまくいかないと、順位を上げるのが困難であったり、上位化しても順位にブレが起こりやすくなります。

とりあえずページ数を増やせばSEOに効果があると言われていた時期もあり、様々なキーワードで上位化を狙う為に、キーワードだけ変更して後はすべて同じコンテンツというサイトが多くありました。

通常のHTMLで作られたサイトの場合であれば修正は簡単ですが、独自のCMSを使っている場合などは修正すべき箇所を把握するだけで苦労するというのが現実です。

重複コンテンツはなぜいけないのか、補足インデックス化されてしまうだけで順位に影響はないと考えて問題視していない方もいるようです。

 

■低品質なコンテンツが順位に影響を与える

ユーザーのためにウェブマスターができること
低品質なコンテンツがサイトの一部にしか存在しない場合でも、サイト全体の掲載順位に影響を与えることがあるということにご注意ください。

http://googlewebmastercentral-ja.blogspot.jp/2012/09/more-guidance-on-building-high-quality.html
Google ウェブマスター向け公式ブログより

SEOでは、質という言葉がよく出てきます。リンクの質、サイトの質、ページの質など。
そもそも質とはどういうことなのか、これは昔から今でも変わらずリンクのことです。

ただ、数が多いから良いというわけではなく、有名なサイトからの1リンク、昨日作ったサイトからの1リンクでは評価が異なります。これがページランクと呼ばれるアルゴリズムで計算されております。

また、実際の順位に関しては、ページランク以外にも様々なアルゴリズムによって評価が与えられますのでページランクだけで順位が決まることはありません。

では、質の高いページやサイトとはどういった意味かというと、現在や将来に渡ってリンクを受けやすいコンテンツのことです。良いコンテンツを作ることで、順位が上がりリンクが増えるのではなく、良いコンテンツを作ることでリンクが増え、順位があがるということです。

 

■質の低いページを改善して最適化

低品質なページを削除・移動・改善することによって検索順位が改善されます。とウェブマスター向け公式ブログには記載されていました。一つのページでユーザーが検索するキーワードの問題を解決するような構成にする必要があります。

・色やサイズなどが違うだけの商品がそれぞれのページに分かれている場合、rel=”canonical”属性によってメインのページへと誘導する必要があります。

・商品Aの説明その①、商品Aの説明その②というように同一コンテンツでURLが分かれている場合には、ひとつにまとめて、もうひとつのページを削除する必要があります。

特にシステムを使用している場合には、自分でも知らなかったページまでインデックスされてしまっているケースがありますので、自社サイトのインデックス状況を一度確認してみてください。

また、重複コンテンツがいけない、テキストが何文字必要か、という視点ではなく、そのページを見て、リンクを貼って誰かに伝えたいと思うコンテンツなのかどうかを考えてコンテンツを作ることが重要です。

 


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