2013年8月20日 火曜日

発展途上のポータルサイトは段階的なSEOが必要

WEBサイトは完成させてから公開するというのは、当たり前のことですが、ポータルサイトのように完成に終わりがないというジャンルも少なからず存在します。ヤフーでさえ、1996年時点ではリンク集と提供されたニュース記事と少しのコンテンツという状態で、今のグーグルが見たら、低品質のコンテンツと判断されてしまうかもしれません。

仮に全国をターゲットにした賃貸のサイトを立ちあげるとなると、資金力のある会社であれば、一気にコンテンツを作り上げて、公開することができます。設計も一度である程度のものができます。但し、WEBサイトで掲載物件を募集しながら少しづつコンテンツの拡大をおこなっていく場合には、段階的な設計が必要となります。

SEOに関して、特に重要視するべきは、一覧ページと詳細ページの比率です。このバランスが適切でないと、一番見てもらいたい詳細ページに適切な評価を与えることができなくなってしまいます。

賃貸物件の場合、エリア(都道府県)、種別(マンション、戸建など)路線(最寄りの駅)というような重要度の高いカテゴリから、駐車場有、ペット可、オートロックのようなオプションカテゴリがあります。その他にも、5万円以下、6万円以下のような料金面の詳細カテゴリや、1K、1LDKのような間取りに関するカテゴリも存在します。

もちろんこのようなカテゴリ類は、多ければ、多い程、ユーザーを満足させる可能性が高くなりますので、必要な要素ではありますが、あてはまる物件数が0件はもちろん重複を招くためダメですが、物件数が少ない場合でも、低品質なコンテンツと言わざるを得ないページが多くできてしまいます。

カテゴリ数を少なくする方法は、簡単な解決方法です。それで問題ないようであればそうすることがベストですが、中には詳細検索やタグなど、一覧ページをどうしても複数用意しておきたいというケースも存在すると思いますので、対応方法を考えてみます。

以前はポータルサイトのようなサイトと言えば、とにかくインデックス数を増やすという手法が流行っていましたが、今はカノニカルやnoindexなどを使って、重複するコンテンツが生まれないように工夫しなければいけません。昔の検索システムは詳細ページのURLが変わらず、SEOに弱いと言われていたものが多くありましたが、もしかするとまたそういったシステムが必要とされる時が来たのかもしれません。

検索エンジン用にサイトマップを用意して、詳細カテゴリはPOSTで表示させる。ユーザーにとっては、トップページ⇒カテゴリページ⇒詳細ページとなりますが、検索エンジンはトップページ⇒サイトマップ⇒詳細ページとなります。この場合の利点としては、一定の数までは、中間ページがサイトマップだけになり、重複コンテンツが生まれる心配がありません。

さらに多くのカテゴリが生まれ、1つのサイトマップでは対応できなくなってきたら、URLが存在するカテゴリページを作ります。その時には、カテゴリページ自体も上位化すべきコンテンツとなっています。すでに出来上がっているサイトのケースでは、変更工数が多くなる為推奨できる対策ではありませんが、こういった対応方法も考えられるかと思います。

サイトを開設する時は、誰でも最高の状態をイメージします。特に大規模なコンテンツを目指すのであれば、修正がおきない状態でスタートしたいと考えてしまいます。ただし、コンテンツが追い付いていない場合には、SEOにマイナスの結果を与えてしまいますので、途中経過を想定する必要があるのかもしれません。

2013年2月13日 水曜日

“いばらき”と”いばらぎ”誤字による検索ボリュームがほっとけない

下記は間違いやすい単語とその検索ボリュームとなります。こうしてみると、ボリュームが大きいキーワードでは、特にほっとけない程のボリュームが存在していることに気が付くと思います。一時、間違いワードの自社指名検索などを拾いに行くためにLPを作っている会社様をよく見かけました。

“次の検索結果を表示しています”
という形で正しいキーワードに誘導してくれる検索結果もありますが、十分ではないのが現状です。検索してくるユーザーのニーズはおそらくメインキーワードの方と変わらないはずです。名詞であれば、自社のサービスなら特に理解して対策をされている方も多いかと思いますが、”はらだたしい”と”はらただしい”のような形容詞でも存在し、それは、ロングテールのSEO対策にも大きな影響を与える可能性があります。

正しい日本語を理解して使用することはもちろん、さらに応用として、間違いワードの検索ボリュームを戦略的に拾いにいくこともできるのではないでしょうか。通常の文章で単語だけを入れ替えた場合、ユーザーの信頼を失う可能性もありますので、使い方に工夫が必要となりますが、ページのキーワードと関連している間違いやすい単語が出現した時には、その話題にも触れてどちらでも上位に表示させるような工夫するのもいいかもしれませんね。

※ほっとけない?ほっておけない?

 いばらき 880
 いばらぎ 720

 テザリング 74,000
 デザリング 9,900

 シミュレーション 12100
 シュミレーション 9900

 アボカド 14800
 アボガド 6600

 マニキュア 4400
 マニュキア 390

 完璧 1300
 完壁 170
※自分が書いた記事でも間違いをしていた箇所がありました。

2013年2月2日 土曜日

SEOとは、あなたの理解度によって意味を解説

SEOの認知度は徐々に上がっていると思いますが、マス広告などとは比べ物にならないくらい低い知名度だと思います。最近なぜかSEOについて説明することが多いので、一度SEOについてを綺麗に説明することができるように、頭の中を整理しておきたいと思います。
 
説明の仕方は相手の理解度によっても異なります。ですので、様々な相手を想定して対応方法を考えてみることにします。今回は初めてお会いする方で、仕事につなげる必要のないケースを想定して考えてみます。また検索から訪れる人にとっても理解度は異なる為、SEOとは?という説明を理解度に合わせて詳細として記載しています。
 
相手:どんな仕事をしているのですか?
自分:SEOサービスを提供しています。
 
この続きの回答となります。
 
■相手:SEOって何ですか?
まずSEOという言葉自体はじめて聞いた。という人に対して、search engine ..の略で、などと言っても余計わかりにくいと思います。Yahoo!やGoogleという言葉を知らない人は少ないと思いますが、検索エンジンという言葉を知らないケースも考えられます。検索エンジンを知っていたとしても、知っているレベルでさらに上位表示などを説明してしまうと、理解してもらいにくい可能性があります。なのでインターネットの広告ですね。という風に説明することが多いです。
 
詳細:インターネット広告の一つで、Yahoo!やGoogleで検索した時にお客様のホームページを上の方に表示させやすくします。そうすることでホームページを見てくれる人も増えるので、売上アップも期待できるということです。
 
■相手:あーSEO聞いたことあります。
聞いたことがあっても、あまり興味がないケースがほとんどです。この場合でもあまり専門的な説明をすることは控える。年々じわじわと市場規模は大きくなっているので、知名度も高くなってきています。最近ではいろんな業種の方からお問い合わせを頂いてます。というような説明をするようにしています。
 
詳細:SEO市場は年間10%程度で成長を続けており、成長と共に参入する会社も増えています。サービス形態としては、ツールの販売や成果報酬型サービス、コンサル型サービス、固定費用のサービスなどがあります。
 
■相手:SEOやったことあります。
SEOを自分で行ったことがあるということは、共有できるポイントがあります。検索エンジンの順位を上げることは簡単ではないという部分です。最近では検索エンジンもコロコロ変わっていて、なかなか上位表示させることが難しくなっています。という説明をして、相手の反応によって掘り下げた回答をするかどうか判断しています。
 
詳細:検索した時に、ほとんどの人が1ページ目にアクセスしますので、検索エンジンで1ページ目に入ることは、アクセス数を増やす上で重要です。ですが、1ページ10位までしか表示されない為、競合の激しいキーワードで1ページ目に表示させることは非常に難しいです。

■相手:SEOずっとやってます。
SEOを長い間実践している人であれば、話が早いですね。アウトソーシングなのか、インハウスなのか、個人的に行っているのかわかりませんが、SEOの重要性を理解した上で行っていると考えられます。成果報酬型のSEOサービスを提供していますと説明をした上で前述のどのタイプなのかを聞き、話を広げるようにしています。
 
詳細:SEOは、リンクを得る外部対策とサイトの内部対策があり、順位に大きく影響を与える部分が外部対策となっている為、SEO=外部対策という理解する人が多いです。また、外部対策サービスが注目を集めている一方で、検索エンジンのアルゴリズムの進化によって、ペナルティを受けてしまい、検索エンジンのトラフェックを失ってしまう危険性もあります。Googleのウェブマスターガイドラインを理解した上で施策を行う必要があります。
 
■以上
以上のように、同じ質問であっても、ユーザーによって回答の方法が異なります。また、同じステージの人でも、その人の性格によってはわかりにくい、というケースも考えられます。すべての人を満足させることは、不可能なことなのかもしれませんが、情報サイトの場合、SEOの視点だけで考えると、満足させるべき人はリンクを張ってくれる可能性のある人です。いくら多くの人を満足させて、良いコンテンツと思われたとしてもWEBサイトやブログ、ソーシャルネットワーキングサービスを利用していないユーザーであれば、
 
リンクが張られる→有益なコンテンツと判断される→検索順位が上がる
 
というSEOサイクルを達成することができません。対象キーワードに対して、自発的なリンクが発生する様に、リンクを張る人へ向けての記事を書くこと心がける必要があります。
 

2013年1月29日 火曜日

専門家は2人もいらない、共食いを防ぐ為のSEO設計方法

「最近引っ越しを検討しています。神奈川県内で1LDK。家賃は10万円以内に抑えたいのですが。」

検索ユーザーはこのような疑問を抱えて検索エンジンを利用します。

その時にどのページが上位に表示されるのか、それは様々な要因によって決定されるのですが、この質問の回答にふさわしい上位10ページだけが検索上位に表示されます。

いずれにしても、他のページとの争いとなります。ここで、自分のサイト内に回答できるページは2つもいりません。重複しているということです。この回答にふさわしいページは1ページあれば十分です。

では同じようなページはどうすれば良いのか、

「最近引っ越しを検討しています。神奈川県内で1LDK。家賃は10万円以内に抑えたいのですが。インターネットはすぐに使いたいです。」

このように似通っているものの別の回答ページとして使うことで、検索エンジンからの流入数を増やすことができます。

自分のサイトを見直した時に、同じテーマのページがあるかどうかを確認してみてください。もっとロングテールキーワードの最適化をすることができる可能性があります。下記のようにページ数が多くなれば非常に手間のかかる作業ですが、エクセルなどで各ページのSEO戦略を立ててみましょう。
 
ダメな例×

URL キーワード タイトルタグ(サイト内コンテンツはタイトルと一致した内容)
/ 賃貸 賃貸のことならABC賃貸へ
/about1 賃貸 賃貸についての説明①
/about2 賃貸 賃貸についての説明②
/about3 賃貸 賃貸についての説明③



この場合、コンテンツの中身によって、様々なキーワードで上位化できる可能性がありますが、タイトルタグにキーワードを含めていないことでSEOに効果的がないばかりか、上位化していたとしてもクリック率が非常に悪いと予測される結果となっております。また、こういった構成の場合、賃貸で上位化されるページはトップページです。サブページはロングテールのキーワードからの流入も期待できず、もったいないコンテンツとなっています。
 
 
良い例○

URL キーワード タイトルタグ(サイト内コンテンツはタイトルと一致した内容)
/ 賃貸 賃貸のことならABC賃貸へ
/kanagawa 神奈川 賃貸 神奈川賃貸のことならABC賃貸へ
/kanagawa_1ldk 神奈川 1LDK 賃貸 神奈川で1LDKの賃貸をお探しなら
/search 賃貸 検索 賃貸物件を簡単検索できます



こういった形でそれぞれがバラバラのキーワードを対象とすることで、ページ同時がぶつかることなく、検索エンジンからの幅広いアクセスが期待できます。但し、コンテンツは作りこむ必要があり、ただタイトルタグのみの変更では、重複コンテンツとしてペナルティになってしまったり、結局上位化することができない可能性があります。
 
すべてのページに対象キーワードを割り当てないといけないということではありません。問い合わせページや会社概要ページなどは、特定のキーワードで上位表示を目指す必要のないコンテンツです。もし、力を入れてコンテンツ作成をしたにもかかわらず、埋もれてしまっているサイトがあれば掘り起こしてみてください。
 

2013年1月28日 月曜日

インフルエンザのウェブ検索動向から予防時期を考える

最近インフルエンザが流行しているそうです。社内でもインフルエンザになってしまった人がいるので、予防を意識しないといけないのですが、インフルエンザって一体いつ流行するものなんでしょうか。気になったので調べることにしました。
 
Googleトレンドで検索動向を調べてみた結果が以下となります。ついでにノロウィルスやマイコプラズマ肺炎、O157と花粉症も調べてみました。若干の誤差はあるものの、花粉症以外はどれも11月初旬から1月末程度までが流行時期のようです。
 
人気度の動向

地域差に関してですが、ノロウィルスに関しては、東日本全域と西日本では瀬戸内海側で検索ボリュームが増加しており、O157に関しては北海道で増加している傾向が見られました。その他に関しては大きな地域差は見られませんでした。
 
ノロウィルスの地域別人気度

O157の地域別人気度

検索ボリュームが増加しているということは興味関心があるということで、身近でそういった症状でお悩みの方が多いという可能性が考えられますが、一概に被害が多いとは結び付かないと思います。単純に意識が強い地域という可能性も考えられますので、あくまで参考として予防に心がけてください。
 

2013年1月24日 木曜日

最高のキーワード選定は上位化率をアップさせSEOを成功へ導く

※この記事はBloggerで公開しておりましたが、当ブログと統合しました。

■キーワード選定を制するものはSEOを制する

上位化させるキーワードを安易に決めてしまった人は今すぐ見直しをする必要があります。なぜなら、それほど重要で、今後のサイト運営を大きく左右してしまうものだからです。最高のキーワード選定を行うことで、以下のようなメリットがあります。

1.狙ったキーワードで上位化しやすくなる。
2.上位化した時に売上げが上がる確率が高くなる。

また、最高のキーワード選定を行うには、最高のURL選定も同時に行う必要があります。どのキーワードでどのページにユーザーを集めることが最も成約に繋がるかを知っておくことが大事です。では、実際にどうやってキーワードを決定するのか、それは、

リスティング広告に出稿するということです。

「なんだ、リスティング広告なんてやってるし、効果的なキーワードなんて大体わかってる」という方、次の質問に答えられますか?答えられない方はもう一度データを洗い出す必要があります。

・現在のキーワードで上位化した場合、売上はどの程度増加するかわかりますか?
・SEO業者に依頼する場合、自分でSEOをする場合、いくらまでならお金をかけれますか?

SEO対策を行う会社様で、対策費用の分岐点を把握していない方はまだまだ多いのが現状です。順位によるクリック数の違いや業界動向によって、想定数字は大きく異なるケースもあります。但し、実際に少しのデータを取ることで、未然に失敗を防げるケースはあります。少ない金額での実施でも、ある程度のデータは取れますので是非テストしてみて下さい。

■リスティング広告でキーワード選定を行う手順

1.キーワードツールで関連するキーワードを洗い出す
キーワードツールを使って、自社のビジネスに関連するキーワードとボリュームを洗い出しましょう。完全一致を選択することを忘れずに。数値はローカルの方をみましょう。

例えば月間検索ボリューム1000の場合、クリック率は順位やタイトルによって異なりますが、上位化した場合、おおよそ1%-10%程度とします。ということは10から100程度のアクセスがGoogleからは月間でやってくるということです。

Yahoo!の数字も想定して、月間の成約数はよくても10はいかないというイメージですかね。悪ければ1件も成約しないということもあるかもしれません。まずこの段階で、イメージと大幅に誤差があれば、そのSEO対策の実施を見合わせた方がよいかもしれません。

2.リスティング広告のアカウントを開設&設定をする
通常リスティング広告を出稿する際は完全一致や部分一致などを駆使して運用しますが、今回はデータを取ることが目的ですので、完全一致のみでの実施を行います。

先ほどのキーワードツールの想定で、とりあえず試してみる価値があるキーワードのみ実施します。もちろんリスティング広告でも費用対効果が合えば続けたいという場合は、ボリュームの少ないキーワードもしっかりと拾っていくようなアカウント設計をして下さい。

3.アナリティクスでコンバージョンを設定する
なかなか成約しずらいビジネスの場合、または調査といえどもあまり予算を割きたくない場合は、Googleアナリティクスを見て、キーワード選定の参考にすることも可能です。信用度の強い指標ではないですが、直帰率やサイト滞在時間などを参考にしてください。もちろんコンバージョンの設定も必ず行うようにして下さい。これでユーザーの有料と自然キーワード別コンバージョンデータを取得することが可能です。

4.リスティング広告のコンバージョンタグを設置する
Yahoo!スポンサードサーチ、Googleアドワーズ共にコンバージョン設定することができます。管理画面からタグを発行することが出来ますので、サンクスページ(お問い合わせありがとうございましたページ)に発行されるタグを埋め込むようにしましょう。そうすることで、リスティング広告のキーワード別コンバージョンデータを取得することができます。※アナリティクスでも取得することが出来ますが、リスティングの管理画面と連動するので、リスティングのキーワードを見る場合はこちらの設定をしておく必要があります。

5.リスティング広告の運用開始
最初の段階である程度キーワードの絞り込みも行っている場合は、一つ一つのキーワードに対して、細かいデータを見ていくことも可能かと思います。キーワードによって、または掲載位置によって大きく成約率が異なりますので、高い順位・低い順位でのコンバージョン率をそれぞれ見る為に、一定期間ごとにクリック単価を調整してみて下さい。

広告費の上限設定をしている場合、十分なインプレッションが発生せず、正確なデータが取得できない可能性がありますので、広告は必ず1日中配信されるような単価設定にしておきましょう。広告費があまりにもかさんでしまう場合はデータを取得する期間を短くするなど工夫してみて下さい。

6.キーワード選定
月間のデータが溜まったら、通常リスティング広告の運用の場合は、どのキーワードが悪い、良いという判断をして改善しますが、今回はキーワード選定が目的ですので、上位化までにどれくらいの予算に収めれば損益分岐点をクリアできるかという部分に注目します。

例)1成約粗利5,000円の商品の場合
Yahoo!スポンサードサーチとGoogleアドワーズに出稿していたデータの合算

Aキーワード 1000アクセス 50成約 粗利250,000円
Bキーワード  500アクセス 20成約 粗利100,000円
Cキーワード  100アクセス 10成約 粗利 50,000円

上記のような結果がでました。一番注目すべきは粗利部分です。こちらが各キーワードにおける、
使用できる月額料金の上限値となります。

対象URLが2つ以上ある場合は再度別URLでテストしてどちらの成約数が多いかデータを取りましょう。コンバージョン率を改善できれば、さらにコストをかけることも可能になる可能性があります。
先ほどもお伝えしましたが、掲載順位ごとのデータも取得できればさらに良いです。

これである程度の目安がつきました。粗利の金額を考えながら、広告費としてSEO対策にいくらかければよいか判断して下さい。

SEOのランニングコストが必要であれば、かならず粗利より低い金額に押さえないといけませんが、サテライトサイトなどを自社で構築して対策していく場合は投資と考えて対策してくことも考えていきましょう。

さらにサイト内容の変更などを行い、コンバージョン率の改善を行っていくことによって、最高のキーワード選定も改善され、SEO対策にかけられるコストも高くなります。

2013年1月19日 土曜日

アフィリエイトサイトのSEOを攻略する、ブリッジページからの脱出

上位化されては消えていくアフィリエイトサイト。特に収益性の高いキーワードは安定して上位化しているサイトは数少ない状況です。どうすればユーザーに有益なサイトとして長く上位に君臨することができるのか考えてみました。まず、こちらがグーグルアドワーズの公式ブログ「ブリッジページについて」です。
http://adwords-ja.blogspot.jp/2012/05/blog-post.html
 
ブリッジページとは、ただアフィリエイトサイトなどに誘導する為だけに作られたサイトで、そのサイト自体に有益な価値のないサイトのことです。こういったサイトはグーグルアドワーズで広告出稿することはできません。
 
検索エンジンが有料広告でも掲載させたくないと考えているということは、自然検索でもこういったサイトを排除したいと考えているはずです。検索エンジンはユーザーの利便性を常に考えているということですね。では具体的にどうすればよいのでしょうか。Googleは次のような例を示しています。
 
・絞り込み検索機能
・並び替え比較機能
・一括資料請求機能
 
つまり、目的のサイトへ行く前に参考となる情報を提供することができるかどうかがポイントとなります。ツールや情報を掲載するにしてもコンバージョンする上で参考になったと思ってもらえるかどうかです。アフィリエイトサイトはどうしてもユーザーの利便性よりも本サイトへの誘導へと力を入れてしまいがちです。ただ、それが検索順位にも悪影響を与える可能性があるかもしれません。
 
アフィリエイト向けのキーワード検索が今後なくなることはありませんし、検索エンジンがアフィリエイトサイト自体を嫌っている訳ではないと思います。ただ、不必要なサイトを排除したいという意図が感じられます。
 
トップページにランキングがどーんと掲載されているサイトは危険度が高いかもしれません。Yahoo!リスティング広告では、アフィリエイトのランキングサイトは許可されません。順位に根拠がない為です。比較サイトであれば特に問題なく掲載可能です。
 
リスティングとSEOのガイドラインはまったく関係がないかもしれません。ただ、検索エンジンの目的は変わらないと思いますので、一度リスティング広告のガイドラインに目を通してみてはいかがですか。