検索クエリによる、多様性アルゴリズムの違い

検索クエリというものは奥が深く、キーワード選定において、その本来の目的を理解することは非常に重要です。通販、料金、地域名を複合キーワードとして入れておけば、ボリュームも多いし無難だろうという判断は的外れになってしまっている可能性があります。

Googleは、検索結果に多様性をもたせるアルゴリズムに力を入れているようです。多様性とは、例えば、「さくら」と検索した際に、「花の名前、サーバー会社、タレント名、やらせの意味」など様々な検索結果を表示させるということです。

ここで注目してほしいのは、すべての検索クエリで導入することに意味はないということです。(Googleの発表などは詳しくみていませんので正確なことはわかりませんが)ユーザーの目的がはっきりしている検索クエリでは多様性を持たせるメリットはありません。

ではどういったキーワードが基準となっているのでしょうか。答えは単純ではありません、例えば、「自転車」というキーワードを入力したユーザーは何を求めていると感じるでしょう。おそらく自転車を購入したいというユーザーが大半を占めると思います。次に電車と検索するユーザーは、何を求めているでしょう。この場合、大半は時刻表です。

自転車と電車、同じような言葉なのに、ユーザーの目的はまったく異なります。さらに、これは2013年現在の検索結果だからこそ、このようなニーズとなります。50年後、自転車がまったく使われなくなれば、馬車のように過去を懐かしく思うユーザーが画像を見たい、観光地でまだ乗れるところはないか、というような意図で検索するだろうと予測することができます。おそらくこういった状態になれば、多様性アルゴリズムが必要となります。

多様性はユーザーのニーズが分散してしまえば、より必要となる可能性が高くなります。検索クエリに対してではなく、ユーザーのニーズによって変化を加えるアルゴリズムということになります。まだ実現はできていませんが、時間や曜日、季節によって、検索結果が変動する時代はいつ来るのでしょうか。

 


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