2014年5月5日 月曜日

関連性とランキングの分離について

検索エンジンがキーワードとページの“関連性”を算出する方法と、検索順位との関係
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2014/01/06/16692

記事の内容は難しいですが、重要だと感じたのは、

「関連性とランキングの分離」

という箇所です。yahoo.co.jpのサイトには、最上部に「ホームページに設定する」というキーワードが含まれています。被リンクは相当数獲得しているヤフーのサイトですが、このキーワードで検索してもヤフーのトップページは検索結果には出現しません。これは、「関連性とランキングの分離」によるものでしょう。

関連性は、そのキーワードで表示する資格があるかどうかを判断し、ランキングに関しては被リンクで判断するというイメージでしょうか。ですので、サイト内の各ページでは重複しないようにキーワードの割り当てを行う必要があります。サイト内のページで競争が起きないよう工夫をする必要があるということです。

サイトのジャンルは通常1つであることが多い為、関連性の高いキーワードが重なる可能性もありますので、割り当てが必要ないケースもあります。最低限表示する資格を獲得できるように、対象ページのテーマと、対象キーワードを一致させておくことが重要です。

Googleが求めている関連性とは、ユーザーにとって有益であるかどうかです。単語・テキストレベルで関連性を求めると、SEO業者やサイト運営者目線になりがちです。ユーザーが関連性があると思えば、被リンクも増加し、自然と評価されるリンクとなります。

また、関連性は常に変化していきます。例えば、「A」という歌手が「B」というスポーツ選手と結婚してニュースに取り上げられたとすると、「A」に関するコンテンツのほかに、ユーザーは今までまったく関連性のなかった「B」に関する情報を求めるでしょう。一見SEO的には関連性がないと判断されそうな場合でもユーザー目線で考えた場合、関連性があり有益なコンテンツとなる可能性があります。

1987年の流行語である「鉄人」というキーワードは広島東洋カープの衣笠選手のことですが、キーワードプランナーで検索をかけて、関連性の順番にソートしてみると、1位に表示されるのは「カラオケの鉄人」です。ちなみに「鉄人衣笠」は21番目に出てきます。試しに「鉄人」と検索してみると、カラオケの鉄人が4位に表示され、鉄人衣笠に関するコンテンツは全然出てきません。

最終的に何がいいたいかと言うと、ここから鉄人衣笠の素晴らしさを3,000文字ぐらい語る記事にしたとしても「鉄人」というキーワードで上位に上がる可能性が低いということは悲しいということです。

2013年9月10日 火曜日

アフィリエイトサイトに対するスパムフィルタを検証

アフィリエイトサイトは検索エンジンで上位化しにくいと言われます。その原因は何なのでしょうか。アフィリエイトタグ?コンテンツの薄さ?自然な被リンクが少ない?いろいろと予想できます。アフィリエイトタグは有り、なしに関わらず、上位化しているサイトもあればしていないサイトもあります。コンテンツに関しても十分な情報量と質を確保しているサイトでも下落している例があります。自然な被リンクが一番気になる部分ではありますが、自分の経験からすると、すべて人工リンクの場合でも、アフィリエイトサイトとその他のジャンルには差があるような気がします。最終的に考えた結論は、ジャンルによるスパムフィルタの違いです。実際に実験した内容を記します。

対策内容の前提として、すべてのドメインが新規ドメインで対策は人工リンクのみ。ページ数は1サイト10ページです。1ページ当たりのテキスト量は400-800文字ですべてオリジナルテキスト。テンプレートはジャンルごとにすべて同じです(全5種類オリジナル)。サイト内から外部リンクは一切貼っておりませんでした。人工リンクの詳細は詳しく申し上げませんが、対策は平等に行っております。対象キーワードは2ワードの複合キーワードで競合性の強いワードを選びました。

■アフィリエイトサイトのジャンル
SEOに詳しい人にアフィリエイトサイトが多いキーワードか、それとも少ないキーワードかという質問をした時に、8割ぐらいの人がアフィリエイトサイトが多いと言いそうなキーワード
・ドメイン数は1ジャンル20ドメイン。Aグループとします。

■通常サイトのジャンル
ほとんどアフィリエイトサイトが存在しないようなジャンル。
・ドメイン数は4ジャンル80ドメイン。ジャンルごとにB~Eグループとします。
※実験目的だけではなかったで数字に偏りがあります。

結果は以下のような形となりました。
Aグループ 0%が上位化
Bグループ 40%が10位以内
Cグループ 60%が10位以内
Dグループ 45%が10位以内
Eグループ 50%が10位以内

実際の1つ1つの順位を見てもらえれば、さらにわかりやすい偏りになっていることがわかって頂けるかと思いますが、Aグループの20個の内、300位以内に入っているドメイン数が2つだけという結果です。ドメインは元々ペナルティを受けていたということはなく、ドメイン名も規則性なくバラバラに付けました。

順位の推移も説明するならば、一旦上位化して急落というのが半数です。急落せずに順位を維持できていたならば、他のグループと同様の順位結果になっていただろうと思います。各グループ共に同様の対策を行っていましたので、この急落の原因がジャンル以外に考えずらいという結果になりました。

検証ジャンルが1つなので、正確なデータとしては弱いかもしれませんが、一つの参考事例として考えて頂ければと思います。

2013年7月15日 月曜日

SEOは仮説と検証と分析の繰り返し

前回、AKB総選挙の3連単予想が見事に当たったので、引き続き統計に関する内容を書きたいと思います。SEOは相対的なものですので、どれだけ正しいSEOを行ったとしても、必ず順位が上がるという訳ではありません。受験勉強と同じで限られた枠をライバルと競い合う訳ですので、努力が報われないことも多々あります。

大きな順位変動が起こった時、全体的に順位の上昇があったら、今行っている施策が正しいと判断してしまいがちですが、必ずしもそうとは言えません。必要な対策は強化し、必要でない項目は省かなければいけません。もちろんお客様は検索順位を上げ、見込みのあるアクセスを集めることを目的としていますので、仕事として目的を達成することができています。ただ、それはSEOの施策とはまったく別ものだということです。

わかりやすく説明する為に検索順位は点数順に並ぶという前提で話をしてみます。例えば、以下のような状況であるとします。

1位(サイトA)100点
2位(サイトB)90点
3位(サイトC)97点
4位(サイトD)96点※対策サイト
5位(サイトE)95点

順位変動後

1位(サイトA)100点
2位(サイトB)90点
3位(サイトD)95点※対策サイト
4位(サイトC)90点
5位(サイトE)85点

対策が誤っていたとしてもこういう状態になることもあります。一方大幅な点数の上昇があったとしても、順位が逆に下がってしまうケースも存在します。お客様としては、試合に勝つことが目的ですが、対策内容に関しては、勝負に勝つ施策を行わなければならないということですね。

具体的にどういう方法で対策を行っていくのか、これは施策の内容によって異なります。前回の記事でもお話した通り、サンプルとなるデータの母集団を正しく選ぶ必要があります。対策内容を細分化して一つ一つの施策内容を検証していかなければならないということです。

仮に、仮定として重複コンテンツの意図するものと、意図しないもので順位に与える影響はあるのかどうか検証を行う場合、重複コンテンツの対策を強化項目として内部対策を行い、母集団を意図するもの、意図しないもの、重複内容などにグループ分けして傾向を観察します。

重複コンテンツはペナルティの要因となる項目ですので、現状で100位以下のみを集めて検証するというようなことが必要になるかもしれません。

意図しない重複コンテンツがペナルティを与える可能性が一切ないようであれば、お客様にわざわざ修正してもらう必要もありません。

修正を指示する必要がないということは、無駄が省けることでお互いの作業工数が減少し、キーワードの月額料金も下げることができます。今まで以上にお客様の利益に貢献することができるようになります。

Googleがウェブマスター向けに公開している情報は以前よりも多くなってきており、正しい施策を行いやすい環境が整いつつあります。ですが、ウェブサイトの構造もWEBの進化に伴い、単純ではなくなってきております。

公式発表があったとしても、検索エンジン側で対応できていないケース、いつから導入されたのかわからないケース、不透明な施策は、自らで検証するしかありません。対策内容も時間と共に古くなり、継続した観測も必要となります。

昔は上位化しているサイトのバックリンクをチェックすることが日課になっておりましたが、今ではほとんど意味のないものになってしまっています。筒抜けだった対策内容は見えないものとなり、地道な仮説と検証がSEOを行うものにとって今後も必要なことだと感じております。

2013年6月8日 土曜日

2013年 第5回 AKB48選抜総選挙予想とSEO戦略の決定

本日はAKB48の総選挙の日だそうで、昨日は社内で予想大会がはじまっておりました。様々なデータを照らし合わせ分析し、本気です。前回の1位は、2位に36,263票差を付けた大島優子だそうです。じゃあ今回も大島優子が本命という選び方は単純すぎますね。

過去のデータを洗い出してみたところ、前々回1位は前田敦子の139,892票です。2位は大島優子122,843票。前回は前田敦子の票が他に流れた、また全体の投票数が上がっているのにもかかわらず、1位大島優子108,837票となっております。順位は上がっているけれど、票数は減ってしまっているということです。

全体の投票率とシェアの伸び率をエクセルで計算し、その他の要因を加味して考えた結果、予想の順位は以下となりました。

【1位】指原莉乃
【2位】大島優子
【3位】渡辺麻友
当たるかどうかはわかりません。で、全然関係ないんですが、何がいいたいのかというと、母集団を間違えると、正しい統計がでなくなるということです。AKB48のお話はここまでとなりますので、SEOにも興味がある方は続きをどうぞ。

 

ペンギンアップデートが先月末頃に実施され、弊社の全クライアント様の上位化率が10%上昇しました。これは事実ですが、じゃあ申込みしたいと思うお客様はちょっと待ってください。

上位化率10%とはどういうことを基準にしているか不透明です。順位が1つでも上がったらカウントしているのか、10位以内に入ったサイトか、成果達成順位が基準となっているのかわかりません。

それ以外にも新規の案件は含めていないのかもしれません。その場合はどれくらいの期間を新規と定めているのでしょうか。また、期間の定めがない場合、順位下落に対して、解約のお客様が急増して、結果的に上位に残っている案件が多くなり、上位化率が上昇したのかもしれません。

ちなみに弊社でのカウントは、アップデートの次の日に測定、測定サイトは新規・既存の全案件です。10位以内に入ったサイトの割合で測定しています。

公平に伝えるとするならば、実際には次の日に5%程度順位が戻り、やや上がったという結果です。また、上位化が簡単なキーワードが多い可能性もありますし、ペナルティを受けている案件など、上位化が困難な場合には、なるべく事前にお伝えし、改善をお願いしているという点が原因かもしれません。

上位化率という数値は、SEO業者を選ぶ上であまり意味のない数値です。お客様の一番の目的は利益です。利益を上げる為には、なるべく安い費用で対策を行い、多くのアクセスを集めることが必要となります。

では、1位表示率が高くて、1番安い業者選んだ方がいいという結論になりそうですが、利益は継続していかなければいけません。順位の継続も重要となり、安定して順位上昇が見込めるかという点も大きな基準となります。

また、すでに多くのアクセスが検索から来ている場合には、ペナルティを受けた場合のリスクも考えておく必要があります。倫理的な部分に関しては触れませんが、安全な手法、リスクのある手法それぞれで良い面、悪い面があります。

どういう戦略が適切か、外部対策か内部対策か、弊社ではどちらも対応可能ですので、わからない方は是非一度お問い合わせ下さい。

2013年3月21日 木曜日

キーワードツールよりも正確に検索ボリュームを知る方法

キーワードツールの数字は、ビッグキーワードでもたまに表示されない場合があり、以前よりもマシにはなったものの、正確性に欠ける場合があります。Googleトレンドとキーワードツールで「パズドラ」と検索をかけてみると、Googleトレンドの方が上昇し始めたデータが3か月程多いので、キーワードツールのデータ反映が遅い為、ズレてしまっているという可能性はあります。ですが、「車」の完全一致のボリュームが「-」になっている現象を見ると、明らかにおかしいと言わざるを得ません。

どうすれば正確なキーワードボリュームを知ることができるのか、それは、Googleアドワーズに出稿して、完全一致で入札することです。インプレッション数を参考にすれば正確なデータを知ることができます。予算が尽きてしまったり、クリック単価を低くしてしまうと、ボリュームが少なくなってしまうので注意が必要です。また、対象をGoogleのみに設定しておく必要もあります。費用はかければかけるほど、信頼性の高いデータとなりますが、1日でも丸々出稿していれば、イメージを掴むことができます。

出稿する地域を分ければ、地域ごとの検索ボリュームまで調べることができます。また、時間ごとのキーワードボリュームも知ることができます。アドワーズのインプレッションなんてあてにならない、と言われてしまえばそれまでですが、個人的にはアドワーズの数字はかなり信用できるデータだと思います。費用がかかる為、膨大なキーワードを調べるといった、手軽な使い方はできませんが、キーワードツールで数字が出てこなかったり、どうしても事前に正確な数値を知っておきたいという方は、テストマーケティングのつもりで試してみてはいかがですか。

2013年2月7日 木曜日

301リダイレクトで評価が移らない原因

301リダイレクトで引っ越ししたけれど、評価が移らないケースがあります。ペナルティ解除を目的としたリダイレクトではないけれど、移転前と同等の評価を受けるのに時間がかかってしまったり、評価が一切されていないという場合です。そのようなサイトを調べてみると、以下のような2つのパターンに分かれる傾向にありました。
 
【被リンクの獲得が話題型】

一時期話題になったけれども、もうすでに古い情報になっていたり、今はすでに被リンクを受けにくくなっているコンテンツ。上位化させることは、ユーザーにとって有益ではない為、評価を引き継ぐには、移転後継続した被リンクを獲得する必要があるのかもしれません。
 
 
 
【被リンクの獲得が不変型】

一時的に話題を集めるようなコンテンツではない為、移転後も継続した被リンクを獲得しているようなページ。継続して被リンクを集めているということは、今もユーザーに有益なコンテンツである為、評価を引き継ぐ可能性がある。
 
今まで301リダイレクトをした経験はせいぜい数十サイト程度です。少ないデータでの傾向ですので、あてにならない可能性はありますが、一つの参考として認識して頂ければと思います。
 

2013年2月6日 水曜日

パンダアップデートの真意を考える

サイト内に低品質なページが存在する場合、ランキングに影響を与えることがあります。低品質なウェブページとはどのようなページなのか、Googleウェブマスター向け公式ブログの記事で具体的な例が挙げられています。
http://googlewebmastercentral-ja.blogspot.jp/2012/09/more-guidance-on-building-high-quality.html

パンダアップデートは低品質なページの順位を下げるアルゴリズムです。むやみに記事を増やし、インデックス数を増やすことを目的とした場合に、サイト自体の評価が下がるということです。但し、ロボットがどういった基準で低品質であるということができるのでしょうか。項目の中には下記のような一文があります。

あなたはこの記事に書かれている情報を信頼するか?

もちろんこのようなアルゴリズムを作ることは非常に難しいです。なぜなら、信用するという人もいれば、信用しないという人もいるからです。記事の内容を見ただけでは、ロボットには判断することはできません。

以前googleの内部文書が流出しました。人間が品質をチェックするというマニュアルです。一部の人が言いました、Googleの検索エンジンは最終的に人間の目で見られているからどうしようもない。そんなはずはないと思います。日々新しいキーワードが生まれている中、一つ一つのキーワードを目でチェックして品質管理をするという方法は非常に危険です。

世界中に多くの人間が必要となり、その人間に対して絶大な信用が必要となり、今SEOスパムを排除することができたとしても、将来的拡大していくと予想できるウェブサイトを評価する上で危険とコストだけが増大することになるからです。人間の品質管理が行われていたとしても、あくまで新しいアルゴリズムが適切であったか、そうでなかったかの判断に使われる程度で、実際の検索アルゴリズムには導入されていることはないと予想しております。

では、何を基準として低品質だというのでしょうか。被リンクに関する情報を基準としていると判断するのが一番妥当な線ではないでしょうか。もちろんリンクといってもスパムフィルタはあると思いますので、ナチュラルなリンクで、どのようなリンクが、どのようなタイミングで、どのぐらい継続して得られているか。こういったことを指標とすれば、ロボットにも低品質かそうでないかを判断することができそうです。

ここで疑問があります。冒頭の文章です。『サイト内に低品質なページが存在する場合、ランキングに影響を与えることがあります』低品質なページを、被リンクが得られないページと仮定した時に、問い合わせページや、会社概要ページは、低品質となるのかどうかという点です。もちろん、/contact、/company のようなURLには、通常被リンクが得られないことは予想できます。ですが、1.html、2.htmlのような構造をしていて、1.htmlが問い合わせフォームである可能性も十分に考えられます。

わかりやすい事例で説明しましたが、その他にもコンテンツとして必要であるけれども、リンクをもらうことができにくいページというものは存在すると思います。であるなら、それは不完全である可能性が高いということになります。必要であるけれどリンクをもらいにくいページを排除する必要が出てくることになります。ですので、考えられることとして、低品質なページは、多すぎなければ特に影響を受けることはない、ということであれば、納得できるのではないでしょうか。

サイト内に低品質なページがあれば影響を受ける。ここでもう一つの疑問が出てきます。それは、何を基準にサイトと判断しているのかという点です。ドメインということを基準としているのであれば、例えばライブドアブログの場合、blog.livedoor.jp/exampleというURLとblog.livedoor.jp/example2というURLの運営者は同じになってしまいます。サブドメイン形式であれば、また異なる結果となる可能性がありますが、このようにフォルダ区切りで運営者が異なるケースも存在します。

サイトのトップページというのは、URLで判断することはできません。先ほどのレンタルブログのケースでなくとも、/topというページがトップページとなっているサイトも存在します。YSTの場合、サイトを判断してサイト自体に評価を与えるという印象がありましたが、Googleはサイトという一括りですべてを考えているのではなくて、個々のウェブページに対して、評価を与えています。ですので、低品質なウェブページに対してリンクを張る行為が、サイト内外含めて、悪い影響を及ぼす可能性があると判断できるのではないでしょうか。

ライブドアブログの一部の運営者がスパムを行ってペナルティを受けた場合、それはすべての運営者に影響を及ぼすでしょうか。答えは受けないです。であるならば、本サイトとサブサイトを同一ドメインで独立したサイトとして発信するとします。運営者が同一であるかという判断はできない可能性があります。サブサイトで新しいコンテンツを追加し、もし、被リンクを多く獲得できたなら、本サイトと合体させ、被リンクを獲得することができなければ、本サイトと合体しないというような運営方法をすれば、質の高いコンテンツのみを集めることができるということになり、サイトの質は高くなる一方であると言えます。そんなことをしなくても、被リンクを獲得できないコンテンツは修正して充実させればよいということですが、スパム的な利用方法も考えられるということを意味しています。

そしてGoogleが開始したこと、それはウェブサイトの構造化です。サイト作成者やサイトコンテンツの情報を詳しくマークアップしてもらおうという動きです。もし、これがウェブマスターの間で大きく普及することができれば、サイトという括りを明確にすることができます。サブドメインでもフォルダ区切りであっても、異なる運営者か同一の運営者かどうかを知ることができます。重複コンテンツの問題も少なくなる可能性があります。さらに評価すべきコンテンツはどの部分であるのかを明確にすることができるかもしれません。今後の内部対策において、重要な位置を占めることになる可能性があります。

パンダアップデートの話題とは大きく反れてしまいましたが、何を言いたかったかというと、パンダアップデートによってSEOスパムの入口を塞ぎ、サイト構造化によって、SEOスパムの出口を塞いだ印象を受けました。

2013年2月4日 月曜日

【~天下一SEO大会~】男たちのSEO大会、負けられない戦いが今はじまる

■天下一SEO大会とは

どのビッグキーワードが日本で一番難しいのか?

SEOを志す人であれば一度は考えることです。

また一度はそのキーワードで1位を取ってみたいものです。

大きな夢があるビッグキーワードは数多くありますが、

どのキーワードが一番難しいのか、

その答えが今日決まります。

 

■計測方法
下記の検索演算子を使って勝負を行います。
“キーワード1” OR “キーワード2”

演算子とその他の検索ヘルプ
※いくつかのキーワードのうち 1 つだけを含むページを検索したい場合、語句の間に OR(大文字)を含めます。OR がなければ、検索結果は通常、「両方」のキーワードに一致するページのみが表示されます。

 

■勝敗
1位に表示されるジャンルのキーワードが勝利

 

■出場キーワード
01.アルバイト
02.フレッツ光
03.SEO
04.賃貸
05.ブログ
06.天気
07.FX
08.ゲーム
09.占い
10.転職
11.求人
12.クレジットカード
13.動画
14.ローン
15.レーシック
16.さだまさし

 


ここからは1回戦となります。

まず前提としてご理解頂きたいのが、これで難易度の高いキーワードかどうかを判断することはできない可能性があります。あくまでOR検索をした結果高い表示を出した方がより関連性が高く、質の高いキーワードを得ているのではないかという仮定のもと行っておりますので、その点のご理解をよろしくお願い致します。

では1回戦スタート!


■試合開始

◎第一試合【アルバイト VS フレッツ光】

いずれもかなりのビッグキーワードですね。求人系キーワードはかなり競合が含まれることが予想されますが、フレッツ光はNTT公式があるのでおもしろい勝負になりそうです。NTT公式はまさに強力なホワイトハットSEOの手法で長い間1位に君臨しています。はたして勝負の結果は・・・。

 

 

 

 
フレッツ光の勝利!
1位 NTT東日本フレッツ光公式サイト
2位 バイトルドットコム

NTTやはり強いですね。コンテンツ量は膨大で、自然リンクを獲得しているのが勝因でしょうか。バイトルドットコムがなんとか2位に食い込む結果となりました。

 

 

 

 

 

◎第二試合【SEO VS 賃貸】

SEO大会ということで、なんとかSEOのキーワードには頑張ってほしいところです。対戦相手は競合多数の賃貸です。数あるキーワードの中でも超人気&超ビッグワードと言えるのではないでしょうか。勝負の結果は・・・。

 

 

 

 
賃貸の勝利!
1位 CHINTAI
2位 HOME’S

賃貸圧倒的です。ページ数が膨大であることが特徴的なサイト群がありますので、サイト構造上、SEOには不利な状況だったのでしょうか。次の対戦相手はフレッツ光です。NTTとの勝負が楽しみです。

 

 

 

 

 

◎第三試合【ブログ VS 天気】

ブログというキーワードは抱えるブロガーがそのままページ数となりますので、コンテンツは最強です。自然リンクも膨大な量の獲得ができているのではないでしょうか。一方、天気に関してはアクセス数こそ多いものの、数多くのリンクは期待できません。ただ、トップページから自然にリンクする人はいるかもしれません。勝負の結果は・・・。

 

 

 

 
天気の勝利!
1位 Yahoo!天気・災害
2位 日本気象協会

なんと、天気圧勝です。Yahoo!天気の存在を忘れておりました。続いて天気気象協会となっておりますが、質の高いリンクをもらっていそうなサイトですね。質の勝利といったところでしょうか。

 

 

 

 

 

◎第四試合【FX VS ゲーム】

数多くのアフィリエイターが夢見るFX1位、SEOに関しての能力は抜群です。それに対するゲームですが、個人的にインターネットにはじめて触れたときの目的はゲームです。古くから誰でも利用できるエンターテインメントコンテンツとして存在します。「新」対「古」の勝負と言えるのではないでしょうか。勝負の結果は・・・。

 

 

 

 
FXの勝利!
1位 ザイFX!
2位 gooゲーム

FXの勝利です!新しいコンテンツであっても、それなりの期間と一定の評価があれば影響しないといった所でしょうか。ただい、次はYahoo!との勝負となります。かなりの激戦が予想されます。

 

 

 

 

 

◎第五試合【占い VS 転職】

先ほど求人系キーワードアルバイトがNTTに撃破されてしまうという結果になりましたが、今回の勝負はさらに難易度が高いと言われる転職です。ただし、占いも普遍の人気コンテンツということでなかなかおもしろい勝負が期待できそうです。勝負の結果は・・・。
 

 

 
転職の勝利!
1位 DODA(デューダ)
2位 エンジャパン[en]

転職圧勝!求人系キーワードの実力を見せつけた結果となりました。

 

 

 

 

 

◎第六試合【求人 VS クレジットカード】

次は前試合に引き続き、求人系キーワード「求人」と、金融系キーワードの戦いとなります。どちらも人気キーワードの部類となりますが、クレジットカードはアフィリエイターと公式サイトの2部隊に分かれてSEO対策が強化されているキーワードとなります。なかなか面白い勝負となりそうです。勝負の結果は・・・。

 

 

 

 
求人の勝利!
1位 タウンワーク
2位 価格.com

求人の勝利です。求人系キーワード強い!さらに次の勝負では求人系キーワード同士の戦いとなります。頂点キーワードを決める戦いとなります。

 

 

 

 

 

◎第七試合【動画 VS ローン】

エンタメ系キーワードが弱い印象を受ける今回の大会ですが、動画に関しては別格と言えるのではないでしょうか。対して金融系キーワードローン。こちらもかなりのビッグキーワードと言えます。勝負の結果は・・・。

 

 

 

 
動画の勝利!
1位 ニコニコ動画
2位 GyaO!ストア

動画の圧勝、Youtubeが参戦してくることが予想されましたが、タイトルタグにキーワードが入っていないことが原因となったのでしょうか。

 

 

 

 

 

◎第八試合【レーシック VS さだまさし】

次はFXに引き続きアフィリエイトキーワードの競合レーシックです。対して今回唯一の指名検索さだまさしの登場です。さだまさしオフィシャルサイトは、インターネットアーカイブで調べてみると、1997年から存在しているサイトです。そこら辺のサイトよりも大先輩です。先輩の勝負の結果は・・・。

 

 

 

 
さだまさしの勝利!
1位 さだまさしオフィシャルサイト
2位 さだまさし – Wikipedia

なんと、先輩の完勝です!!!素晴らしい。指名検索ということも勝利の要因となったのでしょうか。次回はエンタメ王「動画」との戦いとなります。頑張れ!先輩!

 

 

 

 

 


ここからは2回戦となります。
一息ついてCMです。

今回出場しているキーワードの中で弊社が上位化した経験のあるキーワードは4キーワードあります。安価でビッグキーワードの実力がないのではと不安のある方、ビッグキーワードでも弊社へ。

では2回戦スタート!


 

 

 

 

 

◎第九試合【フレッツ光 VS 賃貸】

2回戦一発目はフレッツと賃貸です。実に親和性が高いキーワードですね。普段は仲の良いキーワード同士でも今回は真剣勝負です。新しいライフスタイルのご提案などど言っている場合ではありません。では勝負の結果へ・・・。

 

 

 

 
フレッツ光の勝利!
1位 NTT東日本フレッツ光公式サイト
2位 CHINTAI

NTTはやはり強い!あっさりとベスト4進出を決めてしまいました。公式サイトの強さを見せつけられました。

 

 

 

 

 

◎第十試合【天気 VS FX】

強敵「ブログ」をかわしての2回戦進出を果たした天気ですが、次の相手はアフィリエイトキーワードナンバーワンの実力FXです。なかなか面白い勝負が期待できますが、勝敗の行方は・・・。

 

 

 

 
天気の勝利!
1位 Yahoo!天気・災害
2位 日本気象協会

なんと、天気が圧倒的な勝利です。Yahoo!ブランドの力かと思いましたが、2位、3位とも天気キーワードとなりました。意外にも強力なリンクを獲得しているということでしょうか。

 

 

 

 

 

◎第十一試合【転職 VS 求人】
求人キーワードの頂上決戦が始まります。アルバイトの初戦敗退により、この2つのキーワードで頂点キーワードを決めることになりました。いずれも難易度の高いことで有名ですが、勝負の結果は・・・。

 

 

 

 
転職の勝利!
1位 DODA(デューダ)
2位 タウンワーク

転職の勝利です!クレジットカードを破った求人でしたが、強敵転職に敗れました。

 

 

 

 

 

◎第十二試合【動画 VS さだまさし】

俺たちの希望、俺たちのさだまさしの登場です。レーシックを破るという金星を挙げたさだまさしですが、次の相手はエンタメ王動画です。これはかなりの苦戦が強いられることが予想されます。勝負の結果は・・・。

 

 

 

 
さだまさしの勝利!!!
1位 さだまさしオフィシャルサイト
2位 さだまさし – Wikipedia

やりました!これは快挙です!もしかすると、初代SEO大会王者も見えてきました!ベスト4見事に進出!

 

 

 

 

 


ここからは3回戦となります。
一息ついてコラムです。

こんな記事を書いて仕事をきちんとやっているのかと思っていらっしゃるクライアント様へ。時間外にやっておりますので、ご安心ください。上位化させるために必要な研究となっておりますのでご理解の程よろしくお願い致します。

では3回戦スタート!


 

 

 

 

 

◎第十三試合【フレッツ光 VS 天気】
かつては国営であったNTT。wikipediaで調べてみると売上高連結10兆3050億300万円とその規模はすさまじいものがあります。1億ください。では勝負です・・・。

 

 

 

 
天気の勝利!
1位 Yahoo!天気・災害
2位 NTT東日本フレッツ光公式サイト

天気の勝利となりました。これは以外ですね、被リンクの調査や検証は、また改めて行いたいと思います。

 

 

 

 

 

◎第十四試合【転職 VS さだまさし】

長崎県長崎市出身のシンガーソングライター。ファンとスタッフの間では「まっさん」の愛称で親しまれているそうです。準決勝の相手にふさわしい転職と今決着の時です・・・。

 

 

 

 
転職の勝利!
1位 DODA(デューダ)
2位 エンジャパン[en]

いやーーーー!ついに敗退してしまいました。ですが、ここまで指名検索のすさまじい力を見せつけられました。ありがとうまっさん。

 

 

 

 

 


次はついに最終決戦です。
一息ついて記事の作成に至った経緯です。

常日頃から究極のモチベーションを持つようにと社内で話しております。営業マンであるならば、朝起きて、まずすべきことは見積りのチェック、トイレでギターを弾くジミヘンドリックスのように、ノートパソコンを持って見積りが来ていないかを確認したくなるように高いモチベーションを持つことが重要だと話しております。その秘訣として仕事を楽しむことが重要だと感じております。ですが、営業マンにはまったく共感を得られておりません。

では最終決戦スタート!


 

 

 

 

 

◎第十五試合【天気 VS 転職】

ここまで非常に長い戦いでした。見てくださる方もありがとうございました。日本で一番難易度の高い真のビッグキーワードは一体何なのか、本日決定致します。では勝負の結果です!

 

 

 

 
転職の勝利!
1位 DODA(デューダ)
2位 Yahoo!天気・災害

日本で一番難しいビッグキーワードは「転職」という結果になりました。今後転職というキーワードの見積り依頼が来たときは、日本で一番難しいキーワードですからねー。と言うようにしてください。ではまた次回があるかどうかはわかりませんが、ありがとうございました。

 

 

 

2013年2月2日 土曜日

検索エンジンからの被リンクコンバージョン率を考える

最近ブログを更新しはじめて、改めてSEOについて考えることが多くなりました。Googleが上位に表示させたいページになるにはどうすればよいかということばかり考えております。先ほど一つの考えが浮かんだのでブログに投稿します。被リンクコンバージョン率を見ることで、その検索クエリに対して、ユーザーが有益だと判断したことがわかるのではないかと思いました。被リンクコンバージョン率とは、訪問者に対して、どれくらいの率でリンクが張られたかということです。
 
Googleが保有する情報は検索ボリューム、クリック数、クリック率などです。サイトに訪問してからの情報に関しては知ることができません。サイトに訪れたユーザーがすぐに購入したのか、長い時間閲覧したにも関わらず離脱してしまったのか。アナリティクスの情報を参考にしたり、戻るボタンで再びgoogleに戻ってきた場合には状況を把握することができますが、正確なデータが取れる方法ではありません。
 
被リンク数に関しては、わかりますので、クリック数に対してどれくらいのリンクが増加するかということが分かります。参考とする数値は「率」です。上位に表示されているサイトの方がもちろん率が高いことがわかります。ですが、少ないクリック数であっても、被リンクコンバージョン率の高いサイトを表示させる方が有益だと言えるのではないでしょうか。
 
例えば、2010年オリンピックに関する記事を書いたとします。その記事は当時多くの人気を集め、継続した被リンクを獲得しました。そのページはオリンピックと検索した時に1位に表示されていました。しかし、時間と共にクリック数に対しての被リンクコンバージョン率が低くなってきました。理由は単純です。情報が古くなってしまいリンクする価値がなくなったからです。当然2012年のオリンピックの記事が現れ、多くの人気を集めました。被リンクコンバージョンはどんどん増加していき順位が入れ替わることとなりました。
 
被リンクコンバージョン率を考慮することで、年代ごとの注目度は考慮されません。例えば、「神様、仏様、稲尾様」で有名な稲尾和久で説明すると、78試合42勝という状況は、もはや今の日本プロ野球では永久に越せない記録となっております。ということは、今後検索エンジンが存在する限り、「最多勝利投手」という検索クエリは稲尾和久のもとなってしまうということです。それは非常にまずいですね。また、こういった現象はスポーツでは顕著ですが、どんな検索ワードにも当てはまるものです。
 
そのページが有益か有益ではないのか、ロボットには判断することができません。人間は有益だと感じる人もいれば、有益だと言えない人もいます。例えば「UFOは存在する」こういうwebページに対して、嘘だという人もいれば、いるに違いないと判断する人もいる訳です。ではロボットは何をもってして有益だと判断するのか。それは内部のテキストではありません。正しい構造のWEBサイトでもありません。優れたデザインでもありません。「リンク」です。支持している人がいるかどうかです。もちろんそれ以外必要ないと言っているわけではありません。ロボットが順位決定づける中で大きく指標としているのが「リンク」ということです。
 
話を戻します。被リンクコンバージョン率には問題があります。検索エンジンはすべてのトラフィックを把握していないということです。あくまで検索エンジンの流入からの被リンク率しか測定することができません。ですので、検索エンジン以外に、例えば広告などによって別の流入が多いと、アクセス数が100。増加被リンク200。被リンクコンバージョン率200%のような状況になってしまうということです。
 
ふりだしです。Googleがすべてのトラフィックを把握するようになれば、こういったことも可能かと思いますが、一瞬にして意味のないものになってしまいました。ただ、一部適用させることはできないでしょうか。全体の平均値を算出して、1-10位のサイトでその比率を大きく下回るページの評価を下げる。これは広告を出稿したもの勝ちということで採用されませんね。
 
次にそもそも有益でないコンテンツは広告を打ったところでリンクは増えないので別に構わない。これはなんとかいけそうな気がしました。ソーシャルの情報も参考にすることで、より数値を信頼性の高いものにすることはできるかと思います。ただ、当初の「率」を参考にすることができない所が非常に残念です。現在重要なコンテンツには新しいリンクが増加していくことを測定することはできそうです。また、重要であるサイトは最低でも○日に一回リンクされるべきだが、半年もまったくリンクが増えない場合には、そのサイトの評価は悪いという判断はできそうです。
 
いずれにしても被リンクが将来に渡って増加し続けるようなコンテンツが、最も有益なコンテンツだと言えるのではないでしょうか。
 

2013年2月1日 金曜日

Googleがウェブページの日付を特定する基準

新しいウェブページを除外して、検索結果を見ていた所、不思議な現象を発見致しました。日付をどんどん過去に遡ってみていると、検索エンジンが存在しない時代の日付も出現するようになってしまいました。下記のような結果です。
 
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1970年とwikipediaで検索してみると、「ソニー10万円を切る電卓を発表」ということで、間違いなくその当時に書かれた記事ではないことがわかります。
 
URLは下記のような形となっていました。http://travel.biglobe.ne.jp/onsen/spot/28011970.html
 
URLの最後が..28011970.htmlといった形になっております。
 
このURL以外にも日付がおかしい状態となっているサイトが複数ありました。Googleは、日付を知る基準としてかなり比重を置いているのではないでしょうか。
 
URLは、wikipediaのように日本語でも使うことがありますが、基本的には英語が主体となっておりますので、日本のウェブサイトはどうしてもURLに対して軽い気持ちを持ってしまいがちです。ですが、Googleは予想以上にURLの文字列を参考とする情報源として扱っているということです。
 
まあ、そんなことを言いつつも、すでにこのブログのURLは数字となっており、URLを見ただけでは、先のコンテンツを予想できる状態になっていないため、URLだけのリンクが張られた時には、ユーザーにとって有益ではない形となっておりますが、簡単に言いますと、めんどくさいので修正の予定はありません。