QDFアルゴリズムの発動対象となるキーワードを調査

QDFアルゴリズムとは、人気のトピックに対して新鮮な記事を一時的に上位表示させるというアルゴリズムです。ブログやニュースサイトが上位に表示されている例をよく見かけますが、実際にどういったキーワードがQDFアルゴリズムの対象となり、上位に表示することができるのでしょうか。ビッグキーワードでも発動されるという事例も見かけますが、発動以前のキーワードボリュームによる変化はあるのか調べてみることにしました。

検索ボリュームの増加により発動対象となり、上位表示される対象ページは、ソーシャルや急激な被リンクなどがシグナルとなる可能性が考えられます。また、古い記事を上位に表示させても仕方がないので、発動条件後、インデックスされたページに限られると思います。ただ、発動条件の幅を広げすぎてしまうと、よく使われるキーワードがQDFアルゴリズムによって、かえってめちゃくちゃになってしまうのではないかと思いました。

結果は以下のようになりました。より具体的なキーワードが対象となる傾向となりましたが、「FP」などは元々よく検索されるキーワードで検索ボリュームも多く、対象とするにはどうかなといったところです。それほど注目度が高かったのでしょうか。

また、「IPS」に関しては対象となっていませんでしたが、最近よくニュースで話題となっているので、発動されてもおかしくないのではないでしょうか。これらのキーワードはYahoo!ニュースのトップに表示されていた記事ですので、言及するブログやニュースが少ないということはないと思います。もしかすると、記事が新しすぎて、ニュースやブログが記事を掲載する前にチェックしてしまったということは考えられると思います。

全体的なイメージとしては、通常の検索ボリュームから急激な伸びを見せたキーワードに対して発動される傾向となりました。ですので、元々ボリュームの多いキーワードは対象となりにくいのかもしれません。ビッグとミドルでキーワード自体の意味合いも異なるケースも多い為、判断が難しいところではありますが、例外もありましたので、さらなる検証を続けていきたいと思います。
 
各キーワードのQDF発動判定

ビッグワード 判定 ミドルワード 判定
IKEA × IKEA 愛知
FP FP検定
AKB × AKB柏木
ダイエット × ダイエット はし置き
iPS × iPS再生医療
シャープ × シャープ 子ども向け
通販サイト × 偽通販サイト
すし × すしダンス
韓国 △別の記事 韓国大統領
春闘 春闘スタート
日銀 × 日銀 否定
牛肉 × 米産牛肉



 


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