専門家は2人もいらない、共食いを防ぐ為のSEO設計方法

「最近引っ越しを検討しています。神奈川県内で1LDK。家賃は10万円以内に抑えたいのですが。」

検索ユーザーはこのような疑問を抱えて検索エンジンを利用します。

その時にどのページが上位に表示されるのか、それは様々な要因によって決定されるのですが、この質問の回答にふさわしい上位10ページだけが検索上位に表示されます。

いずれにしても、他のページとの争いとなります。ここで、自分のサイト内に回答できるページは2つもいりません。重複しているということです。この回答にふさわしいページは1ページあれば十分です。

では同じようなページはどうすれば良いのか、

「最近引っ越しを検討しています。神奈川県内で1LDK。家賃は10万円以内に抑えたいのですが。インターネットはすぐに使いたいです。」

このように似通っているものの別の回答ページとして使うことで、検索エンジンからの流入数を増やすことができます。

自分のサイトを見直した時に、同じテーマのページがあるかどうかを確認してみてください。もっとロングテールキーワードの最適化をすることができる可能性があります。下記のようにページ数が多くなれば非常に手間のかかる作業ですが、エクセルなどで各ページのSEO戦略を立ててみましょう。
 
ダメな例×

URL キーワード タイトルタグ(サイト内コンテンツはタイトルと一致した内容)
/ 賃貸 賃貸のことならABC賃貸へ
/about1 賃貸 賃貸についての説明①
/about2 賃貸 賃貸についての説明②
/about3 賃貸 賃貸についての説明③



この場合、コンテンツの中身によって、様々なキーワードで上位化できる可能性がありますが、タイトルタグにキーワードを含めていないことでSEOに効果的がないばかりか、上位化していたとしてもクリック率が非常に悪いと予測される結果となっております。また、こういった構成の場合、賃貸で上位化されるページはトップページです。サブページはロングテールのキーワードからの流入も期待できず、もったいないコンテンツとなっています。
 
 
良い例○

URL キーワード タイトルタグ(サイト内コンテンツはタイトルと一致した内容)
/ 賃貸 賃貸のことならABC賃貸へ
/kanagawa 神奈川 賃貸 神奈川賃貸のことならABC賃貸へ
/kanagawa_1ldk 神奈川 1LDK 賃貸 神奈川で1LDKの賃貸をお探しなら
/search 賃貸 検索 賃貸物件を簡単検索できます



こういった形でそれぞれがバラバラのキーワードを対象とすることで、ページ同時がぶつかることなく、検索エンジンからの幅広いアクセスが期待できます。但し、コンテンツは作りこむ必要があり、ただタイトルタグのみの変更では、重複コンテンツとしてペナルティになってしまったり、結局上位化することができない可能性があります。
 
すべてのページに対象キーワードを割り当てないといけないということではありません。問い合わせページや会社概要ページなどは、特定のキーワードで上位表示を目指す必要のないコンテンツです。もし、力を入れてコンテンツ作成をしたにもかかわらず、埋もれてしまっているサイトがあれば掘り起こしてみてください。
 


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