サイトに訪れたユーザーを逃さない、直帰率を改善する”11″の方法

直帰率とは、サイトに訪れたユーザーがそのままサイトを閉じてしまう率のことです。直帰率が高いということは、そのページ内で問題が解決できたケース(ビジネスに繋がっている可能性は低い)、或いは目的とするコンテンツがなかったということになります。優れたサイトでも50%以上になってしまうケースが少なくありません。
 
ユーザーの目的とするコンテンツがあったとしても、なんらかの原因で離脱してしまっては非常にもったいない結果となります。下記の項目を参考にして、直帰率を改善してみましょう。
 
1.ユーザーの行動をイメージする
まず、あなたのサイトを訪れたユーザーがどういうページを辿り、最終的にどういう行動をしてほしいかをイメージします。最初にどのページを見てもらいたいか、次にどのページを見てもらいたいか。ユーザーの理想の行動パターンをイメージしてサイトを改善する必要があります。アクセス解析などを見て、理想の行動になっていない場合、導線を綺麗に整備する必要があります。
 
2.ユーザーの探し物を置く
ユーザーはWEBサイトに来る時は常に探し物をしています。その探し物はなんでしょうか。検索エンジンやブックマークなど、あらゆる流入先から来るユーザーが探しているコンテンツをファーストビューには必ず用意するようにしてください。もし用意できなかった場合でも、その方法を示すリンク先やコンテンツを設置しておくことが必要です。
 
3.ユーザーの属性を理解する
あなたのサイトに訪れるユーザーは男性ですか、未成年ですか、また、どんな職業の人に来てもらいたいですか。ユーザーの姿をイメージすることで、用意すべきコンテンツやコピーライティングも明確となります。自分の理想と現状を必ず把握しておくようにしましょう。
 
4.サイトデザインや画像を強化する
直帰率を考える上で、やはりデザインや画像は重要な項目となります。文章でユーザーを引き付けているからシンプルなサイトで充分と思う方もいらっしゃるかと思いますが、テキストよりも画像の方が瞬間的な理解がしやすいのは明確です。ユーザーはサイトを一瞬見た後、自分の探し物がないと判断すればサイトを閉じてしまいます。
 
5.サイト内容とかけ離れた色合いにしない
デザインや色彩は人それぞれでセンスが異なります。個性があることは重要ですが、商品やサービスのイメージとかけ離れた色を使うことは、直観的にユーザーの離脱につながります。サイトに訪れた一瞬で、自分が求めているものと違うサイトだと判断してサイトを閉じてしまう可能性があります。
 
6.デバイスごとのデザインを用意する
PC以外にもタブレットやスマートフォン、フューチャーフォンでアクセスしてくるユーザーがいますが、それぞれのデバイスに最適化されたデザインを用意する必要があります。タブレットやスマートフォンなら大丈夫と過信せずに、表示チェックをきっちりと行い、表示におかしい箇所はないか、フォントサイズは適切かなどを確認しておくようにしましょう。
 
7.サイトの読み込みスピードを改善する
ウェブサイト自体が重いというような状況は最近ではあまり見かけません。ですが、FLASHの読み込みや画像、スクリプトの読み込みで少し時間がかかってしまうサイトはあります。2.3秒以内にコンテンツが表示されなければ、ユーザーは苛立ち、離脱してしまう場合があります。ファーストビューは軽いにこしたことはありません。
 
8.広告を過剰に設置しない
広告は基本的にユーザーに嫌われるものです。広告はあくまでも自然で多く設置しすぎないことが重要です。広告がメインの柱であっても、ユーザーの信頼を獲得することが先決となります。まずコンテンツを見せた後に広告を表示させるようにしましょう。
 
9.無駄な内容を掲載しない
コンテンツが少ないと寂しいですが、だからといって、訪れるユーザーに何のメリットもないコンテンツを掲載することは、直帰率の悪化につながります。深い階層に設置するなど、ユーザーに配慮する必要があります。
 
10.ポップ・アップをなくす
ポップアップは、日本ではあまり見かけることはありませんでしたが、閲覧の前に広告を表示させたり、ブログパーツや外部ツールなどでポップアップさせているサイトを見かけるようになりました。場合によっては使用するべきケースもあると思いますが、警戒心を持たせサイトの信頼性を失う可能性があるので注意が必要です。
 
11.テキストの使い方は一貫する
『リンゴを販売致しております。りんごは青森さんのおいしい林檎です。アップルは1個98円で安い!』なにか違和感を覚えませんか。ページ内のテキストテーマは一貫しておく必要があります。内容が異なるとユーザーは違和感を覚え、離脱してしまう可能性があります。テキストを異なる人が用意した場合は特に注意が必要ですが、同一自分が書いた文書であっても統一性を持つことを意識するようにしましょう。
 


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