関連性の高いサイトからのリンクが危険な理由

関連性の高いリンクを求めるクライアント様は非常に多いのですが、効果の高すぎる施策は必ず危険が伴うということをご説明するようにしています。弊社でも今までに関連性の高いリンクでの実験を何度も行ってきましたが、あまり大きな成果を上げることはできませんでした。

SEOに効果がある施策はいくつもあります。ただし、過剰になってしまうと不自然となり、ペナルティの危険があり、上位化の妨げになる可能性があります。SEO対策はあくまで自然に行うことが重要となります。

では、なぜ関連性のあるリンクが不自然かを考えてみます。例えばマクドナルドにリンクをするページはどのようなページでしょうか。考えられるページは下記となります。

・マクドナルドの関連会社
・マクドナルドのPR・広告
・ハンバーガーの競合他社
・マクドナルドの専門サイト
・ニュースサイト
・個人サイト・ブログ等
など

他にもたくさんあるかと思いますが、ざっとこういったサイトからのリンクが考えられます。この場合、関連性の高いサイトはどのサイトでしょうか。また、その比重が高すぎる場合に不自然とならないでしょうか。通常、消費者である個人サイトからのリンクが多いはずです。全体のリンクのほとんどがマクドナルドの専門サイトやハンバーガーの競合他社のように関連性の高いリンクばかりをもらうことはできません。

これは、BtoCだからということではなく、関連性の高いリンクだけ集めるということは、一般ユーザーにリンクをさせない方法を考える必要があり、そういった行為に評価の比重を置くことは考えられません。検索エンジンのアルゴリズムは1つではなく、複数の項目によって成り立っている為、突出した対策を打つことはどのような対策であってもリスクが伴うということを覚えておきましょう。

下記のように過剰な考え方になっていませんか。
・タイトルタグはSEOに効果が高いのでキーワードを4つ入れよう。
・本文にキーワードを含めるとSEOに効果が高いのでできる限りキーワードを入れよう。
・アンカーテキストにキーワードを含めるとSEOに効果が高いので必ず入れよう。
・リンクを集めることはSEOに効果が高いので相互リンクやリンク購入で大量に集めよう。
・ページ数は多ければ多いほどSEOに効果が高いので1万ページ作ろう。
・IP分散はSEOに効果が高いのですべてのIPを被らせないように完全にバラバラにしよう。
・関連性の高いリンクはSEOに効果が高いのですべて関連性の高いリンクだけにしよう。


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