ECサイトの商品詳細ページに対する評価はかなり低いと言えます。書籍名+通販などで検索してみると、アマゾンや一部のサイト以外は、低品質なブログにすら負けていることがあります。記事数が1-3ページ程度の数時間で作ったようなアフィリエイトブログにです。
なぜこういうことになってしまうかというと、テキストが公式の商品説明と同一で、重複コンテンツとなっているからです。オリジナルは公式のテキストだと判断し、それ以外のコンテンツの評価が下げられているからです。
通販ショップの運営者の方は、そういった現状を把握されている方も多いです。現状は商品数が多くて対応することができないという状況です。ただし、重複と判断されて評価が低い場合に、オリジナルコンテンツを作成する以外に解決する道はありません。逆に言えば、あまり対応できていないサイトが多いからこそ、上位表示が簡単ということも言えます。
ECサイトの場合、運営者側でコンテンツを用意するのは非常に困難です。例えばDVDショップの場合、すべての作品を見ることはできないからです。そういった状態でコンテンツを作成したとしても、せいぜいリライトで、誤りの情報を載せてしまうと信用を失うリスクもあります。
上位化を達成しているサイトには共通点があります。それは口コミ(レビュー)機能です。口コミであれば、より多くの商品にも対応することができ、運営者が見えていなかった部分もテキスト情報として掲載することができるからです。色やサイズなど、製品情報として差別化しずらい部分でも、レビューであれば独自性のあるテキストが可能となるかもしれません。「画像で見るよりも色が鮮やかだった」「リンク先のテレビと同じサイズのテレビ台なのでセットで買うとオススメ」などです。
レビュー機能にも一つ問題があります。中小のECサイトで商品数が多い場合、そもそも購入者が少ない為、購入したユーザーでなおかつレビューをしてくれるユーザーとなると、かなり限られた数になってしまいます。
質という点では低いものとなってしまいますが、対応策として、購入前レビュー、購入後レビューという2つを用意して、購入していない人にもレビューを書いてもらう方法も考えられます。購入前と購入後、合わせて書いてもらうことでポイントなどを多く付与するという特典があれば、ユーザーにとってもメリットのあるモチベーションとなります。
特に力を入れているサイトは、口コミランキングなどのコンテンツもあり、より参考になった口コミに対してポイントを付与するということも行っています。レビューは、コンバージョンを高める役割もあり、検索エンジンで上位化することもできます。
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