2013年1月17日 木曜日

【内部対策】低品質なページを改善して検索順位上げる方法

■過去に効果があった施策が悪影響に

『ペナルティを受けているようなのでなんとかしてほしい』という相談は以前よりも増えており、サイト内部で多い原因のひとつが内部の重複コンテンツです。

SEOは内部対策と外部対策がうまくいかないと、順位を上げるのが困難であったり、上位化しても順位にブレが起こりやすくなります。

とりあえずページ数を増やせばSEOに効果があると言われていた時期もあり、様々なキーワードで上位化を狙う為に、キーワードだけ変更して後はすべて同じコンテンツというサイトが多くありました。

通常のHTMLで作られたサイトの場合であれば修正は簡単ですが、独自のCMSを使っている場合などは修正すべき箇所を把握するだけで苦労するというのが現実です。

重複コンテンツはなぜいけないのか、補足インデックス化されてしまうだけで順位に影響はないと考えて問題視していない方もいるようです。

 

■低品質なコンテンツが順位に影響を与える

ユーザーのためにウェブマスターができること
低品質なコンテンツがサイトの一部にしか存在しない場合でも、サイト全体の掲載順位に影響を与えることがあるということにご注意ください。

http://googlewebmastercentral-ja.blogspot.jp/2012/09/more-guidance-on-building-high-quality.html
Google ウェブマスター向け公式ブログより

SEOでは、質という言葉がよく出てきます。リンクの質、サイトの質、ページの質など。
そもそも質とはどういうことなのか、これは昔から今でも変わらずリンクのことです。

ただ、数が多いから良いというわけではなく、有名なサイトからの1リンク、昨日作ったサイトからの1リンクでは評価が異なります。これがページランクと呼ばれるアルゴリズムで計算されております。

また、実際の順位に関しては、ページランク以外にも様々なアルゴリズムによって評価が与えられますのでページランクだけで順位が決まることはありません。

では、質の高いページやサイトとはどういった意味かというと、現在や将来に渡ってリンクを受けやすいコンテンツのことです。良いコンテンツを作ることで、順位が上がりリンクが増えるのではなく、良いコンテンツを作ることでリンクが増え、順位があがるということです。

 

■質の低いページを改善して最適化

低品質なページを削除・移動・改善することによって検索順位が改善されます。とウェブマスター向け公式ブログには記載されていました。一つのページでユーザーが検索するキーワードの問題を解決するような構成にする必要があります。

・色やサイズなどが違うだけの商品がそれぞれのページに分かれている場合、rel=”canonical”属性によってメインのページへと誘導する必要があります。

・商品Aの説明その①、商品Aの説明その②というように同一コンテンツでURLが分かれている場合には、ひとつにまとめて、もうひとつのページを削除する必要があります。

特にシステムを使用している場合には、自分でも知らなかったページまでインデックスされてしまっているケースがありますので、自社サイトのインデックス状況を一度確認してみてください。

また、重複コンテンツがいけない、テキストが何文字必要か、という視点ではなく、そのページを見て、リンクを貼って誰かに伝えたいと思うコンテンツなのかどうかを考えてコンテンツを作ることが重要です。

 

2012年9月25日 火曜日

サブドメインとサブディレクトリはどっちがSEOに良いのか?

セミナーなどをやると、大抵聞かれます…というか聞かれました。

 

「サブドメインとサブディレクトリはどっちがSEOに良いのか?」

 

私は参加していませんが、9月22日(土)にCSS Nite LP, Disk 24「インハウスSEO」というイベントがありました。

 

SEOとその周辺の著者である田村義隆さんがこのイベントのレポートを書いていますがその中で、

SEOの質問を多く受けるが、つまらない質問が多い。

このように株式会社アイレップの渡辺隆広氏のセミナーでは言っていたようです。今回聞かれたこともこれに含まれるのではないかなと勝手に思っています。(質問している本人は本当に分からずに質問している可能性もあるのでつまらないというのはあれですが)

 

そして渡辺隆広氏のセミナーでは、

 

まずは検索エンジンというものの基本を覚えるべきだ。

 

とも言っていたようで、これは私もそうだと考えているので、今回のサブドメインとサブディレクトリではどっちがSEOに良いかについても検索エンジンの基本を知らないといけない。

 

Web担当者Forumの「新コンテンツは別ドメイン名? サブドメイン? サブディレクトリ? SEO的に検討する」でも書かれているが、

 

検索エンジンの評価基準には、PageRankのようにページに適用されるものと、サブドメインやルートドメインに適用されるもの(TrustRankや、各種の品質スコア、Domain mozRankのようなドメインレベルのリンク指標など)がある。

 

このことをしっかりと理解しておくことが大切である。

 

そしてWeb担当者Forumには確かな評価パターンが紹介されている。

 

サブドメインやルートドメインが強力なら、そこに含まれる個々のページもその恩恵を受けられる

 

逆に考えると強力なサブドメインやルートドメインでないとそこに含まれているページは恩恵が少なくなってしまうので、強くするために育てていくことが必要である。

 

サブドメインは、同じルートドメイン上にある他のサブドメインが持つプラスの評価や順位獲得能力を常に受け継ぐとは限らない。

001.aaa.com

 

002.aaa.com

 

003.aaa.com

 

このようにいくつもサブドメインが存在しても、1つ1つが独立したものとして認識されているため、評価や能力は受け継ぐとは限らないです。

 

所属するルートドメインから恩恵を一切得られないサブドメインもある。具体的には、wordpress.comや、blogspot.com、typepad.comなど、誰でもサブドメインを作ってブログを始められるサイトがこれに該当する。

 

一切恩恵を受けれないwordpress.comやblogspot.comなどといった外部のブログサービスもあり、さらにいつこれらのサービスが終了してしまうとも限らないのでブログを始めるのであれば、自分が所有したドメイン内に置かれた方がまだ恩恵は受けやすくはなると思います。また半永久的に検索結果内にページを残せます。

 

サブフォルダは自分の属するサブドメインの恩恵を確かに受けているようだ。コンテンツとページは、あるサブドメイン内のどのサブフォルダに入っていても、かなり似通った評価を受ける。

 

良質なサイト内リンクと相互リンクは、サブドメイン間でプラスの評価を分け合うのに役立つ可能性がある

 

サブドメインは独立したものとして認識されているが、リンクをうまく調節してやることでそれぞれのサブドメインに対して評価を与えることも可能です。

 

これらを踏まえると、Web担当者Forumの記事(原文)を書いたSEOmozのrandfish氏は1つのサブドメインにまとめてサブディレクトリで運用していくことがオススメだと言っている。

 

しかし、これもオススメではあるがサイト状況(目的・運用)やアルゴリズム状況で一概には言えない。

 

つまり、「サブドメインとサブディレクトリはどっちがSEOに良いのか?」

 

このように聞かれたら私なりの回答としてはどちらが良いというよりかはサイトや現状のアルゴリズムがどのようになっているのかを的確に判断し、また過去の経験を活かしサブドメインかサブディレクトリを選択していくことが良いのではないかと答える。

 

最後にはなるが、バカに毛が生えたブログさんの【感想/メモ】CSS Nite LP, Disk 24「インハウスSEO」に参加してきました。という記事の中で、

 

事例で考える『SEOの力』(辻 正浩)

知識だけでなく知恵が必要

 

このようなことが書かれていたが、今回聞かれたことに対しても知恵を出せばサブドメインでもサブディレクトリでもSEOに良くなっていくはずであると私は思っている。

 

2012年4月17日 火曜日

【必読】意外と気付いていない?「ミラーサイト」の確認・対処

これからSEOを検索エンジンにおいて行っていく方も多いかと思います。しかし、弊社で依頼してくれているお客様の中で、SEOを行っていくと、思ったように順位が上がらなくなるケースが発生することがあります。

 

この順位が上がらなくなる原因を調べていくと、内部の方は問題ないのですが、外部においてミラーサイトが存在していることが、そこそこあります。

 

検索エンジン上で、ミラーサイトがインデックスされた状態になっていると、順位を上げる際の妨げとなります。

 

実は、このミラーサイトの存在というのは、依頼してくれたお客様の方でも、意外とその存在を知らなかったりする(気付いていない)ことがあり、メール等で「ミラーサイトが存在しているので、サイトを削除、もしくはインデックスさせないようにしてください」といったように返事を送ると、「えっ!?そうなんですか?」と驚かられたりします。

 

もし、検索エンジンにおいて自分でSEO対策を行われる、もしくはSEO業者等に依頼される方は、まずお持ちのサイトで使用されている文章を、検索エンジンで検索してみると、

 

ミラーサイトの存在を確認

 

このように、検索エンジンでインデックスされているミラーサイトが確認できます。

 

上記の場合は、サブディレクトリ名が「test」となっており、SEO対策を行うメインサイトを、どのように表示されるかなどの確認のために、仮の状態でサイトをアップロードしたのだろうということは予測できますが、ただテストでアップロードする際も、

 

クローラーの巡回を拒否する指定

 

上記を参考にしながら、クローラーの巡回がされないように設定しておくことが必要です。

 

しかし、この場合は恐らくこのサイトを管理している方が、何も知らずに?クローラーの巡回される設定にして、サイトをテストでアップロードしたままの状態となっていることが考えられ、このような状態になっていることをサイトを管理している方に報告しなければ、一生このままの状態で放置される可能性があります。

 

このような状態にならないためにも、事前に検索エンジン上でインデックスされているミラーサイトがないか、サイト制作会社等に問い合わせることや、サイトを制作を行った際のどこかで、サイトを確認のために仮状態でドメインにアップロードしなかったなどを思い出すことで対処しておくことが、検索エンジン上で最適化させるためにも大事なことです。

 

2012年2月14日 火曜日

ビックキーワードのSEO調査【総単語数編】

SEOを行う場合に、今現状のGoogleがどのような状態になっているのかを調べるのは必要なことであると考えています。

 

そのどのような状態になっているのかのヒントになるのではないかと考え、今回はビックキーワードにおいて、SEO調査を行いました。

 

ただし、この調査はページ自体の「総単語数」というものに着目して行い、その結果が以下になります。

 

 

 

 

「引越し」キーワードの総単語数01

 

 

「FX」キーワードの総単語数01

 

※調査日2011年2月13日(月)

 

また、今回の調査のために使用したツールは「キーワード出現頻度解析ツール | SEO 検索エンジン最適化」です。

 

上記の調査結果を見て感じたのは、「SEO」という検索結果の10位以内に、キーワードの総単語数が1000以下が多いということ。

 

しかし、Wikipediaの「検索エンジン最適化」ページは総単語数が3000以上あり、「SEO」の検索結果では1位になっており、他のものの総単語数が少ないので多ければ上位になれるかと考えがちになりますが、ここで「FX」や「引越し」というキーワードを見てもらえれば分かるかと思いますが、総単語数が1000以下のものが1位に表示されています。

 

さらに、「FX」で6位に表示されている「羊飼いのFX(外国為替)ブログ」というシーサーブログで作られているものは総単語数が5000以上もあり、「クレジットカード」の4位に表示されているWikipediaの「クレジットカード」ページも6000以上ありますが、1位に表示されていません。

 

なので、総単語数が多ければ、上位表示できるわけではないです。

 

また、「レーシック」、「引越し」、「SEO」を見ると、総単語数が200以下でも、10位以内に表示されているものが存在しており、ま、極端に総単語数が少なすぎる(単語がまったく含んでいない)のは問題かと思いますが、少なくてもビックキーワードにおいて上位表示化できる可能性があります。

 

ただ、ここで注意して欲しいのが、今回はあくまで検索結果がどのような状態になっているのかなどを調査するために総単語数というものに絞ってみたので、総単語数というものを意識し過ぎると不自然なサイトになってしまう恐れがあるので、「ふ~ん、そうなんだ」ぐらいの気持ちで本日の記事を読んでください。

 

一番ベストなのは、例えば「SEO」のページであれば、SEOがどのように行うもので、なぜ必要かなどをユーザーに分かりやすく書いていくことだと考えています。

 

そうすれば、自然と総単語数は決まってくるものです。

 

最後に、ちょっと面白い?ことがあるんですが「クレジットカード」の8~10位を見ると、これはいずれもクレジットカード会社のサイトであり、それが揃って8、9、10位にラインインしているんですよね。

 

それより、上に表示されているが「クレジットカード」の全般を扱うサイトで、総単語数も自然と多くなっていることが分かります。

 

なので、やはりどのようなことを書くか、またどのキーワードでサイトを作っていくかにもよって、自然と総単語数は決まってくるものだなと感じました。

 

 ※この記事は、私の見解ですのであくまで参考として読んでください。※

 

2012年1月17日 火曜日

SEOはページ数を増やせばいいというものではない?

日々SEO調査を行っているんですが最近「とある」ワードでとても興味深いサイトが上位表示しているのを発見しました。

 

 

このGoogleの検索結果なんですが、赤枠の1位に表示されているサイトがあるんですが、実はこれサイトのページ数が1ページのみです。

 

「site:」で検索してみても、

 

Googleで調査ドメインを「site:」検索01

 

直接サイトを確認した時と同様に、Googleに1ページのみがインデックスされている状態であることが確認できました。

 

なぜ1ページのみで上位表示しているのかを考えた時に、もしかしたら競合が少なく簡単なワードだから、上位表示できてるじゃないのかなと思ったのですが、「Google AdWordsキーワードツール」で調べてみると、

 

GoogleAdWordsキーワードツールでの調査01

 

競合性の高いワードであることが確認できました。これは「Google AdWordsキーワードツール」での結果ですが、自然検索でも競合が存在している可能性は高いと考えられます。

 

 

では、実際他の競合サイトはどのような状態になっているかを、まずこのワードの検索結果で1位以下のサイトを、「site:」で調べてみると、

 

Googleでの「site:」検索01

 

このようになっており、1位のサイトとは違いページ数も最低でも40ページほどは存在しているということが分かります。

 

次に、OSE(Open Site Explorer)で調べると、1位が以下のようになっており、

 

 

次に2位が、

 

「OSE」の検索結果02

 

そして3位が、

 

「OSE」の調査結果03

 

さらに4位が、

 

「OSE」の検索結果04

 

全てを載せるとわけにはいかないので最後に5位が、

 

「OSE」の検索結果05

 

このようになっております。

 

この結果から分かることは、OSEの結果にはなりますが(また、検索結果によっても異なりますが)、ページオーソリティが高く、サイトのページ数が多くあっても、ページオーソリティが低く、ページ数が1ページのみのサイトが上位にランクされることもできる。また、単にページ数を増やせば、上位表示できるものでないということが言えると思います。

 

そして、なぜ今回調査したサイトが1位に表示されているのかの1つの要因ではないかと考えられることが、入力したキーワードと関連性が高く、ユーザーのニーズに合っているサイトであることです。

 

それはなぜかというと、調査した検索結果を見てみると、

 

 

関連する検索キーワードに表示されているキーワードで、1位のサイトのタイトルタグ・内部コンテンツ等と最もマッチすると考えられるが表示されており、検索したきたユーザーにとってニーズのあるサイトになっていることが考えられ、Googleの共同創設者ラリー・ペイジ氏が言っている、

 

ユーザーの意図を正確に把握し、ユーザーのニーズにぴったり一致するものを返す

 

ということに当てはまっている可能性があるからです。

 

ただ、OSEで調査した時にこの被リンクを覗いてみるとほとんどがサテライトサイトにブログを使用したものになっており、このサテライトで使用している文章が「とある」サイトからそのままコピーしてきているということが分かりました。

 

「allintext:」の検索結果01

 

上記のように、「allintext:」を使用してサテライトで使用されている文章をGoogleで検索すると、このような感じで、オリジナルが表示されていることが確認できます。

 

そして、このようなサテライトブログからアンカーテキスト分散されていることも、OSEを見ると分かりました。さらに言うと、これは今効果があるじゃないかと言われているオールドドメインを使用してはいないということも分かりました。

 

いろいろとOSEを見ていくと分かることがあるんですが、ま、あんまり深いところを突っ込んでいくと、ディスりっぽくなってしまうので、これ以上言いません。

 

今回の内容はディスるために書いたのではなくて、サイトのページ数を単に増やせばいいというものでもないし、サイトが1ページでも上位表示できているのは興味深いってことをお伝えしたかったわけなんですよね。もし気になる方は、本日1月17日の夜から開催予定の第5回大阪SEO飲み会にてでもお話できたらします。

 

※今回の記事は、あくまでも私の見解なので、それを踏まえて読んでください※

 

2012年1月6日 金曜日

メタディスクリプションタグから見る、今の内部の重要性

「GoogleのSEOでは、内部コンテンツがより評価されている。」

 

最近では、こんな話をよく聞くが、「なぜ、評価されているのか」と聞かれると「うーん」となってしまうことがある。

 

けれども、Googleの検索結果を見ると、「これが評価されている可能性が高い」という根拠のようなものになるのではないかと考える部分を見つけた。

 

それは例えば、Googleで「コスプレ」と検索した場合に、

 

Google「コスプレ」検索結果01

 

9ページ目のほどに、「GataketCosplayParkBP2」というコスプレ撮影スタジオのサイトが存在するのだが、この検索結果を見る限りでは、メタディスクリプションタグではなく、ページの内部に設置してある「コスプレ」というキーワードを表示させていることが分かり、このサイトはメタディスクリプションタグが設置していないために、ページ内部に設置しているキーワードを表示させているのではないかと考えたのですが、このサイトのソースを確認してみると、

 

サイトのソース確認01

 

上記で分かる通り、ちゃんとメタディスクリプションタグが設置されており、そのタグの中に「コスプレ」というキーワードが含まれているにも関わらず、ページの内部情報を読み取り、「コスプレ」というキーワードを表示させている。

 

本来であれば、「コスプレ」と検索すると、

 

Google「コスプレ」検索結果02

 

この3つのサイト(サイトで設置しているメタディスクリプションタグが表示されていることは確認済み)のようにスニペットが表示されるはずである。

 

しかし、「GataketCosplayParkBP2」というコスプレ撮影スタジオのサイトに関しては、設置されているメタディスクリプションタグが表示されずに、内部情報が表示されている。これはもしかしたら、Googleが内部コンテンツというものを重要視しているために、ページ内部の情報を収集することで、そこにどのようなことが記述されているのかをしっかりと確認して評価しているのではないかと考えました。

 

他にも、Googleで「パスタ」と検索した場合に、

 

Google「パスタ」検索結果01

 

5ページ目に「洋麺屋五右衛門オフィシャルサイト」というサイトが存在するだが、これもメタディスクリプションタグを確認すると、

 

メタディスクリプションタグ01

 

上記のようにちゃんと設置されていることが確認できる。これは、Googleがページ内部の情報を収集することで、そこにどのようなことが記述されているを確認している可能性が高いといえるが、この「パスタ」と「コスプレ」のサイトに関しては、タイトルタグにメインキーワードを含ませていないので、もしかしたら本来はタイトルタグがしっかりと見られており、設置していないものはページの内部情報を優先して収集していることも考えられるが、Googleの「パスタ」という検索結果を見ると、

 

Google「パスタ」検索結果02

 

1ページ目に「ジョリーパスタ – パスタ専門店 –」というパスタの専門店のサイトが表示されており、これはタイトルタグにメインキーワードを含ませたものとなっています。そして、メタディスクリプションを見てみると、

 

メタディスクリプションタグ02

 

上記のように、記述されていることが確認できる。

 

さらに、メタディスクリプションタグに関していろいろと調べていると、Googleで「ラーメン」という検索結果において、

 

Google「ラーメン」検索結果01

 

ラーメン通信販売 マルサカラーメン」というサイトが表示されているだが、このメタディスクリプションタグを覗いてみると、

 

メタディスクリプションタグ03

 

設置しているが、検索結果で表示されているものと比較すると、これは無視されている可能性が高いだがサイト内部に、

 

スタミナジャン麺などの販売。奈良県田原本町。

 

と完全にマッチする文章が含まれておらず、ひょっとしたら過去にサイト上で使用した文章が表示されている可能性もあるのではないかと、「Internet Archive: Wayback Machine」で調査してみると、上と同じ文章を使用している形跡は見受けられなかった。

 

また、同じ「ラーメン」という検索結果で、

 

Google「ラーメン」検索結果02

 

宇部ラーメン情報局」というサイトが表示されており、これはメタディスクリプションタグが設置されていない。本来、タグを設置していない状態であれば、

 

Google「ラーメン」検索結果03

(メタディスクリプションタグ未設置確認済み)

 

このように表示されるはずだけれども、「宇部ラーメン情報局」では赤枠のようなスニペットが表示されています。

 

ただ、これもページ上には、これと完全一致する文章は「Internet Archive」を見る限りでも存在せず、「食べ歩き」となっているが、サイト上で「食べ歩き」という言葉を使用している形跡もなく、可能性としてはGoogleがサイトの情報を読み取り、内部のコンテンツがどのようなものであるかを判断して表示させていることが考えられる。

 

また、赤枠のようなスニペットが表示される条件としては、「ようこそ蔵とラーメンの街 喜多方へ | 喜多方観光協会」のページが存在していたのが2007年10月頃で、「宇部ラーメン情報局」が2001年2月頃と古いことが確認できたので、Googleでインデックスされてからの期間が長いものが対象となるのではないかと推測できる。

 

そして、「ラーメン通信販売 マルサカラーメン」というのも、本来ならタイトルタグから分かるように、「ラーメン通信販売」や「ラーメン通販」といったものを押しているのであれば、それに合わせたようなスニペットが表示されても可笑しくないのではないかなと思ったが、サイト上をよく見るとメインのコンテンツ部分において、このお店自慢?の「スタミナジャン麺」という商品がサイトに訪れたユーザーからすると、押している商品なのではないかと考えられなくもないので、それと同じようなことをGoogleは判断して、スニペットで「スタミナジャン麺など」と表示させているのだという可能性もゼロではない。

 

つまり、現在はメタディスクリプションタグよりも、内部コンテンツの方が特にGoogleが評価しているのではないかということも言えるのではないだろうか。

 

今回このような調査を行ってみると、やはり目的とするキーワードの検索結果で上位表示させる場合に、サイトの内部においてどのようなコンテンツにするか(置くか)ということはとても重要なものとなってきているのではないかということが分かる。

 

最後に、今回のことは先月の大阪SEO飲み会にて、お酒もけっこう飲んでいたのですが私の記憶が正しければkgganさんとお話させて頂いたことが、元ネタとなっています。(間違ってたらすみません、、汗)

 

※追記※

 

ラーメン通信販売 マルサカラーメン」というサイトのメタディスクリプションタグで記述されてある文章とは違う文章をGoogleのスニペットで表示されており、自動で生成しているようなことを書きましたが、SPAM-SEOさんの「ディスクリプションがどうのこうのいう記事があったので」という記事で、

 

例のスニペッドは懐かしのdmozの登録文です。

 

と書かれており、「あっ!そうか」ということで確かめるためにGoogleで「allintext:ラーメンサイトのスニペット」で検索してみると、

 

allintextの検索結果01

 

確かにdmozを利用して作成されたディレクトリ系のサイトの紹介文であることが分かりました。そして、これによりアンカーテキストの周囲の文章も、リンク先のサイトに影響を及ぼす可能性のあることが高いと考えられます。

 

しかし、ここで1つの謎が出てきました。

 

それは「宇部ラーメン情報局」のサイトのスニペットです。これをGoogleで同じように「allintext:」で検索してみても、

 

allintextでの検索結果02

 

完全に一致する文章は表示されていないんですが、dmozを検索すると、

 

dmoz検索01

 

サイトの方は登録されており、紹介文もスニペットで表示されているものと同じでした。(ちなみこのページのインデックスは削除されていました)他にも別サイトのリンク集にも同じ紹介文を掲載していることを確認しました。

 

これは私の見解であり、あくまで参考として読んでください、あと今回の「内部」とはbody部分のことを指してます。

 

2012年1月5日 木曜日

SEO調査~Googleキーワード認識(略語)~

SEOを行う時に、サテライトサイトを作って、上位表示させたいサイトに対して評価を渡す(リンク先の情報を認識させる)時に必要なものとして、アンカーテキストがある。

 

しかし、このアンカーテキストで、上位表示させたいキーワードを含ませずに、1位に表示されているウェブページが存在している。

 

その1位に表示されているキーワードは何で、どんなウェブページなのかというと、Googleで「スラダン」と検索してもらうと、

 

Google「スラダン」検索結果01

 

このような検索結果になっているのだが、1位になっているWikipediaの「SLAM DUNK」である。

 

このウェブページを見てもらえれば分かるが、「スラダン」というキーワードは1回も含まれておらず、さらに、

 

OSEの検索結果01

 

Open Site Explorer(無料版)で確認する限りは、「スラダン」というキーワードを含ませたアンカーテキストは張られていないことが確認できた。

 

では、なぜ「スラダン」という検索結果でWikipediaの「SLAM DUNK」というページが1位に表示されているのかということになり、そうするとある仮説が頭を中に浮かんだ。

 

その仮説とは、「スラダン」というキーワードをGoogleは「スラムダンク(SLAM DUNK)」として処理しているのではないかということ。

 

確かに「スラムダンク」を略して「スラダン」と呼んでいる人もおり、Googleの検索結果においても、

 

Google「スラダン」検索結果02

 

上記のように、「スラムダンク」に関するウェブページに対して「スラダン」とタイトルタグや本文に使用していることが確認できる。

 

さらに、「スラダン」と検索すると、

 

Google「スラダン」の検索結果03

 

「スラダン」が太文字になっていることも確認できるが、「スラムダンク」というキーワードも太文字になっていることが分かるので、「スラダン」を「スラムダンク」とGoogleが認識されている可能性が高い。

 

また、「僕は妹に恋をする」という漫画作品を「僕妹」と略語で呼んでいるユーザーもおり、この「僕妹」という検索結果においても、

 

Googleの「僕妹」の検索結果02

 

「僕妹」というキーワードは一切含まれておらず、さらにOpen Site Explorer(無料版)で確認する限りは、

 

OSEの調査結果02

 

「僕妹」というキーワードの含まれたアンカーテキストが張られている様子はない。

 

では、なぜアンカーテキストによるウェブページの情報認識もなしに、「スラダン」というキーワードでWikipediaの「SLAM DUNK」が1位や、「僕妹」でWikipediaの「僕は妹に恋をする」のページが1位になっているのかを考えてみると、これは私の見解だが、Googleが「スラダン」を「スラムダンク」、「僕妹」を「僕は妹に恋をする」と認識している可能性があるということは、「スラムダンク」、「僕は妹に恋をする」それぞれでユーザーにニーズのある最も一致するページを探してそれがWikipediaのページであると判断して、表示させていると考えられる。

 

今回調査したキーワードで、このようにまったく完全に一致するアンカーテキスト(「僕妹」、「スラダン」)が張られていないのは、興味深いものである。

 

これは、私の見解なのであくまで参考として読んでください。

 

2011年12月15日 木曜日

SEOで「コンテンツがしっかりしているサイト」の基準は?

GoogleでのSEOを行っていく上で、上位表示を安定にするために、コンテンツのしっかりしているサイトにしていこうって考えている人も多いのではないでしょうか。

 

でも、「コンテンツがしっかりしている」基準ってどこにあるのか、疑問に感じている方もいそうなので、今回はこれについて考えていこうと思います。

 

1.サイトのテーマ、または目的がずれていないものであること

例えば、「SEO 初心者」というキーワードにおいて、サイトを上位表示させる場合に、サイトのテーマがSEOの上級者を対象としたテーマになっていても、検索してくるユーザーが求めているものがSEOの初心者でも分かりすい情報である可能性が高いため、検索結果において上位表示がしにくくなる恐れがあるので、そのサイトは誰に向けて、どうゆう目的で制作していくのかを明確にしていくことが大事です。

 

また、サイトを訪れたユーザーがコンテンツを読んだり、見た場合に目的がずれていると評価、またはサイトを支持してくれなくなる可能性がありますので、多くのユーザーに支持してもらい評価を上げていけるようなサイト制作が望ましいです。

 

「SEO 初心者」の検索結果

 

さらに、目的が明確だとそれが自然とタイトルタグやメタディスクリプションタグなどにも表れてきて、Googleが検索結果でウェブページを表示させるための条件だと考えている「ユーザーのニーズ」といった部分でぴったりなものになりやすくなっていくのではないかと考えています。

 

2.ユーザーに認められるように作り込んでいるもの

先日えなみんズ トーク・スタジオのVol.05(テーマはSEO)を拝見させてもらったわけですけど、そこで江並さんも仰っていたことですけど、「コンテンツがしっかりしている」とか「質の高いコンテンツ」を判断するのは、コンテンツを作った側じゃなくて、運営者などが作ったコンテンツを見に来るユーザーだと私も考えています。

 

そうなってくると、自分の制作したサイトにはどうゆうコンテンツがあれば、ユーザーが認めてくれる(支持してくれる)のかを絶えず考えて、作り込んでいくことが大切ではないのかと感じています。

 

最初から、完璧にユーザーに認められるようなコンテンツを作り上げることっていうのは、極めて難しいことであり、ほぼ不可能じゃないのかって思っています。

 

だから、そのユーザーに評価されにくいコンテンツを検索エンジンで最適化させるために、「SEO」というものが存在し、完璧にユーザーに認められるようなコンテンツが置いてあるサイトを目指すように、「今現状での他サイトはどんなことをやっているのか?」、または「人の欲求に答えられるようなものは何なのか?」を考えながら改善や修正を行っていくようにしていかなければいけないと考えています。

 

そして、そこから先に進化できれば、一番良いのではないかなと感じています。

 

そうしたことを行っていけば、「コンテンツがしっかりしているサイト」になっていくのではないのでしょうか。

 

ただ、このようなブログ記事を書いて公開して、読んでくれている方もいると思います。

 

しかしこれを読んで、何かを感じ周囲の状況などに対応して先に進まなかった現状何も変わらないので、さっきも似たようなことを書いたかもしれませんが「先に進むこと」がSEOをやることにおいても、それ以外でもとても大事なことだと私は考えています。

 

 

2011年11月29日 火曜日

SEOをする上で、理想なコンテンツとは何なのか?

SEOをする上で、サイトに置くコンテンツはどのようなものが理想と言えるのでしょうか、今回はこれについて考えていきたいと思います。

 

1.検索から訪れるユーザーの意図にあわせたコンテンツ

Googleでは、いろんなキーワードを検索できるわけですが、各それぞれのキーワードでユーザーがどんなことを考えて、キーワードを入力して、表示されているサイトをクリックして、移動しているのかを、サイト管理者は考えなければならないと思っています。

 

ただ、そのどんなことを考えて、サイトをクリックして、中へ移動しているのかを調べるためには、実際にサイトを対策して検証を行ったり、他サイトがどんなことを行っているのかを調査する必要がありますが、ユーザーの意図にあわせたコンテンツを置くことができれば、検索するユーザーにとって最適化されたものとなることが考えられ、自然な評価をもらいやすく、Googleにも強いものになっていくと考えています。

 

2.1つのテーマに対してとことん作り込んだコンテンツ

このコンテンツでミソとなるのが、「とことん」ということです。「とことん」の意味は、最後の最後まで、もしくは徹底的です。やはり、いろんな検索結果での上位表示されているサイトを見ていると、この徹底的に作り込んでいるようなコンテンツであり、何か伝わってくるものを感じ、検索から訪れるユーザーなどに対して自然と支持されやすいものとなっているように、私は感じています。

 

また、Googleは「関連性」の部分において、各キーワードの検索結果などにおいて、インデックスされているページの中で最も関連性の高いテキストを上位表示させたくなるような傾向があるので、とことん作り込んだコンテンツというのは、自然とその中に含まれるテキストが、関連性の高いものになっているんですよね。

 

さらに、「専門性」という部分においても、とことん作っていくことで1つのテーマに対して検索エンジン内において大きな存在を示し、専門的なものになっていきます。

 

だから、とことん作り込んでいくことは、最適化する上において、間違いではないと考えていますし、「上がらない」からと言って過剰にも外部リンクを張ったりして、ますます上がらなくなるケースもあり、そのようになってしまうよりは、こちらの方を集中していくようにしてはどうですか?

 

3.「最適」な条件をクリアしているコンテンツ

ここでの「最適」な条件とは、Googleの検索エンジン最適化スターターガイドを読み、よく理解して自分の管理しているサイトで行えることは、しっかりと実践していくことです。

 

Google検索内にとって、ページがインデックスされる上で、一番適している状態にするのはどうすれば良いのか、もしくは理想とはどんなものかを教えてくれている(ヒントを出してくれている)のが、このガイドだと思っているので、これに沿っていけばある程度の理想のコンテンツにはなってくると考えています。

 

 

今回は、「SEOをする上で、理想なコンテンツとは何なのか?」について考えてみました。もし、貴方がこれからSEOを実践する上で参考となって頂ければ幸いです。

 

2011年11月22日 火曜日

【必読】SEOで絶対に失敗しない内部施策とは?

SEOでの対策として、内部施策というのは、絶対にやっておきたいところですが、どんなことを主に行っていけば良いのか、もしくは注意していけば良いのか分からない場合もあると思いますので、今回は、SEOにおいて、絶対に失敗しない内部施策について考えていきたいと思います。

 

1.ユーザーが信頼してもらえる文章作りは大事である

極端な話にはなりますが、「りんご」とGoogle検索で検索して、「りんごの色は青で、形は三角である」という情報が掲載しているページが上位に表示されていても、訪れたユーザーがその情報を信頼する可能性はないと思います。

 

そして、信頼性があるとしてこのページを口コミしたり、他ユーザーに広めることもほとんどないと考えています。

 

なぜなら、検索するユーザーのほとんどは「りんごの色は赤で、形は丸である」ということを知っているからであり、そこにプラスアルファで、例えば日本各地のりんごの味の特徴を比較したものなどを書いていくことで、より正確な情報となり、信頼できる文章になっていき、ユーザーにおいての評価ももらいやすくなり、Google検索においても、順位の上がりやすいものになっていくのではないかと考えています。

 

なので、SEOの内部施策において、「文章の量が評価されているからたくさん文章を書けばいい」という風に他サイトなどで書かれていたりするのですが、これは大きな間違いです。

 

Googleから評価されるようにするのであれば、信頼性があり、ユーザーを納得させるような文章にするべきです。

 

2.「目的とするもの」の調査を行うことは必要である

当たり前のことかもしれませんが、Wikipediaで「検索」の意味を調べてみると、「目的とするものを探しだすことだ」という風に書かれており、Google検索であるキーワードを入力して検索結果が表示されるわけですが、ここに表示されているページは、ユーザーの目的としているものである可能性が非常に高いです。まあ、Googleの基準とかはありますけど。

 

そうなってくると、検索結果で上位に表示されているページなどには、ユーザーが「目的としているもの」がどこかしらに存在している可能性があるため、他サイトにどんな情報が掲載してあるのかを調査していくことは必要なことだと考えています。

 

つまり、そんな他サイトにあって、自分のサイトにはないユーザーが「目的としているもの」をうまくチョイスして自分流にアレンジしていけば、Googleから評価してもらえるようなサイトに仕上がっていくのではないでしょうか。

 

ただ、この「目的としているもの」を見つけるのは大変かもしれませんが、他サイトを見ていくと自分のサイトとは違う何か気付くことがあるでしょう。それが検索エンジンで最適化する場合には大事な部分です。

 

最後にここで注意したいのが、まるパクリは良くないです。Googleに怒られます、そしてユーザーにも怒られますので。

 

 

 

今回はSEOで絶対に失敗しない内部施策について考えてみましたが、みなさんがこれから上位表示に向けた対策を行う時の参考になって頂ければ幸いです。では、また次回に♪