SEOを行う時に、サテライトサイトを作って、上位表示させたいサイトに対して評価を渡す(リンク先の情報を認識させる)時に必要なものとして、アンカーテキストがある。
しかし、このアンカーテキストで、上位表示させたいキーワードを含ませずに、1位に表示されているウェブページが存在している。
その1位に表示されているキーワードは何で、どんなウェブページなのかというと、Googleで「スラダン」と検索してもらうと、
このような検索結果になっているのだが、1位になっているWikipediaの「SLAM DUNK」である。
このウェブページを見てもらえれば分かるが、「スラダン」というキーワードは1回も含まれておらず、さらに、
Open Site Explorer(無料版)で確認する限りは、「スラダン」というキーワードを含ませたアンカーテキストは張られていないことが確認できた。
では、なぜ「スラダン」という検索結果でWikipediaの「SLAM DUNK」というページが1位に表示されているのかということになり、そうするとある仮説が頭を中に浮かんだ。
その仮説とは、「スラダン」というキーワードをGoogleは「スラムダンク(SLAM DUNK)」として処理しているのではないかということ。
確かに「スラムダンク」を略して「スラダン」と呼んでいる人もおり、Googleの検索結果においても、
上記のように、「スラムダンク」に関するウェブページに対して「スラダン」とタイトルタグや本文に使用していることが確認できる。
さらに、「スラダン」と検索すると、
「スラダン」が太文字になっていることも確認できるが、「スラムダンク」というキーワードも太文字になっていることが分かるので、「スラダン」を「スラムダンク」とGoogleが認識されている可能性が高い。
また、「僕は妹に恋をする」という漫画作品を「僕妹」と略語で呼んでいるユーザーもおり、この「僕妹」という検索結果においても、
「僕妹」というキーワードは一切含まれておらず、さらにOpen Site Explorer(無料版)で確認する限りは、
「僕妹」というキーワードの含まれたアンカーテキストが張られている様子はない。
では、なぜアンカーテキストによるウェブページの情報認識もなしに、「スラダン」というキーワードでWikipediaの「SLAM DUNK」が1位や、「僕妹」でWikipediaの「僕は妹に恋をする」のページが1位になっているのかを考えてみると、これは私の見解だが、Googleが「スラダン」を「スラムダンク」、「僕妹」を「僕は妹に恋をする」と認識している可能性があるということは、「スラムダンク」、「僕は妹に恋をする」それぞれでユーザーにニーズのある最も一致するページを探してそれがWikipediaのページであると判断して、表示させていると考えられる。
今回調査したキーワードで、このようにまったく完全に一致するアンカーテキスト(「僕妹」、「スラダン」)が張られていないのは、興味深いものである。
これは、私の見解なのであくまで参考として読んでください。
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