「SEOを知る」と「順位を上げる」は微妙に違っている?

前回、このSEOブログにて「SEOを知ることと、「順位を上げること」は違うのか?」という記事の中で、12月18日~12月24日までの期間アンケートを実施させて頂きました。

 

どうゆう内容のものだったかというと、「SEOを全て知ることと、順位を上げることは実は違っているのではないか」というものでした。

 

全部で4件の回答頂きました。アンケートにご参加頂いた皆様、どうもありがとうございました。

 

そして、今回はそのアンケートの回答を公開していきます。では、どうぞ。

 

・まず、私はSEOを全て知ることは不可能であると考えます。

 

なぜならSEOは検索エンジンのアルゴリズムに依存するものなので、どれだけ最新のSEO対策を施したところで、アルゴリズムが変更されたらその対策は過去のものになってしまう可能性も高いわけで、マット・カッツ氏が言うように、googleの目的は「良質なコンテンツをユーザーに見せる」ことであり、我々SEO担当者がやっている行動は本来のgoogleのそれとはズレていると私は認識しております。

 

しかし、googleを始めとした検索エンジンは大変貴重且つ重要な導入元であり、SEO対策を何もしないでコンテンツ最優先なんてことは恐ろしくてできませんけどね(;・∀・)

 

特に私はECサイトのSEOを担当しておりますので、なおさらホワイト/ブラックを問わず売上を上げる為には、SEO対策は必要不可欠ですね。

 

あ、アンケートの答えとしましては、「それは別物」というのが私の考えです。

 

 

・SEOの言葉の意味による。

 

日本でSEOというと広くは順位を上げるための施策として認識されている。

 

と、考えれば順位を上げることとSEOを全て知ることというのは=もしくは≒になる。

 

でも本来の意味でいうと検索エンジン最適化、要は検索エンジンがしっかりとコンテンツを評価できるところまでしてあげればそれで良いということになる。コンテンツがよければ順位も上がるだろうし、コンテンツが悪ければ順位は下がるだろう。

 

でもそうでないSEOだったり、SEO屋がいる限り本当の意味でのSEOの概念は中々広まらないと思う。

 

いくらきれいごとを言っても順位を上げられないSEO屋はやっぱり無能なのだと思うから。Googleがこうだから、マットカッツがこういったからそうするというのは詐欺師に簡単にだまされる手の人間で結局生き残ることは出来ない。

 

 

・順位上げゲームと勘違いしてる業者が、多いですね。 だから、企業からSEO業者はうさんくさいと思われていると思います。

 

・SEOを知ることと順位を上げることは別だと思います。私が検索エンジン対策に興味を持ったのはアフィリエイトと言う「収入を得る手段」を研究していた時に、検索エンジンからのアクセスは無料だと言う事を知ったからです。

 

そして任意の言葉で検索した時に自サイトが一番上に表示されれば多くのアクセスが見込める事を知り、当時は試行錯誤を繰り返しながら「順位を上げる方法」を研究していました。

 

その時の経験でおおよそ、どのような方法を採用すれば自サイトの検索エンジンでの順位を上げることができるのか、理解しているつもりです。ですが、それらの経験を言葉で表せるか? と言う問いにはNoです。具体的な理論もわかりませんしデータがあるわけでもありません。

 

これらの事から県結果で順位を上げることと、SEOを知ると言う事は微妙に違うと考えています。

 

以上、アンケートの回答を公開しましたが、回答してくれた人は少なくはなってしまいましたけど、みなさん「SEOを全て知ること」と「順位を上げること」は微妙に違っている、もしくは別物であると考えているのかなと思いました。

 

あと今回のアンケートの回答を見ていて、

 

順位上げゲームと勘違いしてる業者が、多い

 

これもやはり依頼してくれるユーザーからそう思われてしまっていると実感しました。

 

実際、私もSEOをやり始めた頃ぐらいの時は、検索エンジンの検索結果で上位にさせるのは、まるでゲームみたいで「順位が上がることが面白かった」というのは確かにありました。

 

しかし、SEOを長年やっていくと、検索エンジンの検索結果で順位を上げることだけではないということも知りました。

 

ただ、現状としては依頼してくれるユーザーの中には、「1位に上がればOKだ」、「とにかく順位を上げてくれ」という方がいるのもまた事実です。

 

なので、

いくらきれいごとを言っても順位を上げられないSEO屋はやっぱり無能なのだ

 

と思われてしまっているので、やはり「SEOを知ること」よりも「順位」というものに意識が集中しがちになっている。

 

だから、

マット・カッツ氏が言うように、googleの目的は「良質なコンテンツをユーザーに見せる」ことであり、我々SEO担当者がやっている行動は本来のgoogleのそれとはズレている

 

と回答してくれている方も存在しているのかなと思っています。

 

そして、この良質なコンテンツを作るにも、「自分ではできない」、「WEB制作会社等に依頼すると費用がかかる」等の理由で、目的のキーワードで上位表示されていないウェブページをコンテンツの追加や修正などもなしに外部リンクのみで対策することもあります。

 

また、この「外部リンクのみ」というのも、これだけを使って上位表示させるための対策はいろいろとあるんですが、依頼してきたユーザーなどからは、単に「順位を上げる道具」を思われている可能性もあり、それを扱う弊社のようなSEO業者は、「検索エンジン専門の順位上げ屋」のようなものになりさがってしまっていることを感じる部分はあります。

 

なので、本来のSEOであれば、検索エンジンにおいてしっかりとサイトのコンテンツを評価してあげるようにすることが大事であり、今後はこれがとてもさらに重要になってくると思われ、単に「順位上げ」をするだけではなく、よりユーザーが高く評価してくれるコンテンツを作っていくことが望まれると予想しています。

 

この「よりユーザーが高く評価してくれるコンテンツ」にしていくためにも、コンテンツを評価してくれるユーザーを検索エンジンからストレスや不満なく訪れてもらうようにする、またコンテンツにおいて設定しているキーワードにて最適化する必要があるので、ここでSEOを知ることと、順位を上げることは微妙に違っており、SEOの全てを知ることは不可能ですが、検索エンジンからサイトに集客するのであればSEOのある程度は知っておくべきことであると考えています。

 

ただ、最後になりますがアンケートの回答者の中で、

 

Googleがこうだから、マットカッツがこういったからそうするというのは詐欺師に簡単にだまされる手の人間で結局生き残ることは出来ない。

 

とちゃっと気になることを書いてくれている方がおり、これも深く考えてみると確かにそうだなと感じました。Googleは全て情報を公開してはいないので、「Google ウェブマスター向け公式ブログ」で参考になることは書かれているんですけど、「順位を上げること」が書かれているわけではないので、順位を上げるのであれば「今そこにあるGoogle」を見ていったり、調べていくしかないと考えているのは私だけなんでしょうかね。

 

 

来年も恐らく私は、「今そこにあるGoogle」を見つめて、そこから何かを感じ、考えて実行していきます。

 

それが大事なことだと考えています。

 

 

では、みなさん良いお年をお迎えください。来年も「メディアフェイスのSEO」をよろしくお願い致します。

 

 


他の記事も読んでみませんか
【内部対策】:タイトルタグだけで上位化させる最高峰のSEO対策”9″つの戦術
【内部対策】:悪意のない、サイト内重複コンテンツでペナルティ”6”事例
【CRO】 :サイトに訪れたユーザーを逃さない、直帰率を改善する”11″の方法
【ツール】 :プロのSEO技術者なら知っている、使えるツール&サイト56選!
【戦 略】 :最高のキーワード選定は上位化率をアップさせSEOを成功へ導く
【内部対策】:Googleの形態素解析アルゴリズムを分析して内部SEOに活用する
【仮 定】 :関連性の高いサイトからのリンクが危険な理由
【内部対策】:【内部対策】低品質なページを改善して検索順位上げる方法
【調 査】 :有名サイト、昔と今のタイトルタグを比較
【仮 定】 :認知度やニーズの変化による検索ランキングの変化