アフィリエイトサイトに対するスパムフィルタを検証

アフィリエイトサイトは検索エンジンで上位化しにくいと言われます。その原因は何なのでしょうか。アフィリエイトタグ?コンテンツの薄さ?自然な被リンクが少ない?いろいろと予想できます。アフィリエイトタグは有り、なしに関わらず、上位化しているサイトもあればしていないサイトもあります。コンテンツに関しても十分な情報量と質を確保しているサイトでも下落している例があります。自然な被リンクが一番気になる部分ではありますが、自分の経験からすると、すべて人工リンクの場合でも、アフィリエイトサイトとその他のジャンルには差があるような気がします。最終的に考えた結論は、ジャンルによるスパムフィルタの違いです。実際に実験した内容を記します。

対策内容の前提として、すべてのドメインが新規ドメインで対策は人工リンクのみ。ページ数は1サイト10ページです。1ページ当たりのテキスト量は400-800文字ですべてオリジナルテキスト。テンプレートはジャンルごとにすべて同じです(全5種類オリジナル)。サイト内から外部リンクは一切貼っておりませんでした。人工リンクの詳細は詳しく申し上げませんが、対策は平等に行っております。対象キーワードは2ワードの複合キーワードで競合性の強いワードを選びました。

■アフィリエイトサイトのジャンル
SEOに詳しい人にアフィリエイトサイトが多いキーワードか、それとも少ないキーワードかという質問をした時に、8割ぐらいの人がアフィリエイトサイトが多いと言いそうなキーワード
・ドメイン数は1ジャンル20ドメイン。Aグループとします。

■通常サイトのジャンル
ほとんどアフィリエイトサイトが存在しないようなジャンル。
・ドメイン数は4ジャンル80ドメイン。ジャンルごとにB~Eグループとします。
※実験目的だけではなかったで数字に偏りがあります。

結果は以下のような形となりました。
Aグループ 0%が上位化
Bグループ 40%が10位以内
Cグループ 60%が10位以内
Dグループ 45%が10位以内
Eグループ 50%が10位以内

実際の1つ1つの順位を見てもらえれば、さらにわかりやすい偏りになっていることがわかって頂けるかと思いますが、Aグループの20個の内、300位以内に入っているドメイン数が2つだけという結果です。ドメインは元々ペナルティを受けていたということはなく、ドメイン名も規則性なくバラバラに付けました。

順位の推移も説明するならば、一旦上位化して急落というのが半数です。急落せずに順位を維持できていたならば、他のグループと同様の順位結果になっていただろうと思います。各グループ共に同様の対策を行っていましたので、この急落の原因がジャンル以外に考えずらいという結果になりました。

検証ジャンルが1つなので、正確なデータとしては弱いかもしれませんが、一つの参考事例として考えて頂ければと思います。

スマートフォン専用検索結果になる可能性は薄い

久しぶりに生ログを見ていたら、スマートフォン版 Googlebot-Mobileのユーザーエージェントを発見しました。2011年12月にスマートフォン専用クローラーが発表され、ウェブマスターフォーラムで質問と回答が掲載されています。振り分けの処理や正規化の問題など気になる部分ですが、一番大きく影響を与える問題は、PCと検索結果が異なるのかどうかという点ではないでしょうか。

googleは、クローラーが収集した情報をどのように活用するかは回答していません。クローラー導入当初はPCとスマホの検索順位が変えるということを想定していたのかもしれませんが、個人的に今は低いと感じています。理由としては以下となります。

・クロスデバイスの発展
Googleアドワーズは、あらゆるデバイスや環境に合わせて広告を配信することが簡単になりました。また、クロスデバイスでのコンバージョン(携帯で広告をクリックして、PCで購入に至った場合でもgoogleアカウントを参考に成約データが集計できる)という新しい機能も生まれ、検索順位が異なってしまった場合に、ユーザーの利便性が損なう可能性があります。

・多機能(複雑)よりシンプル(簡単)へ
先ほどのエンハンストキャンペーンにより、複雑化したリスティング広告がシンプルになりました。スマホ、タブレット、フィーチャーフォンそれぞれで作成する必要があったキャンペーンが同一のものとなりました。Googleは、よりシンプルにして運営者の負担を軽減したいのではないでしょうか。そうすることにより、サイト運営はコンテンツ作成に集中することができ、検索結果に表示されるサイトが充実します。結果、検索エンジンの利用者にとって満足する検索結果が生まれることになります。リスティング広告はもちろん簡素化により、参入しやすく、設定の手間が省けることになります。

・レスポンシブ・ウェブデザインの推奨
Googleはすべてのデバイスで同一のURL、同じHTMLを使用して、CSSでデザインを変更することを推奨しています。別々で独自のサイトを作成する費用も軽減され、コンテンツの変更や更新も簡単になります。PCとフューチャーフォンの時代は検索結果は基本的には同じですが、若干異なっており、検索エンジンも完全にPCサイトとモバイルサイトを区別することができませんでした。外部リンクについてもPCとモバイルのURLが異なっていれば、評価を紐付することが困難な状況でした。

完全に同一の検索結果である必要はなく、もちろんスマートフォンに最適化されたコンテンツが差し込まれたり、表示されることがあるかと思いますが、基本的なエンジン自体を別々のものにするメリットがなくなってきているように感じます。

用語集やQ&Aページを1ページにまとめるデメリット

小規模なサイトであれば、用語集や、Q&Aページ、または体験談などを1ページにすべて詰め込んで公開することがあります。1行程度の説明であれば、ページとして寂しいし、質の低いコンテンツとなってしまう可能性もある、管理の手間も考えると1ページごとに分けるのは効率が悪いというケースです。コンテンツを今後改善する予定がない、ということであればそれで問題ありませんが、ユーザーからの貴重なデータを取り損ねている可能性があります。

コンテンツの改善は、アクセス解析を見ながら行うと思いますが、URLが同一の場合、どのコンテンツがよくクリックされ、ユーザーに人気があるのかわかりません。段階的にコンテンツの拡充を行っていく際にも、ページを分けておいた方がどの部分を強化していくべきかが明確となります。クリックされにくいようであれば、リンクテキストの改善を行い、ページでのユーザーの動きが悪いようであれば中身のコンテンツ変更や追加などを行う必要があります。

このような1ページに別テーマのコンテンツが複数ある場合に当てはまりますが、javascriptでタブ切り替えや、ウィンドウなどを使用しているケースでもアクセス解析に反映されないユーザーのクリックが起きてしまう可能性があるので注意が必要です。ユーザーの動きは、サイトのコンバージョン率を高める為に必要なデータです。SEOに悪影響を与えるケースもありますが、この程度の内部問題は後々の修正が可能です。

電話で成約したユーザーのコンバージョン測定

コンバージョン(成果)が会員登録や問合せなどの場合、どういうキーワードで検索したユーザーが成約に至ったのか知ることができます。どれくらいのアクセスに対して成約に至ったかというコンバージョン率も知ることができます。コンバージョン率を知ることができれば、広告費に対してどういう調整をすれば売上を上げることができるのかが明確となり、今後の戦略が立てやすくなります。

ネット完結型のビジネスであれば、何の問題もなく、効果測定と改善が可能ですが、電話での成約が半分以上を占める場合であれば、リスティングの管理画面やアクセス解析を見ているだけでは改善は困難です。メールで問合せしてくるユーザーの属性と電話で直接してくるユーザーの属性がまったく違う可能性もあるので、キーワードごとのコンバージョンデータも完全に信用することができなくなります。

電話番号を複数用意して、キーワードごとに変更し、データを集計することで、電話での成約についてもWEBと同じような効果測定と改善ができるようになります。またキーワードに限らず、テレビや新聞のようなマス広告の効果測定をする場合にも、どの広告がどれだけの効果があったのかを知ることが可能になります。

こういったシステムは以前からありましたが、一般的に利用する企業は少ない印象でした。弊社でも最近クライアントに導入(紹介のみ)した経緯があり、同じようなシステムを扱った会社様と最近2.3社知り合う機会がありましたので、最近ニーズが増えているのかなあと感じています。各社機能や使用方法によってメリットデメリットがありますので、ご興味がある方は連絡を頂ければご説明・ご紹介させて頂きます。

オペレーターがデータを集計した場合、ミスは0%ではありません。また、ヤフーかグーグルか、キーワードは何かと尋ねても、お客様自身が間違ったり、あまり言いたくないという方もいるかと思います。間違ったデータを参考にしていては、効果改善することは難しいです。個人的にはある程度データが溜まっていれば、ずっと継続して利用する必要もないと思うので、初期段階の精査するツールとして今後使われることが多くなってくるのではないかと思います。

自然な形でアンカーテキストにキーワードが含まれる割合

アンカーテキスト分散チェックツールを使って、ビッグキーワードで上位化している有名サイトのアンカーテキストを眺めていました。自然なアンカーテキストとはどういうバランスで成り立っているのか。ユーザーが自然にリンクする時は、どういうリンクの貼り方をするのかを調べていました。

結論から言うと、基本的なことになってしまいますが、サイト名にキーワードを含めることが一番シンプルで強力なSEOだと再認識することができました。サイト名にキーワードが含まれていないサイトは、どんなにそのジャンルに特化していたとしても、自然な形でアンカーテキストにキーワードを含めてもらうことは困難です。

例えば、Yahoo!JAPANの場合、『検索エンジン』というアンカーテキストが含まれているキーワードは検索エンジンyahooというキーワードのみで全体の0.002%でした。ヤフーは検索エンジンというキーワードで4位です。

モバゲーの場合は『ゲーム』というキーワードで調べてみた所、複数のパターンがありましたがそれでも0.06%。モバゲーは、ゲームというキーワードで圏外。

日本経済新聞の場合は、こちらも複数ありましたが『ニュース』というキーワードで0.03%日経はニュースというキーワードで15位です。

日経の場合は特にわかりやすくて、ニュースというキーワードを含めたサイトがほとんど上位化しています。NHKニュース、MSN産経ニュースなどはサイト名自体をWEB版として変更しています。ニュース : 教育 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)のように、サイト名は残したままタイトルタグに入れている例もあります。

ベストはサイト名自体にキーワードを含めることですが、どうしても難しい場合には、せめてタイトルタグに入れることで少し改善されます。リンクを貼る時にタイトルタグをそのまま使うユーザーがいるからです。

このように、サイト名にキーワードが含まれていない場合では、アンカーテキストにキーワードが含まれること自体がめずらしいようです。さらに上位化したいキーワード単一ということになれば、さらに割合は低くなるのではないでしょうか。

ここまで割合が低いと、検索順位に与える影響度として、アンカーテキストへの比重が大きすぎる気もしますが、実際に上位化していることも事実ですので無視はできません。

新たにサイトを作る時に、ユーザーに分かりやすくメリットもあり、検索順位への影響もありますので、キーワードを含める形で決めることをおすすめします。あまりいないと思いますが、キーワードだらけになってしまうと、今度はサイト名自体を覚えてもらえないデメリットもありますので、バランスが大事です。

Google検索表示をシミュレーションできるツール

Google SERP Snippet Optimization Tool
http://www.seomofo.com/snippet-optimizer.html

またまた便利なツールの紹介です。タイトル、ディスクリプション、URLなど、検索結果に表示された時にどういう表示になっているかを確認するツールです。日本語は対応していないようですが、Display OptionsのGoogle SERP Simulatorをクリックしてみると、割と近い感じになるかと思います。

文字数は正確ではありませんので注意してください。文字数をきっちりと表示させたいので使用する、というよりは、クリック率を改善する為に全体のバランスを見ながら調整していくためのツールとして使用した方がよさそうです。

漢字ばかり使用しすぎてみずらい、ひらがなが多くてゆるい印象を持ってしまう。1段目と2段目で同じ単語が並んでいる。記号の使い過ぎでごちゃごちゃしてしまっている。文章の区切り位置が悪いなど、検索結果に表示された時のバランスを考えて、ユーザーはクリックしてくれるかを考えながら設定してみてください。

serp

アンカーテキスト分散チェックツール

anchor
Anchor Text Over Optimization Report
http://www.removeem.com/ratios.php

MOZAPIを使ったアンカーテキスト分散チェックツール。URLを入れるだけ、軽いし、視覚的にわかりやすいのがいいですね。赤は偏りが大きいアンカーテキストで、ピンク色がやや偏りがあるアンカーテキストです。指名検索ワード以外が赤かピンクになっている場合、ペナルティを受けてしまう可能性が高い状態なのかもしれません。

ざっくりと眺めているだけで、ユーザーがどういう意図でリンクしてくれているのかを理解することができます。自分のサイトであっても、ユーザーがどう思っているのかというのはわからないものです。マーケティングのサイトとして運営していたけど、ユーザーはSEOだと思っていたり、デザイナーの技術ブログのつもりが、たまに書くランチが人気でグルメブログだと思っている人がいるかもしれません。

一度自分のサイトがユーザーにどういう風に見られているのかを知る為にアンカーテキストのバランスを見てみるのもいいのかもしれません。なぜか自分の意図と違ったキーワードでアクセスされていると感じる方は、検索エンジン視点でサイトの状態を見てみましょう。

Anchor Text…アンカーテキストのことです。
Root Domain…ルートドメイン数のことです。
Root Percentage…ルートドメインの割合です。
External Links…被リンク数です。
Link Percentage…被リンク数の割合です。
Inbound mozRank…moz独自のランクです。
mozRank Percentage…mozRankの割合です。

クローキングスパムなる例、ならない例

SEOの為に、意図的なクローキングをしているサイトはほとんど見かけなくなりました。サイト内に存在しないキーワードで上位化していて、被リンクにもそれらしきアンカーテキストがない場合、ユーザーエージェントを変えてみると、テキストがすごいことになっているサイトがあったり、そういう場合は大抵ディスクリプションでもわかるのですが、微妙なクローキングをしているサイトはわずかですがまだ存在しています。デメリットの方大きすぎますね。ただ、検索順位を操作する目的でないクローキングが最近増えてきたように感じます。それは、LPOやデバイスの振り分け、会員専用コンテンツなど、ユーザーセグメントの機会が増えてしまった為だと思います。

クローキング
クローキングとは、ユーザーと検索エンジンに対して、それぞれ別々のコンテンツを表示させることです。簡単に説明するとこういうことなのですが、覚えておくべきポイントは『検索エンジンに対してのみ、セグメントをかけなければ問題ない』ということです。

デバイスの振り分け
PCと携帯の振り分けは、iphoneでアクセスしてきたユーザーは携帯サイトに飛びます。PCのクローラーはPCサイトをみます。一見、ユーザーとクローラーに対して別々のページを見せている為、クローキングになってしまう可能性が考えられますが、PCデバイス、携帯デバイス2種類の分類の中で生じた振り分けなので、特に問題ありません。

ABテスト
これは、難しい問題ですが、基本的にはSEOでABテストはやらない方がいいかもしれません。内容によりけりですが、まず大幅なテストは少なからず順位に影響がでます。それ以外にも一定の制限がかかってしまうので、リスティングやその他広告でnoindexで導入する方法をお勧めします。クローキングになるかというと基本的には問題ないと思いますが、偏った表示が続いていれば、もしかするとペナルティを受ける可能性は0ではありません。

エリア別のLPO
地域ごとに見せるコンテンツを変更するLPOは、特に問題はありません。デバイスごとの振り分けと同様、エリアごとのセグメントは設定されていますが、検索エンジンだけに用意されたコンテンツが存在しない為です。googleのクローラーは米国から来ますが、米国から来たユーザーも同じコンテンツを見ますので、得に問題はありません。

会員制コンテンツ
ログインしないと見れないコンテンツはクローキングになりません。条件さえクリアしていれば、検索エンジンにも見れたはずだからです。但し、まれにログインしないと見れないコンテンツが、検索エンジンにインデックスされてしまっているサイトがあります。運営者がアクセス数を伸ばしたい為にコンテンツを検索エンジンにのみ認識させているという例です。これはクローキングとなってしまいますので、注意が必要です。

クッキーによって振り分け
初回アクセスの表示と、2度目に訪れたユーザーに対する表示を、クッキーを元に変更するケースがあります。これも会員制コンテンツと同様クッキーを保持すれば、検索エンジンにも同じように見えたはずなので、クローキングと認識されることはありません。

「YDNサーチターゲティング」使用後の感想

YDNに新しい機能、サーチターゲティングが登場しました。ヤフーで特定のキーワードを検索したユーザーに対してセグメントを行い、リマーケティングとしてディスプレイ広告を表示させるという、新しい形のリターゲティング広告です。8/19に登場後、すぐに設定して1週間が経ちましたので、感想をお伝えしようと思います。

まずイメージと異なった点は、完全一致ではなく部分一致であること、「seo 意味」というキーワードで検索したユーザーと、「seo 料金」というキーワードを検索したユーザーとでは、ユーザーの目的は大きく異なります。やはりといった感じですが、コンバージョン率はあまり高くありませんでした。この辺の細かい設定まですることができれば、かなり費用対効果が高くなるのではないでしょうか。

次にある程度のボリュームがないと、キーワードとして設定できません。イメージとしては、ミドル~ビッグキーワードでないと設定ができないと理解しておいてください。まだそこまで詳細な設定はできませんので、効果としては、ターゲティングとリターゲティングの中間というような位置づけになるのではないかと感じています。

スマートフォンとタブレットの予測リーチ数が出力される点は、出稿前の参考として有益な情報になります。ちなみにリストに関しては、リターゲティングのようにタグを埋め込んで蓄積していくものではありません。過去(どこまで遡るのかは不明)の履歴に基づいてリスト化しているユーザーに対して配信しますので、リストを貯める必要はなく、すぐに広告を開始することができます。

今後の機能追加に期待したいと思います。

“0”へと近づくことあってもプラスになることはない内部対策

ハーズバーグの二要因理論とは、職務の満足、不満足を引き起こす要因に関して考えられたものです。「達成」「成長」「昇進」「責任」などの動機付け要因は、満足度は上がりますが、欠けていてもマイナスになることはありません。一方「会社方針」「人間関係」「労働条件」「給与」などの衛生要因は、欠けていると不満足と感じます。ですが、満たしていても満足と感じることはありません。

図解でわかりやすいので興味がある方はこちら
http://www.motivation-up.com/motivation/herzberg.html

何の話かというと、SEOもよく似ているなあと感じました。
 
動機付け要因=外部対策 (-100~+100)
外部対策はプラスへ働く要因です。二要因理論と違う点はペナルティが存在するため、大きくマイナスとなってしまう可能性があるということです。但し、リンクビルディングはブラックな手法、ホワイトな手法に限らず、プラスへと向かっていく対策となります。外部対策がなければ、プラスになることはありません。

衛生要因=内部対策 (-100~±0)
内部対策はマイナスからプラスへと働く要因です。0へと近づくことはできますが、順位を上げるような施策ではありません。もしそれが大きなプラスとなる施策であれば、大きく順位を下げる可能性がある施策になる可能性があります。

リンクは増やしていないけれど、順位は上がっているという方もいるかと思いますが、それは、マイナスであった部分が内部対策によって0へと向かった為で、0からのスタートであれば、下位にいるページが元々マイナスという可能性が考えられます。

これはあくまでも、順位が上がる、順位が下がるに限ったものです。コンテンツを増やして、ロングテールのキーワードを集めることで、検索エンジンからのトラフィックを獲得することができますが、順位を直接的に上げたり、下げたりするものではありません。0を増やすことで、0という数字でも一定の順位を獲得することができる為、アクセスが集まるということです。

また、良いコンテンツを作ることができれば、リンクが集まり順位は上がる可能性はありますが、あくまでも間接的な要因であり、直接順位を上げることではありません。○○をすればseoに効果的か?という質問をよく受けることがありますが、良いコンテンツ例のように、直接的には効果がなくとも、間接的に効果がある施策もあります。

すべての内部対策は間接的要因であり、0へと近づける効果はありますが、0からプラスへ持っていくことはできない(できるけれどもしない方が良い)ということを理解しておく必要があります。