“0”へと近づくことあってもプラスになることはない内部対策

ハーズバーグの二要因理論とは、職務の満足、不満足を引き起こす要因に関して考えられたものです。「達成」「成長」「昇進」「責任」などの動機付け要因は、満足度は上がりますが、欠けていてもマイナスになることはありません。一方「会社方針」「人間関係」「労働条件」「給与」などの衛生要因は、欠けていると不満足と感じます。ですが、満たしていても満足と感じることはありません。

図解でわかりやすいので興味がある方はこちら
http://www.motivation-up.com/motivation/herzberg.html

何の話かというと、SEOもよく似ているなあと感じました。
 
動機付け要因=外部対策 (-100~+100)
外部対策はプラスへ働く要因です。二要因理論と違う点はペナルティが存在するため、大きくマイナスとなってしまう可能性があるということです。但し、リンクビルディングはブラックな手法、ホワイトな手法に限らず、プラスへと向かっていく対策となります。外部対策がなければ、プラスになることはありません。

衛生要因=内部対策 (-100~±0)
内部対策はマイナスからプラスへと働く要因です。0へと近づくことはできますが、順位を上げるような施策ではありません。もしそれが大きなプラスとなる施策であれば、大きく順位を下げる可能性がある施策になる可能性があります。

リンクは増やしていないけれど、順位は上がっているという方もいるかと思いますが、それは、マイナスであった部分が内部対策によって0へと向かった為で、0からのスタートであれば、下位にいるページが元々マイナスという可能性が考えられます。

これはあくまでも、順位が上がる、順位が下がるに限ったものです。コンテンツを増やして、ロングテールのキーワードを集めることで、検索エンジンからのトラフィックを獲得することができますが、順位を直接的に上げたり、下げたりするものではありません。0を増やすことで、0という数字でも一定の順位を獲得することができる為、アクセスが集まるということです。

また、良いコンテンツを作ることができれば、リンクが集まり順位は上がる可能性はありますが、あくまでも間接的な要因であり、直接順位を上げることではありません。○○をすればseoに効果的か?という質問をよく受けることがありますが、良いコンテンツ例のように、直接的には効果がなくとも、間接的に効果がある施策もあります。

すべての内部対策は間接的要因であり、0へと近づける効果はありますが、0からプラスへ持っていくことはできない(できるけれどもしない方が良い)ということを理解しておく必要があります。


他の記事も読んでみませんか
【内部対策】:タイトルタグだけで上位化させる最高峰のSEO対策”9″つの戦術
【内部対策】:悪意のない、サイト内重複コンテンツでペナルティ”6”事例
【CRO】 :サイトに訪れたユーザーを逃さない、直帰率を改善する”11″の方法
【ツール】 :プロのSEO技術者なら知っている、使えるツール&サイト56選!
【戦 略】 :最高のキーワード選定は上位化率をアップさせSEOを成功へ導く
【内部対策】:Googleの形態素解析アルゴリズムを分析して内部SEOに活用する
【仮 定】 :関連性の高いサイトからのリンクが危険な理由
【内部対策】:【内部対策】低品質なページを改善して検索順位上げる方法
【調 査】 :有名サイト、昔と今のタイトルタグを比較
【仮 定】 :認知度やニーズの変化による検索ランキングの変化