弊社のSEOの問い合わせでも、「うちの公式サイトを上位表示してください」っていう要望が意外とあります。
でも、公式サイトのSEOってのは、けっこう難しい場合もあり、上位表示できない可能性があるんですよね。
しかし、なぜ「公式サイト」が上位表示できないのか、今回はこれについて考えてみたいと思います。
1.総合したサイトが既に上位に表示している場合
もし仮に、検索エンジンにおいて「スーパーロボット」というキーワードで自分の管理している公式サイトを1位にしたい場合には、
現在の検索結果が上記のようになっているんですが、2位のサイトで「第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇」というゲームソフトのサイトがあります。
これは、公式サイトなんですが、1位に表示されてはいないんですよね。なぜかというと、1位のサイトが「スーパーロボット大戦」というゲームの全シリーズを扱っている総合的なサイトのため、「第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇」では、「スーパーロボット」というシリーズの中では1つの作品でしかないので、「スーパーロボット」と検索した全てのユーザーに求められているかというと、総合的に扱っているスーパーロボット大戦の公式サイトの方が検索した全てのユーザーに求められている可能性が高いと判断して、1位に表示されている可能性が考えられます。
また、「スーパーロボット大戦」で検索しても、やはり現在は総合的に扱っている方が1位に表示されています。
ただ、これには例外も存在して、「ペルソナ」という検索結果を見てみると、
このように表示されています。ちなみに「ペルソナ」ってのは、これまたゲームソフトの作品名でシリーズ化されています。
そんでもって、1位にペルソナ公式サイトというのが表示されており、これも「総合的なサイトなのかな~」と思っている方もいますが、実はこれ2009年にPSPで販売されたものを紹介しているサイトであり、総合的なサイトではないんです。
しかも、「ペルソナ」の最初に出た作品は、WindowsとPSで発売された「女神異聞録ペルソナ」と呼ばれるものであり、さらに総合的なサイトは、「ペルソナ Portal」というサイトです。
本来であれば、総合的なサイトの方が「ペルソナ」と検索すると、1位に表示されていても可笑しくはないと思うんですが、なぜだろうかと、
「ペルソナ Portal」を「Internet Archive」というウェブページが検索エンジンにおいてどれくらい前に存在していたのかを確認できるサイトやドメインエイジを調べれるサイトで調べてみると、2011年8月頃であり、現在1位に表示されているサイトの方は、2009年2月頃であることが確認できました。
なので、現在1位になっているサイトよりも「ペルソナ Portal」の方が若いものであり、ひょっとしたら、今現在オールドドメインがGoogleにおいて効果を発揮しているといろんな所で言われていたりするので、そのオールドドメインが上位表示することと関係しているのではないかと考えました。
それと、Googleは検索キーワードに対してユーザーにとってニーズがあり「ぴったりと」一致するページを探していると考えているので、それも影響しているのではないかと感じました。
ちなみに、現在検索エンジンで「ペルソナ公式サイト」と検索しても、「ペルソナ Portal」のサイトは1位ではない状態となっています。
まあ、どちらにせよ、こうゆう場合は1位に表示させることが難しいというか、ほぼ不可能に近いと思います。
もし1位に表示させたいのであれば、検索エンジンで上位表示させるキーワードを変更した方が良いでしょう。
2.同じキーワードのサイトが検索結果で多く存在している場合
他に「公式サイト」が上位表示できない理由を考えてみると、
上記の検索結果のように同じ会社名等が多く存在している場合ではないでしょうか。
ちなみに1位に、ドメインエイジは2000年02月頃で、OSEで調べてみると、
このようになっており、5位のサイトはドメインエイジが2001年08月頃で、同じくOSEで調べてみると、
なっており、1位のサイトが1位に表示されているのもこれを見るかぎりではなんとなく分かります。
また、「株式会社メディアフェイス」と検索しても、「メディアフェイス」で1位になっていたサイトが1位のままでした。
こうゆう場合は、難しいです、、状況によってはほぼ不可能な場合もあります。
今回は、ざらっとSEOで「公式サイト」が上位表示できない理由について、考えてみました。もし、これがSEOを行う場合の参考となって頂ければ幸いです。
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