バックリンク(被リンク)の調べ方

現在のSEOにおいて、サイトの内部でのコンテンツの評価がGoogleでは重要になってきているんですが、まだまだ、被リンクの評価もゼロになっているわけではないんです。

 

なので、自分の管理しているサイトで、どんなリンクが付いているのか、気になっている人や調べたい方も多いかと思います。そこで、今回は被リンクの調べ方について紹介していきます。

 

1.Googleのlink:コマンドは正確ではない。

Yahoo!がGoogle検索結果とほぼ同じ表示になるまでは、Yahoo!検索でコマンドを使用して「link:(被リンクを調べたいURL)」、このように入力すれば、検索結果において入力したURLに付いている被リンクの状態を表示できたわけですが、今はYahoo!がGoogle使用になっているために、「link:(被リンクを調べたいURL)」で入力して、表示される結果は、

 

Googleでlinkコマンド使用01

 

弊社のmf-seo.comの場合だとこのようになるわけで、明らかに被リンクの数が少ないんですよね。かなり昔から対策しているわけで、もっとリンクの張られている数は多いと思います。なので、Googleでのlink:コマンドは正確な数値を表示してくれないんです。

 

しかも、面白いことにこの時に表示される被リンクと認識されているサイトは、元々mf-seo.comは、旧ドメインであるguerrilla-seo.netからリダイレクトしたのですが、そのリダイレクトした「guerrilla-seo.net」の方も、しっかりと、このコマンドを使用した時に、認識されてるんですよね。

 

2.Yahoo.comを使用してみる。

まあ、今一番被リンクを調べる際に、SEOをやっている方などが使用していることの多いのが、Yahoo.comだと思います。

 

ちなみに、Yahoo.comでlink:コマンドを利用して弊社のmf-seo.comを調べてみると、

 

Yahoo.comの使用の場合01

 

このような感じになります。Googleで検索した時よりも、かなり被リンクの数が増えているのが分かると思います。長期に渡りmf-seo.comを対策していると、これぐらいの被リンクが付くであろうと思えるような数です。

 

ただ、ここで注意して欲しいのが、「Yahoo.com」と「Yahoo.co.jp」では別々のクローラーを使用しているため、認識される被リンクに違いがあるという可能性が高いということです。

 

このYahoo.comでの被リンクを全て鵜呑みにしてSEO対策を行っている人は少ないと思います。あくまで参考程度に考えておいた方が良いです。

 

※2011年11月18日にての現状

 

Yahoo.comから直接「link:コマンド」を使用すると、被リンクが確認できないような状況となっております。しかし、

 

http://siteexplorer.search.yahoo.com/

 

上記のURLにアクセスして頂ければ、被リンクを確認できますが、不具合等も報告されておりますので、あまり信用しない方が良いかもしれません。

 

※2011年11月23日にての現状

 

米「Yahoo!SiteExplorer」のサービスが終了致しました。

 

 

3.Open Site Explorerを使用してみる。

今、検索エンジンでの被リンクの状態を調べようと思ったら、どうしても海外のものを使用せざるおえなくなってきている感じがある中で、SEOのプロなども使用している「Open Site Explorer」を使ってみるのもありかと思います。

 

早速、Open Site Explorerにて、弊社のmf-seo.comを調べてみると、

 

Open Site Explorerでの結果01

 

このような感じに表示されます。

 

「Total Links」を見ると、Googleでの結果よりも多く、Yahoo.comよりも少ない被リンクの数です。このOpen Site Explorerの便利な所は、サイトのアンカーテキストの状態も確認できるところにあり、またどんなサイトからリダイレクトされているかも確認できることができるので、何かと優れものですが、無料登録と有料登録に分かれているため、被リンクの状態などを詳しく調べようと思ったら、有料登録を行わないといけないのが、ネックです。

 

4.MajesticSEOを使用してみる。

海外で被リンクを調べるツールは「Open Site Explorer」だけかと思いきや、何かと注目を浴びていきつつある「MajesticSEO」を使ってみるのも良いでしょう。

 

以前、MajesticSEOには登録していたので、弊社のmf-seo.comを調べてみると、

 

MajesticSEOを使用した場合

 

このような感じに表示されました。

 

「External Backlinks(外部バックリンク)」を見ると、Googleでの結果よりも多く、Yahoo.comの結果より少なく、さらにOpen Site Explorerの結果よりも少ない被リンク数となっていることが確認できます。

 

実は、最近このMajesticSEOの日本語版が、123サーバー株式会社さんより提供されていることを確認しました。ただし、無料登録の場合は制限があるので、ご注意ください。

 

この調子で、Open Site Explorerも、どこか日本語版を提供してくれないかなと思ったりしています。

 

5.Googleのウェブマスターツールを使用してみる。

これは、被リンクを調べたいサイトをGoogleのウェブマスターツールに登録する必要があります。

 

Googleのウェブマスターツール画面001

 

登録した後に、ウェブマスターツールにログインし、被リンクを調べたサイトを選択し、「トラフィック」→「サイトへのリンク」でリンク元が確認できます。

 

また、もっとリンク元の詳細を見たい場合は、下の「詳細」をクリックすると、

 

 

被リンクを調べたいサイト内のページにリンクしているドメインで最も多くリンクしているドメイン順に表示されます。

 

そして、赤枠の「その他のサンプル リンクをダウンロードする」で、CSVファイルでデータをダウンロードでき、どのサイト(ドメイン)のどのページからリンクされているかが確認できます。

 

ただし、このCSVファイルで確認できるのは、10万件までのようです。

 

ざらっと、現状での被リンクの調べ方を挙げてみると、このような感じですかね。まあ、どれも被リンク数に違いがあったりするので、あまり全てを鵜呑みにして、SEOを行っていくよりは、参考程度に考えていった方が良いかと思います。

 

 


他の記事も読んでみませんか
【内部対策】:タイトルタグだけで上位化させる最高峰のSEO対策”9″つの戦術
【内部対策】:悪意のない、サイト内重複コンテンツでペナルティ”6”事例
【CRO】 :サイトに訪れたユーザーを逃さない、直帰率を改善する”11″の方法
【ツール】 :プロのSEO技術者なら知っている、使えるツール&サイト56選!
【戦 略】 :最高のキーワード選定は上位化率をアップさせSEOを成功へ導く
【内部対策】:Googleの形態素解析アルゴリズムを分析して内部SEOに活用する
【仮 定】 :関連性の高いサイトからのリンクが危険な理由
【内部対策】:【内部対策】低品質なページを改善して検索順位上げる方法
【調 査】 :有名サイト、昔と今のタイトルタグを比較
【仮 定】 :認知度やニーズの変化による検索ランキングの変化