これからの検索エンジンの傾向から準備しなければいけないことが多くなってきていると感じていますが、その中でもやはり一番準備を急がれているのが例のパンダです。
そこで、SEOでは情報も大事であると思っている私が集めたこれまでのパンダ・アップデートのまとめてみましたので、どうぞご覧ください。
パンダ・アップデート(ぱんだあっぷでーと、英: Panda update、中: 熊猫 更新 )は、米で2月下旬~3月初旬頃にGoogleでの検索結果において行われたアップデート。
また、Search Engine Landの編集長であるダニー・サリバン氏が、今回の更新がコンテンツファームへの対処であるとして「ファーマーアップデート」と名付け、そう呼んでいる人もいる。
以前行っているカフェインの導入でサイトページのインデックスのスピードが格段に向上アップしたという効果があり、たくさんの良いコンテンツが検索で引っかかるようになりましたが、逆にこれは良いとは言いにくいコンテンツを持ったサイトも入ってきてしまうようになる。
パンダ・アップデートを導入する前にGoogleの社外においてテストユーザーに、
こちらのウェブサイトで貴方が買い物をしてクレジットカードを使用した場合でも抵抗はありますか?
こちらのウェブサイトで処方されている薬を与えて抵抗がないですか?
こちらのウェブサイトに見て権威を感じています?
これがマガジンに掲載しても大丈夫ですか?
アフィリエイト広告が多い過ぎではない?
上記の質問をし、こうした質問を人が直感的に判断するということを検索エンジンアルゴリズムにおいて実現に成功した模様。信頼されるサイトはどんなもので、また信頼されないサイトはどんな特徴があるのか、数値・数式化。
自分では、かなり完成度、質の高いサイトであると判断しても、他のユーザーは貴方のサイトに対して、また違う評価の仕方をしてくる。
このパンダと名付けられた由来は、パンダという名前のエンジニアが中心になり、このアルゴリズムの開発を行っていたので、Google社内のコードネームは「ビックパンダ」と呼んでことが、由来となっている説が濃厚。
こうした人が直感的に判断するということを実現したアルゴリズムをアップデートにおいて導入し、米において影響を受けたサイトの特徴は以下の通りです。
1.自分が運営者しているサイトで自分以外の人が投稿可能なコンテンツが置いてあるサイト。(Demand MediaのeHowがこれに該当しているが、今回のアップデートでランクダウンが見られていない模様)
自分で運営しているウェブサイトに責任持って、中に置いてあるコンテンツの内容を管理できるか、できないかが鍵となっている可能性アリ。
これの米での参考サイトは、
「associatedcontent」
URL:http://www.associatedcontent.com/
「wise GEEK」
URL:http://www.wisegeek.com/
「Merchant Circle」
URL:http://www.merchantcircle.com/
ユーザーが各々自由に投稿可能なコミュニティ型コンテンツが置いてあるサイト、つまりは最初の方にちょろっとだけ書いたようなwiki系のサイトもランクダウンの可能性アリ。
2.他のウェブサイトからコンテンツをコピーしてページを自動生成(スクレイピング)サイト。
これは言うまでもないが、「他人のサイトを丸まるパクな!」ということです。そりゃ、Googleさんだってお怒りになります。もちろん、単に単語順などを入替たりしているもの、既存のコンテンツを書き直しているだけコンテンツ、宣伝のためのコンテンツなどもダメ。
例えば、鈴木謙一氏の海外SEOブログでのGoogle翻訳で自動翻訳したコンテンツは検索エンジンスパムになるかもという記事で考えてみると、
アメリカのサイトのコンテンツをGoogle翻訳
↓
Google翻訳した文章をちょこっと変えてウェブサイトに掲載。
↓
パンダアップデート、日本襲来(導入)
↓
ランクダウンになる可能性もゼロではない。
また、一般のユーザー同士がお互い助けあっているQ&A、質問投稿サイトも対象になってくるランクダウンの可能性アリ。
オリジナルのコンテンツを置いてあるサイト以外は評価されないというのが、今回のアップデートの特徴でもある。
3.データベース情報を引き出すだけのサイト
ECサイトに見られるデータベースで引き出した情報にはオリジナル性はあるが、その情報だけを表示させた検索結果ページと商品画面のみのページがあるものなどは、オリジナルの文章(人の手が加わってないもの)がほぼないので、評価がされなくなりランクダウンの可能性アリ。
4.広告が多い・リンクが過剰になっているサイト
一部のブログなどで見るアフィリエイトタグばかりを張っていて、オリジナルコンテンツがほぼないなく広告収入が目的となっているもの。これは私もちょくちょく目にするんですが、検索結果の上位に来ているとイライラさせられます。
あとは、リンクの過剰になっているサイトは、これまた鈴木謙一さんの「1ページのリンクは100未満に抑える」は過去の話だけど、やっぱり抑えたいという記事がありつつ、ビックキーワードで上位に来ているサイトも参考にして、内部リンクが多いのでは?と考えて現在mf-seo.comに設置されている以下の用語集を修正する予定です。
↓
こうご期待!
ユーザーの使いやすいように改善に向け、またパンダアップデートの事前対策も考えてmf-seo.comの内部コンテンツを多忙な私ですがいろいろと少しずつ修正中の方を行っています。
5.質の低いページがあると判断される可能性があるサイト
質の高いページがほんの少しで、質の低いページもアップデート後はランクダウンの可能性アリ。質の低いページが存在してしまうとサイト全体に影響してしまい、せっかく1つのページで上位表示されていたのに、また別のページではコンテンツが薄くしてしまい、それが結果的にサイト全体のランクダウンを引き起こしてしまう恐れアリ。コンテンツの質と量の比率も影響してくる。
6.ドメインのオーソリティだけで大きくなっている(頼りきっている)サイト
これは、オールドドメインも含まれるのではないかと私は考えている。新規ドメインであってもコンテンツさえしっかりしておけば、後々オーソリティは付いてくるもの。
あとは、ソーシャルサイトで共有されていないものなどです。ここまで、ざっくりパンダ・アップデートのこれまでの情報をまとめてみました。(まとめになってるんか?)
このまとめた情報見てみて、今回のパンダ・アップデートで言えるのはユーザーが検索エンジンでどんなものを求めているのかがさらに重要になってきているということです。
これを踏まえて、事前対策としては以下のことが効果が高いと思われます。
サイトでコンテンツが増えれば、特にシステムを使っているサイトなどは、後で見てみると似たような内容が存在して、重複コンテンツのようなページが生まれていることがあります。これを検索エンジンが発見されてしまうと、クロールされにくくなる、質が低いとなってしまう恐れがあるので、重複コンテンツを防ぐための必殺アイテムのrel=”canonical”を使うと良いでしょう。
また、不要なページが存在している場合は、見つけ次第削除するか、またはnoindex, follow metaタグをサイトのヘッダー部分に設置して、クローラーの巡回を拒否。robots.txtでも来てほしくないページを拒否するのも良い。
あとは、お客さんのサイトを見てて気付かされるんですけど、意外と重複しているメタディスクリプションタグやタイトルタグが存在していることが多いので、これも前もって修正しておくことが必要です。
質の低いページは事前にnoindex, follow metaタグを設置して、ページにコンテンツを増やしてからタグを外して、検索エンジンに評価してもらうと良いかもしれません。
さあ、もうすぐ起こると多くのSEOをやっている人が予想しているこのアップデート前にしっかりと対策を行って、貴方(私も含め)はSurvivorとなっていきましょう!
※これを書く前(朝起きて)Survivorという曲を聴いていたので、Survivorという表現を使わしてもらいました。
今回のまとめ情報は、鈴木謙一氏の海外SEO情報ブログ、サイバーエージェントさんのSEO情報ブログなどを参考にしてみました、、どうもすみませんでした。
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