SEOのプロフェッショナルではないとまだまだ感じているメディアフェイスでSEO技術担当をしている小林です。
私より昔からSEOをやってきるプロフェッショナルたちは、Googleのページランクが信用できないものだということを知っているんですよね。もちろん私もそれは痛感してますが。
でも、まったくGoogleのSEO対策というものを知らない人にとっては、WEBサイトのページ1つ1つのランクが付くということで、当然、そのランクが高ければGoogleの検索エンジンにおいて上位化するのではないのかという可能性を考える。確かに「SEO」というキーワードを検索してみると、ページランクがそこそこあるサイトが上位に来ているのは事実である。でも他のキーワードなどを見た場合はランクが無くても上位表示をさせているものも存在しています。
このことは、今年の米サンノゼにて行われた「SMX West 2011」においても、話が出ていたようで、「検索エンジンのランク上=高ページランク」というのはSEOでの都市伝説であり間違いと言っている。米グーグルの社員もグーグルツールバーのページランクについて語っている記事がありますが、これでもサイトの順位付けに対しては、ツールバーのページランクは何も変化を与えることはないと書いているので、未だにページランクの都市伝説を信じている人はもうツールバーで表示されているランクを見ないようにした良いです。こうすることで過剰にランクを意識して、そこに無駄な時間を過ごしてしまうよりは、他の検索エンジンで上位に来る要素を探した方が賢明であるからです。一部では、まだページランクでのSEOテクニックがあると信じている人もいるかもしれませんが、、。
こんなページランクを高くしてサイトの順位を上げるSEOテクニックより、今後はやはりコンテンツを重視し、サイト全体を高めるSEOをしていくテクニックの方がとても重要になってくると私は考えています。コンテンツを重視しようとすると1つサイトがあってその1つ1つのページも見直す必要があります。この場合に私はよくやるんですがお客さんのサイト内部でのぺナルティを見つけたい、もしくはぺナルティとなっているページの文章を細かく区切ってGoogleの検索エンジンで検索します。
そうすると、ぺナルティを受けていないページでこれをやると、自分のところが当然オリジナルページですから、検索結果で1位になるわけです。でも、ぺナルティを受けているページの文章でやってみると、順位が下がってしまっているんです。この下がってしまう原因としては、ページの内部で使用している文章が別のサイトでまったく同じ文章を使っていたり、何かしらの要素で順位が落ちています。逆に言えば、その他のサイトでまったく同じ文章を使ってしまっている場合は、修正をしてオリジナルで文章を作成するようにしていけば順位が回復する傾向があります。これはやはり、クローラーに「検索エンジン上でまったく同じ内容のページが2つ以上存在しているのでは?」という認識をさせることになってしまう可能性があり、またクローラー自体の性能も昔と比べるとかなりアップと考えさせられるような検索エンジンの傾向もあるので、ちゃんと「オリジナルのページではこちらです」と検索エンジンに伝えるようにしましょう。
今のGoogleではサイトでぺナルティで順位が下がってい内部ページが存在する場合は、他の順位が下がっていない内部ページでもそのぺナルティを受けている内部ページに影響されて順位を落としてしまう感じがしています。これは、評価が低いページがあれば、そこに配置してある内部リンクで繋がっているページも評価が低くなるのでは私は考えています。しかし内部的に強化されたサイトは、1つ1つのサブページで評価も十分にあり、ある程度のキーワードで上位表示されるケースもあります。その強化されたページを見てみると、しっかりと上位化させたいキーワードがうまく分散・配置されているので、このバランス(比率)が現在のGoogleとうまくマッチングされているんですよね。でもここで考えたいのはSEOの部分ばかりを見すぎず、サイトの中で良いもの(コンテンツ)があればうまく紹介させるようにしていくことも今後のGoogleで必要になってくるSEOのテクニックとなっていくでしょう。そうすれば、飛躍的に順位だけでなくコンバージョン率も伸びていくと思います。
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