Googleの第一の目的はユーザーを守ること

2011年2月にパンダアップデートと呼ばれる検索ランキングアルゴリズムが導入されました。低品質なサイトや薄っぺらいサイトの検索ランキングを下げることを目的としたアルゴリズムで全世界で話題となりました。アップデートは定期的に繰り返しており、パンダアップデートは学習し続けています。

低品質なサイトの具体例
・テキストを引用してきただけのコピーコンテンツ
・広告だらけでオリジナルコンテンツが薄いサイト
・内容が薄く、ユーザーに付加価値を与えないサイト
・自動生成された重複コンテンツや内容の薄いサイト
・情報量が少ないサイト
・信ぴょう性に欠けるサイト

ユーザーから自然にリンクされる機会が少ないサイトは、低品質なコンテンツであるという理解をしておく必要があります。
良質なサイトと判断する基準は、Googleウェブマスター向け公式ブログで公開されています。
http://googlewebmastercentral-ja.blogspot.jp/2012/09/more-guidance-on-building-high-quality.html

良質なサイトは、実際にこのような方法で判断している訳ではなく、検索エンジンのアルゴリズムという一定の基準に従って決定されます。

パンダアップデートの登場により、スパム対策が強化されたイメージがありますが、コピーコンテンツや自動生成コンテンツへのペナルティ対策は昔から存在していました。ヤフーやyoutubeなどのAPIを使った自動生成などは、登場当時より対策が行われ、単純にページ数を増やすだけのコンテンツは削除されていました。

以前より存在したアルゴリズムとパンダアップデートとの大きな違いは、スパムでなくとも、低品質と判断すれば評価を下げるという方向性です。例えば、日常的な記録を記しただけの日記や、個人的な内容のコンテンツなどは、訪れるユーザーにメリットを与える可能性が低い為、掲載順位を下げる可能性があるということです。

googleは、外部リンクに対しても同様の方向性を示しています。


あなたのサイトへの不正なリンク操作を行うかもしれません。
Googleの第一の目的はユーザーを守ることです。
(4:07~4:14頃)

Googleは自分が行った外部施策ではなくとも、ユーザーを守る為に場合によってはペナルティを与える可能性があるということです。最優先に考えるべきはユーザーという軸にブレはないでしょう。

低品質なコンテンツが存在することによって、順位に影響を与える可能性がある。ということは、今までウェブマスターはSEOのことを考えずとも、良質なコンテンツを提供していれば様々なキーワードで上位化することができました。

但し、今後は知らなかったでは通らず、知らない間にペナルティを受けてしまう可能性があり、検索エンジンで集客するのであれば、正しい知識を持つ必要があるのかもしれません。

スパムフィルタが優れ、SEOがやりやすくなったという声がありますが、自分のイメージでは、サイト運営者にとっては、SEOに対するハードルがさらに高くなったという印象があります。


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