カノニカルタグは、重複コンテンツが存在する場合に、本当のURLを検索エンジンに伝える為のタグですが、同一内容のコンテンツが存在しない場合でも設定しておく必要があります。その理由は以下となります。
①広告コードの設定
どういった媒体からアクセスしてきたのかを知る為に、広告コードを設定する場合があります。koukoku.html?ad1のような形ですね。?以降は自由に設定できます。リスティングの効果がどうなのか、バナー広告上部の効果は、などを知ることができます。表示される内容は広告コードを設定していないページと同一ですが、検索エンジンは広告コードと認識することができない為、インデックスされ、知らない間に重複コンテンツが生まれてしまいます。
②ユーザーの誤り
ユーザーは貴方のサイトがwww付なのかindex.htmlが付いているのかどうか知りません。正式なURLがどういったものだったのか、思い出せるサイトは少ないと思います。たとえ正規化していたとしても、ユーザーが間違ってリンクを貼ってしまうケースもあります。想定外のURLでリンクされることを想定して対策を行う必要がります。
③ミラーサイトからの引用
稀にHTMLソースを丸ごとコピーするサイトが存在します。レベルの低いコピーに限定されますが、まったく同じHTMLをコピーしているのであれば、カノニカルタグを設定することで、本家のサイトが別のものだということを伝えることができます。
カノニカルタグは、今までの経験上、設定してからの反映には非常に時間がかかってしまいます。長いケースですと、6ヶ月かかった例がありました。これは、ミラー側へのリンクが多く集まっているほど、時間がかかる傾向にあります。重複しているコンテンツを発見しても、すぐに改善することができません。事前に設定しておくことで、イレギュラーなケースでも対応することができると思います。マイナスになることはありませんので、設定しておくことをお勧めします。
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