今日、朝起きて、鈴木謙一氏の海外SEO情報ブログを見ていると、「Googleはやはり直帰率(正確には「クリックバック」)を見ているかも」という記事を更新していました。
これを読んで私も、今のGoogleは、上位表示されているサイトをクリックして、すぐに検索結果のページに戻ってしまうか、そうでないかで、サイトの評価をしてきているんではないのか?と考えさせられる部分はあります。
実際に、Mf-seo.comに設置してるGoogleアナリティクスのデータを見てみると、
これは、2010年11月1日~30日までの直帰率の平均です。この時の「SEO」というキーワードでの順位は、Googleで6位ほどをずっと維持できている状態でした。
そして、
これが、2010年12月1日~31日までの直帰率の平均で、Yahoo!とGoogleがほぼ一緒の検索結果を表示させ始めたときのものです。この時も「SEO」での順位の方が6位ほどを維持していました。
最後に、
2011年4月1日~30日までの直帰率の平均です。この時は、順位が落ちてしまい20位~30位ぐらいまでの間をうろうろしていた状態でした。
こうしてみると、確かに直帰率の方が上がっていて、それに伴って、順位が落ちています。しかし、ここで注意してほしいのが、Googleのアナリティクスのデータを使って、オーガニック検索での検索結果ページに反映させていないと言われているので、あくまで参考程度にこの情報は見てくださいね。まあ、Googleがどこから「直帰率」のデータを持ってきているのかも、ちょっと気になるところではあります(鈴木謙一氏のブログには、GoogleツールバーやGoogle Chromeで取得は可能ということが書かれてしました)。
もし、単に直帰率だけを基準にして検索順位を決定するのであれば、自分のサイトをクリックして、不正に直帰率を抑えて順位を上げるということはできてしまう恐れがあります。なので、この直帰率以外にも、もしかしたらサイトの滞在時間とか、ページを完全に表示(読み込み)されたかどうかなどを評価の基準として順位に影響を与えているのかもしれません。
さらに、鈴木謙一氏がツイッターで、
(僕も含めて)最近テクニック系のブログ記事が減ってきた気がする。ひととおり浸透したからなのか、小手先技は長続きしないことにみんな気付いたからなのか。
http://twitter.com/#!/suzukik/status/72525061948575744
こう呟いていたので、私も晴練雨読さんなどでSEOをやっている人のブログはいろいろと拝見させてもらっていますが、「減ってきているなあ~」とは実感していて、今回の「直帰率」などをもしサイトの評価として重要視しているのであれば、テクニック系のブログ記事で紹介されているものは基本的には外部リンクで行う対策を書かれたものが多いので、そのリンク自体の評価の下げてきて、効果が期待できないからテクニックを公開するブログが減ってきている原因になっているのではないのかなと考えました。
今のGoogleの傾向を見るからに、小手先だけのSEOはもはや通じ、じっくりと計画を練ってサイトをどうゆうコンテンツをどうゆう風に配置するかを考えたりする内部対策重視のホワイトハットにならざるおえなくなっていると感じています。こうゆう小さな工夫?で直帰率を下げることもできるので、時間はかかりますがやる価値はあります。
また、これからいろいろと大変になりそうな予感がします、、実際もうなっていますけど。。
P.S.私も滞在時間などや直帰率を簡単に計測できるツールが欲しいです。うちの会社でできないかな?
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