今、SEOをやっている人でけっこうやっている施策の中に、「アンカーテキスト分散」っていうのがあります。
でも、最近、あるキーワードで上位表示されているサイトをOpen Site Explorerで、どんな張られ方をしているのか調べた時に、
こんな感じになっていたんですが、これは明らかにあるキーワードが過剰に張られている形になっちゃってるんですよね。でも、ビックキーワードではないですが、上位表示ができてしまっている。
このアンカーテキストの分散を見たときに、分散させる形が本当に正しいものだと言えるのか、疑問を持ちました。このサイトは最近、発見したものなので、どんなスピードでここまでリンクを増加させたのかわかりませんが、もしかしたら、短期間でリンクを増加させて、話題性のあるサイトとして、QDFアルゴリズムをうまく使っているSEOなのかもしれませんが、そうでないかもしれない。ここら辺はもうちょっと追求が必要ですが。
今、「アンカーテキスト分散だ!分散させないといけない」って思っている人もいるでしょうが、みんながみんなアンカーテキスト分散させちゃうと、それも逆に不自然な形でリンク張られることになっていくのではないのか。上のような、あるキーワードだけが極端に過剰になってしまっているケースも、Googleの検索エンジンからは、あるリンク増加のパターンはOKで、これはダメとか判定基準がある可能性もないわけじゃないので。
あとは、張るアンカーテキストのパターン。これは、あるキーワードで上位表示させたいとして、例えば全部がバラバラの100個のパターンのアンカーテキストを作ったとして、それをサテライトサイトに張っても、Googleであるキーワードから連想される・関連性の近い、これとあれ以外の言葉が含まれるアンカーテキストはフィルターで無効化されている可能性もなくはない。そこの隙間をうまく使って、上のサイトはもしかしたら上位表示に成功しているのかも。
最後に、アンカーテキストを張るサイトにも、よって変わってくる可能性もある。上で紹介したサイトのサテライトサイトは、
だいたいこんなサイトを使っていた。面白いことに、ブログのタイトルが、なんか特に意味がなく、まったく関連性がないもので、ちょっと笑ってしまうようなタイトルだった。
だけど、記事のページは関連性があり、本文中の中にアンカーテキストを張っていた。もしかしたら、関連性が強いから、上位表示ができている可能性もあるのかなと、このサテライトサイトを見たときに感じた。そしてここで思ったのが、Googleはサイト本体のタイトルタグに関連性がなくても、個別ページのタイトルタグ・本文に関連性があれば、評価されるということ。なんて言うのかな、サイトを細かくパーツ、パーツで区切って、Googleはその各ページのテーマとか内容を評価してくるんだろうな、、。
「パーツ、パーツが合体して、ロボットになるみたいな、、って、違うか。」
でも、どこまで、この細かくパーツ、パーツで区切って、そのサイトの内容やテーマを認識して、評価してくるのか、ここの調節次第では、より評価の高いページも作れたり、ちょっとしたことで評価の低いページにもなってしまうことになってしまう可能性もあるので、ここは実験サイトなどを持ってやっていくしかないだろう。
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