多言語コンテンツを検索エンジンに認識させる適切な方法

社内にポルトガル語を使える人間がいますので、ポルトガル語地域のseoに特化したサービスを提供すれば、業界でのポルトガルSEOのシェアはナンバーワンになるのではないかと熱く語り合っております。
 
実際にタイやオーストラリア、中国など、海外在住のお客様もいらっしゃいますが、ポルトガルに特化させることに理由はありません。ただ、ポルトガルはやるべきではないかと根拠のないやる気が出ている状況でございます。
 
サービス化するということは遊びではありませんので、実際にポルトガル語地域のSEOサービスを開始するにあたってサイト作成をした場合、検索エンジンの取り扱いをまずSEO業者としては完壁にしておきたいと考えました。
 
まず、ポルトガル語に対応している国はどこなのでしょうか。wikipediaでポルトガル語と検索してみるとすぐに情報が得られました。主要地域は以下となります。
 
ポルトガル 100%
ブラジル 98-99%
 
アンゴラや赤道ギニアの50%ほどの方がポルトガルを話すそうですが、今回は社内の人間と関連の深いブラジルを対象とすることにしました。
 
ここからが今回の記事でのメインとなる話になりますが、現在のサイトをそのまま使うとして、ドメインやサイト内容などをどうすればよいかという点です。翻訳しただけでは重複コンテンツとみなされることはないのかといった疑問が残ります。また、検索エンジンに日本のコンテンツが表示されることはないのでしょうか。
 
ベストな方法としては、まったく別のドメインを取得して、ポルトガル語で日本の内容とは異なるコンテンツを作り、日本のコンテンツとは別で最適化する方法です。そうすれば、検索エンジンでの認識も確実です。ただ、もしかすると今後スペイン語やドイツ語などに拡大する可能性を考えると、手間は膨大となります。
 
そこで考えられるのが、Canonicalですが、これは複数の類似したコンテンツの中で優先すべきURLを検索エンジンに対して提案するというものですので、国ごとで適したウェブページを表示させたい場合には適切な処理とはいえません。参考になるURLがありました。
 
rel=”alternate” hreflang=”x” について
http://support.google.com/webmasters/bin/answer.py?hl=ja&answer=189077
 
『rel=”alternate” hreflang=”x”』を使用することで、この問題を解決することができそうです。設定は以下のような形となります。
 
対象ページ:pt.mf-seo.com(日本はwww.mf-seo.com)
対象言語:ボルトガル語
対象地域:ブラジル
 
headタグには以下のように入力します。
<link href=”http://pt.mf-seo.com/” rel=”alternate” hreflang=”pt-br” />
 
別の国や言語を設定したい場合は以下を参考にしてください。
 
言語一覧表
http://ja.wikipedia.org/wiki/ISO_639
 
地域一覧表
http://ja.wikipedia.org/wiki/ISO_3166-1
 
また、こちらの設定はページごとに適用されるようですので、サイト全体のheadタグに設置する必要がありますのでご注意ください。
 
ここまで調べてみたものの、よくよく考えてみれば、ポルトガル語を話せる人間は営業ではなく、そもそも1人では対応できないとの判断を致しました。今回の案は非常に残念ではございますが見送らせて頂きます。
 


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