「ホワイトハット」というものの存在
私は長年に渡り、いろんなサイトをSEO対策してきたわけですけど、昔から真っ当な検索エンジンでの最適化を行ってきたかといえば、そうでもなかったなあと感じている。まあ、SEO業界の間では、SEOのやり方にも「ブラックハット」や「ホワイトハット」という言葉があるけれども、自分としては検索エンジン上で多くのサイトを見てきて、その中でやっぱり、検索エンジンでのガイドラインを守った「ホワイトハット」をやっているところもあり、自分も「こんな感じで最適化させたい」と考えているけど、でも実際やろうすると、検索エンジンからサイトの信頼を得るまでに労力とか時間がかかってしまうんですよね。ただ、「ホワイトハット」はガイドラインをちゃんと守っているから、順位がいきなりどーんと落ちてしまうことも少なく、安定した順位で表示できるんです。こうゆうメリットもあると知ってるから、いろんな人に伝えたりする。
しかし、「ホワイトハット」が難しい場合も
でも、クライアントさんは、けっこう急ぎで上位表示させたい場合が多かったりするんですよね。そうなっていくると、「ホワイトハット」っていうのはけっこう時間がかかるものだから、中には検索エンジンのガイドラインを違反して、無理やりサイトの信頼性を高めることのできる「ブラックハット」に走ってしまうこともあったり、「ブラックハット」まではいかないけど、「ホワイトハット」と「ブラックハット」の中間の「グレー」なゾーンで最適化している人もいる。これで、無理やりサイトの評価を高めるから、反応するのがけっこう早かったりする反面、ガイドラインには「違反」しているために、それを発見されてしまうと、ぺナルティや無効化されてしまい、順位が落ちてしまうのも早いケースがある。
最適化する時の葛藤
クライアントさんの中には、「早く売上をアップさせたい」っていう声もけっこうあり、確かに検索エンジンの中で反応の早い「ブラックハット」や「グレーハット」で対策を行えば、意外と早くサイトが上位表示できて、売上には繋がるかもしれない。しかし、早く上位表示されてしまうということは、検索エンジンからの評価は「不正をやっているから、順位がいきなり上がっているんじゃないか」という不信感を植え付けてしまい、そこを調べられると順位が下がるのも早かったりするので、結果売上が下がってしまう。今、自分がクライアントさんに対して行っている検索エンジン最適化っていうのも、主に「ブラックハット」、「グレーハット」、「ホワイトハット」の対策しかないと考えているから、「ホワイトハット」はやりたいだけれども、クライアントさんが売上アップさせてあげるのことを考えると、「グレーハット」や「ブラックハット」よりになってしまいそうになる時がある。そんな「ブラック」と「ホワイト」の間での葛藤がものすごくあって、それがSEOってもんを趣味じゃなくて仕事にした大変さだと実感している。
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