SEOには間接的な効果と直接的な効果があります。ユーザーを意識したWEBサイトを作ることによって信頼が得られ、外部リンクの獲得につなげることができます。
目次
①内的要因:コンテンツ(11)
②内的要因:HTML(7)
③内的要因:クローラビリティ(18)クローラーの巡回しやすさ
④内的要因:ユーザビリティ(22)ユーザーの使いやすさ
⑤内部要因:アクセシビリティ(10)サイトの利用しやすさ
⑥内的要因:ファインダビリティ(7)サイトの見つけやすさ
⑦内的要因:マーケティング基本(6)
⑧内的要因:マーケティング応用(10)
⑨内的要因:WEBサイトの品質(15)ペナルティ対策
⑩外的要因:リンクビルディング(12)リンク構築
①コンテンツ
1.質の低い、薄い内容のページがないか
低品質なサイトの掲載順位を下げ、良質なサイトに適切な評価を与えるPandaアップデートが実装され、Googleウェブマスター向け公式ブログには、低品質なコンテンツがサイトの一部しか存在しない場合でも、掲載順位に影響を与えることがあると明記されています。
2.十分なボリュームがあるコンテンツであるか
ページにテキストや画像など、コンテンツが豊富に用意されていれば、ユーザーを満足させる確率が高くなります。ユーザーの目的や悩みを解決することができれば、ページへリンクが張られる可能性が高くなり、WEBページの掲載順位も高くなります。
3.対象のキーワードで検索したユーザーが、求めているページ内容か
検索ユーザーが検索したキーワードとサイトが一致していなければ、ユーザーを満足させることができません。ユーザーの求める内容を提供することができれば、ユーザー、検索エンジン、サイト運営者の3者にとってメリットがあります。
4.ユーザーが求めるすべてのコンテンツを用意しているか
検索クエリの中には、範囲が広すぎて抽象的なキーワードも多く存在します。ユーザーの意図が複数存在するクエリに関しては、多種多様なコンテンツを用意して、目的の異なるユーザーに対しても対応できるようにする必要があります。
5.対象ページは対象キーワードが含む関連性のある内容か
特定のキーワードで検索したユーザーは、そのキーワードをサイトに訪れた後も探しています。対象ページにキーワードを使用したコンテンツを用意することで、離脱を防ぎ、検索エンジンからの評価を得ることができます。
6.ユーザーにとって魅力のあるコンテンツか
ありきたりな、どこにでもある内容のコンテンツは、現在掲載順位が高かったとしても、より魅力的なコンテンツを用意したウェブページに掲載順位を奪われてしまう可能性があります。独自性があり、他サイトに掲載されていない魅力のあるコンテンツを用意する必要があります。
7.新鮮なコンテンツか、古いコンテンツは更新されているか
情報は時間と共に価値がなくなってしまうことがあります。コンテンツは常に最新の状態を保ち、ユーザーを満足させ続けることが必要となります。
8.自他ページ問わず、引用した文章はないか、引用された文章はないか
メーカーの製品説明や法令文章など、他のサイトからコンテンツを引用するケースがあります。引用文章を使用した場合、掲載順位が下げられてしまう可能性がありますので、検索エンジンに対して正しい処理をする必要があります。
9.内部リンクは先のコンテンツがイメージできるテキストや画像か
サイト内部で使用されるリンクは、クリックしたあとに、どのようなページが表示されるのか、ユーザーがイメージできるものにする必要があります。ユーザーがイメージしていなかったコンテンツが表示されると、離脱率が高くなってしまう可能性があります。
10.テキストだけでなく、画像を使用してわかりやすく説明されているか
テキストよりも画像を使用した方が、時間をかけずに情報を伝えることができます。文字ばかり使用しているサイトはユーザーを疲れさせてしまいます。適切なポイントで適切な画像を使用することで、ユーザーの閲覧時間も長く保つことができます。
11.誤字脱字はないか
ページの文章に誤りがあった場合、WEBサイト全体の信用性が損なわれてしまう可能性があります。誤字脱字チェックは掲載前に必ず行い、誤りのある箇所がないかどうかを確認する必要があります。
②HTML
12.タイトルタグには対象キーワードが含まれているか
検索キーワードを入力したユーザーは、検索結果の中からそのキーワードを探す傾向にあります。検索結果には太字で表示されており、目立つ箇所となります。タイトルタグには必ずキーワードを含めるようにしましょう。
13.タイトルタグはクリックされやすいユーザーメリットのある内容であるか
検索結果には、キーワードに関連したページのタイトルタグが表示されます。ユーザーは自分にメリットのある内容を好みます。どういうことが実現できるのか、どういうメリットがあるのかというポイントも含めることでクリックする可能性が高くなります。
14.タイトルタグは短すぎたり、長すぎたりしていないか
タイトルタグは検索結果で一番目立つ箇所です。表示される文字数は限られている為、できるだけ多くの文字を使ってアピールすることが重要です。あまり長くし過ぎると、表示が途中で切れてしまいますので、適切な文字数で設定するようにしてください。
15.ディスクリプションはページの内容をわかりやすく要約したものか
ロングテールのキーワードになるにつれて、キーワードとサイト内容との不一致が起こりやすくなります。不一致が起こると、ユーザーは無駄なクリックを避ける為に、ディスクリプションタグを参考にする機会も増える傾向にあります。ディスクリプションタグはページ内容をわかりやすく要約した適切な設定をするようにします。
16.見出しや小見出しはユーザーの悩みを解決する内容か
サイトに訪れたユーザーはまず見出しに注目します。自分の悩みを解決する情報がサイトに存在しているのかを数秒で判断します。そこで不一致が生じてしまっている場合には、ユーザーの離脱に繋がる可能性があります。見出しや小見出しの文言はユーザーの最終目的を意識して作成するようにしてください。
17.見出しや小見出しは、対象キーワードに関連しているか
サイトに訪れたユーザーは、自分が入力したキーワードを探します。見出しや小見出しといった、目立つ箇所にキーワードを含めることで、ユーザーが求めている情報がそこにあり、問題を解決することができると理解することができます。
18.マークアップの視覚的強調と論理的強調を使い分けているか
マークアップには、視覚的強調(bタグなど)と論理的強調(strongタグなど)という2種類が存在します。そのテキストが単純に太字で表示させたいのか、キーワードとして検索エンジンに伝えたい箇所なのを明確に分ける必要があります。
③クローラビリティ
19.wwwのありなし、index.htmlのありなし、httpsなど、正規化は十分にされているか
URLが統一されていない場合には、検索エンジンは同じ内容のページが複数存在していると判断する可能性があります。URLは1つに統一しておくようにしましょう。リダイレクトされなければ、ユーザーは知らず知らずのうちに異なるURLへリンクを貼る可能性があります。
20.robots.txtは正しくサイトがクロールされるよう設定されているか
robots.txtは非常に簡単に作成することができますが、使用方法によっては、検索エンジンのクローラーを除外してしまい、インデックスをさせないという指定も可能です。記述方法が不確かな場合には、記述する必要はありません。
21.URLが変更された際に301、302リダイレクトを正しく使い分けているか
301は永久にURLを変更する指定でサイトの引っ越しなどに使用されます。302は一時的にURLを変更する指定で、リニューアル時などに使われます。使用方法に誤りがある場合には、検索エンジンのインデックスから消えてしまう可能性があります。
22.sitemap.xmlを設置しているか
検索エンジン専用のサイトマップを作成することにより、最新のページを検索エンジンに発見されやすく、クロールの優先順位などの情報も伝えることができます。サイト規模が大きい場合や、更新頻度が高いサイトなどでは重要度が高くなります。
23.タブレット、スマートフォンそれぞれで表示チェックを行っているか
タブレットやスマートフォンでは、PCサイトをそのまま見ることができますが、それぞれのデバイスごとに最適化されたデザインでなければ、コンバージョン率が低下してしまう可能性があります。
24.サイトの表示速度は常に安定しており、表示に問題はないか
サーバーのレスポンスが悪い状態、一時的なダウンが生じてしまっている場合に、タイミング悪く検索エンジンのクローラーが訪れてしまうと、インデックスが削除されてしまう可能性があります。頻繁に起きるようであれば変更を検討する必要があります。
25.URLはわかりやすく整理されており、ページの内容がイメージできるものか
検索エンジンはURLを参考にして検索結果を表示させることもあります。数字の羅列や、コンテンツと関係のない文字列は、検索エンジンから正しい評価を受けづらく、サイト構造もわかりづらくなってしまいます。URLを見ただけで、サイト内のコンテンツにどのような内容が記載されているかがイメージできるようにする必要がります。
26.URLは長すぎないか
ウェブマスター向けガイドラインには「URLに動的なページが含まれている場合は静的ページと同じようにクロールできない場合があります」と記載されています。「パラメータを短くしたり、パラメータの数を少なくすることで、クローラーが見つけやすくなります」との記載もあります。
27.引用したコンテンツはcanonical設定をしているか
Canonicalタグはまったく別のドメインに対しても使用することができます。引用許可のあるコンテンツをそのまま使用している場合には、本サイトへのcanonical設定を行い、検索エンジンに対して提案することができます。
28.同一サイト内で重複コンテンツになっているページにはcanonical設定しているか
印刷用ページや色違いの商品ページなど、同一内容のページであるが、存在させる意味があるという場合に、検索エンジンから複製コンテンツと判断されない為に使用します。ウェブマスターツールから重複しているタイトルタグ、ディスクリプションタグを参考に見つけることができます。
29.ページングにprev、nextタグを設定しているか
ページングが存在する場合には、基本的には検索エンジンは1ページ目に対して正しく評価を行います。但し、全ページを1つにまとめたview-Allページに評価を集中させたい時などには、設定する必要があります。
30.自身のURLを参照するcanonicalタグを設定している
重複コンテンツが存在しない場合でもcanonicalタグを設定するメリットとしては、wwwを外したり、index.htmlを付けたり、間違ってリンクするサイト運営者が存在する為です。正規化されていれば問題はありませんが、canonicalタグを設定していれば、さらに安心です。
31.クッキーを使用してアクセス制限をしていないか
クッキーを保持したユーザーでなければコンテンツを閲覧できないという状態であれば、検索エンジンはその情報を拾うことができません。検索エンジンはクッキーの機能を持たないので、クッキーによって、見せるコンテンツが異なれば、ページを認識させることができなくなります。
32.セッションIDを含むURLが存在するか
セッションIDを含むページは、同内容のページが複数存在することになります。Canonicalで正規化するか、リダイレクト処理することによって、元の正しいページを検索エンジンに対して伝えることが必要です。
33.ID、PASS入力によってクローラーを制御していないか
ログインしないと閲覧できないページは、検索エンジンはクロールすることができません。検索エンジンにのみコンテンツを見せるという処理を行った場合には、クローキングとなり、検索エンジンからペナルティを受けてしまう可能性があります。
34.ソフト404が多発していないか
ソフト404とは、表示上は404ページであるにもかかわらず、ヘッダー情報として200を返してしまっている状態となります。ソフト404と検索エンジンが認識していれば、特に問題はありませんが、場合によっては、重複コンテンツと判断されてしまう可能性があります。
35.多言語コンテンツは各国で正しく表示されているか
異なる言語間のコンテンツは、通常検索エンジン側で正しく処理が行われます。ただ、様々な要因によって、正しい処理が行われない可能性もありますので、正しいコンテンツが表示されていないようであれば、検索エンジンに対して正しい指示を行う必要があります。
36.JavascriptやFLASH、フレームは正しく使用されているか
最近の検索エンジンは精度も高くなり、これらのウェブページをかなり認識できるようになってきました。但し、場合によっては認識できていないケースも存在します。重要なコンテンツはテキストベースで用意することで、検索エンジンのクローラーが認識しやすくなります。
④ユーザビリティ
37.リンクカラーはわかりやすい色か
リンクのデフォルトカラーは青色ですので、ユーザーは青いテキストがあればリンクになっていると理解することができます。サイト全体のカラーによって、異なる色を使用する場合はありますが、リンクになっているかどうかわからないカラーにではないか注意する必要があります。
38.未訪問と訪問済のリンクの色を分けているか
一度訪れたリンクかそうでないリンクかはリンク色を分けることでユーザーに認識してもらうことが可能です。同じリンクを何度もクリックしてしまうと、ユーザーにとってストレスとなり、離脱率を高めユーザー満足度を低下させます。ユーザーにとって使いやすいリンク色分けが必要です。
39.テキストと背景色のコントラストを大きくしているか
テキストの文字色と背景色のコントラストが低い場合には、文字が読みづらくなってしまいます。ユーザーの滞在時間が長くなっても疲れないコントラストを意識して配色を行う必要があります。
40.ヘッダーにはナビゲーションがあるか、項目名はわかりやすいものか
ナビゲーションは、トップページから次のページへ向かう為の重要な道しるべとなります。項目名が英語で書かれていたり、専門用語の意味か分からなければ、ユーザーは次のページへ進むことができません。
41.ナビゲーションは隠れていないか
クリックイベントやマウスオーバーでコンテンツが表示されるケースや、表示自体がわかりづらい場合など、ユーザーは目的のコンテンツを見つけることができない可能性があります。見てほしい箇所やクリックしてほしい箇所は特に目立つように作成する必要があります。
42.全ページの左上にロゴが存在し、クリックするとトップページへ戻れるか
ユーザーにとっては、左上にロゴがあることが当然で、クリックすればトップページに戻ることができると理解しています。古くからWEBサイトはそのような形式で作られており、ユーザーの意識に染みついていますので、異なるサイトはユーザーを迷子にさせてしまう可能性があります。
43.パンくずナビを使用しているか
ユーザーが現在地を把握する為に配置されますが、検索エンジンにとっても非常に重要な指標となります。パンくずリストは検索結果にも表示されることがあり、ユーザーの利便性と検索エンジンへの手助けとなります。
44.一番重要なコンテンツは、スクロールせずに見ることができるか
キーワードを入力してサイトに訪れたユーザーの直帰率は意外にも多く、優れたサイトであっても30%~40%のユーザーは何もせずにそのまま立ち去って行ってしまいます。ユーザーを1、2秒の間で留まらせることができるかが重要となります。
45.フォームは入力補助を使用しているか
自分の住所や電話番号、メールアドレスなど、毎回入力していると大変なストレスになります。郵便番号を入れると途中まで住所が表示される、リアルタイムでミスを指摘するなど、極力ユーザーに負担をかけない工夫が必要です。
46.フォームは必要最低限の状態になっているか
フォームの入力項目があまりにも多すぎると、ユーザーは離脱してしまう可能性が高くなります。項目は必要最低限にし、その後電話やメールで聞き出していくという方法も検討する必要があります。
47.フォームでの間違いはわかりやすいエラーメッセージを表示しているか
入力に誤りがあっても、厳しいチェックは行わずに送信できる状態にするという解決方法があります。どうしても厳格に制限したい場合には、エラーが起きている事実とエラーが起きている箇所を目立たせて、わかりやすく修正ポイントを伝える必要があります。
48.フォームで間違いが起きても簡単に戻れるようになっているか
送信ボタンを押して入力チェック画面に推移した後、エラー箇所の存在に気付いたユーザーは戻るボタンを押します。その場面でエラーになってしまったり、先ほど入力した情報が最初から入力しなくてはいけなくなっていれば、ユーザーは離脱してしまう可能性が高くなってしまいます。
49.目標へ少ないステップで辿り着けるか
コンバージョンまでの経路が長ければ長い程、コンバージョン率は低くなってしまいます。階層を浅くする、ステップ表示を行うなど、ユーザーの負担が軽くなれば、コンバージョン率は高くなります。
50.商品、サービス内容が連想できるデザイン、配色になっているか
赤やだいだいといった暖色や青、緑などの寒色、それだけでも商品やサービスの印象を大きく左右してしまう可能性があります。お客さんがイメージしている色と大きく誤差が生じないように、奇抜な配色は避けるようにしましょう。
51.広告バナーと自社コンテンツの見分けがつくか
サイト内で自社コンテンツにバナーを使用することはありますが、自社バナーはサイトの配色やイメージと同化させ、他社バナーはサイトイメージと異なるものを使用することで、区別を付けることができます。
52.ページ内リンクと外部リンクを区別しているか
ユーザーは自分の目的と異なる行動をさせられると、そのサイトを使いづらいと感じます。サイト内のリンクであるのか、外部へのリンクであるのかを示すことで、ユーザーにとって親切でわかりやすいサイトとなります。
53.工事中のコンテンツがないか、サイトは完成してから公開しているか
WEBサイトは完成してから公開する必要があります。作成中のページがあれば、ユーザーからの信用が低くなってしまいます。完成後にユーザーが訪れても、完成していることはわからない為、いつまで経ってもコンテンツが見られることはありません。
54.ボタンは浮彫風のデザインにして、ボタンだとわかりやすいものになっているか
立体感のあるボタンは押すことができると認識される為、クリックされやすい傾向にあります。ユーザーにクリックしてほしいボタンはわかりやすく浮彫風のデザインにしておくことが重要です。
55.検索ボックスはわかりやすい位置に用意されているか
ページ数が多いサイトであれば、コンテンツが埋もれてしまい、必要な情報を探し出すことができません。検索ボックスを用意しておくことで、情報を探したいユーザーを満足させることができます。
56.サイト内のリンク切れやエラーを確認しているか
ユーザーは自分の得たい情報がそこにあると認識し、リンクをクリックします。その時にリンク切れやエラーが発生していた場合、ユーザーはがっかりしてしまいます。エラーを解消させたとしても、次にそのリンクをクリックしてもらうことができない可能性があります。
57.個人情報の入力箇所にはSSLを導入しているか
個人情報や機密情報を送信するフォームには、SSLを使用するようにします。そうすることで、ユーザーに安心感を与え、コンバージョン率を高めることができます。
58.広告を過剰に設置していないか
広告だらけのサイトやページは、ユーザーが求める情報を発見する妨げになる可能性があります。メインのコンテンツに辿りつくことができずに、最終的に離脱してしまう可能性があります。
⑤アクセシビリティ
59.altタグは必要な画像のみ適切に設定しているか
スペーサーの画像や、デザインアイコンにaltタグを設定する必要はありません。重要な語句を含んだバナーやサイトコンテンツと関連性のある画像などに設定する必要があります。
60.流行語、省略語、専門用語は解説をつけているか
特定の人にしかわからない言葉は、その他のユーザーを困惑させてしまうだけでなく、検索エンジンにとっても理解しづらいものとります。なるべく多用はせずに、補足説明を付けるようにする必要があります。
61.複数のウェブブラウザで表示チェックを行っているか
ブラウザのシェアは年々変動しており、主要ブラウザでのチェックは必須となります。アクセス解析のデータなどを見て、対応できていないブラウザのシェアを確認して、対応させるべきかどうかの判断をする必要があります。
62.古いブラウザや特定の機能をオフにした状態でも閲覧可能か
ブラウザのJyavascriptをオフにした場合や、特定の機能をオフにした場合でも、サイトの主要なコンテンツが閲覧できるようにしておく必要があります。
63.機種依存文字を使用していないか
特定のブラウザで表示できない場合や、印刷時に文字化けしてしまう場合、検索エンジンが理解できない可能性が考えられます。使用している文字コードに対応している文字列を使用する必要があります。
64.HTMLのサイトマップを用意しているか
HTMLで用意されたサイトマップは、ユーザーにとってわかりやすく、整理されたコンテンツは利便性に優れています。検索エンジンにとっても、ユーザーにとってもサイト全体の構成を理解することができます。
65.コンテンツの並び順に配慮しているか
コンテンツの並び方がバラバラになっている場合、ユーザーは情報を探しづらくなります。初級者用から上級者用へ純場に並べる、カテゴリごとに分類するなど、わかりやすい並び順を意識する必要があります。
66.フォントサイズやリンク、ボタンなどは操作しやすいサイズか
小さいサイズのフォントや、難しい言葉ばかり使用した文章は、ユーザーの年齢層によっては、非常に使いづらいものとなります。ターゲットの年齢層にあった選択をする必要があります。
67.モノクロ印刷してもわかりやすい配色か
例えば店舗への地図コンテンツを提供している場合、印刷してもその図がわかりやすいかどうか確認する必要があります。印刷されることが考えられるコンテンツは白黒にしても見やすい状態を保つ必要があります。
68.動画や音声情報はテキスト化して用意しているか
動画ファイルや音声ファイルで使用される言葉は、検索エンジンには理解することができません。文字列を別途用意しておくことで、検索エンジンにどういう内容のファイルなのかを伝えることができます。
⑥ファインダビリティ
69.対象キーワードはサイトの規模にあった適正なものか
特定のエリアに限定しているサイトであるにも関わらず、単一のキーワードで上位表示を狙っているケースや、検索するユーザーがあまりにも少ないキーワードを設定してしまうなど、不一致の度合が高いと、上位表示の難易度も上がり、上位化した時のクリック率が低下してしまう可能性もあります。
70.サイト内で同じキーワードを狙ったページがあるか
サイト内で同一キーワードの上位表示を目標としたページが存在する場合、情報の分散とリンクの分散が発生してしまいます。本来の順位を獲得することができなくなってしまう可能性があります。
71.サイト内で重複しているタイトルタグを使用していないか
タイトルタグは、それぞれのページに対して一番マッチしたものを使用するようにします。クリック率が上がり、訪れたユーザーを満足させる可能性が高くなります。
72.タイトルタグは検索結果で途切れて表示されていないか
タイトルタグが検索結果で途切れて表示されている場合、ユーザーが十分にページのメリットを理解していない可能性があります。限られた文字数でユーザーにメリットを与えるタイトルタグを用意するようにします。
73.サイトのリンク階層は深くなりすぎていないか
サイト内ページの中でも一番評価の高いトップページからなるべく近い位置でリンクをもらうことで、検索エンジンの評価も高くなります。階層が深い場合には、評価がどんどん薄くなってしまいます。
74.ロングテールキーワードを意識しているか
サイト内のテキストは、検索される可能性のあるロングテールキーワードを意識するようにします。但し、過剰になり過ぎて文章自体が読みづらくなってしまったり、不自然にならないようにする必要があります。
75.サイト内のページ数は十分な量用意されているか
ページ数が少ないサイトは、情報量が豊富ではない為、自然なリンクが発生しづらい可能性があります。1ページのみでも有益なコンテンツを提供しているページは存在しますが、リンクを獲得できる可能性を広げる為にもコンテンツは豊富に用意するようにします。
⑦マーケティング(基本)
76.アクセス解析を導入しているか
アクセス解析は、サイト内の問題点や改善点を知ることができます。各ページの離脱率やページの滞在時間を見て、どのページを優先的に改善するべきなのかを判断する必要があります。
77.キーワード選定はボリュームを調査し、想定CV数を想定した上で決定したか
キーワードのボリューム調査はSEMを行う上で必須の作業となります。どれくらいの流入が期待できるのかを理解した上で、成約数の見込みを予測しておくようにする必要があります。
78.キーワード選定は(指名、顕在、検討、潜在)のステージを理解した上で検討したか
キーワードには、すぐに購入したいユーザーや検討段階のユーザーなど様々です。コンバージョン率の高いワードを狙うのか、ユーザーを育てていくコンテンツなのかなど、戦略的にキーワード選定を行う必要があります。
79.ファーストビューにユーザーの最終目的のキャッチコピーが掲載されているか
サイトの一番目立つ箇所には、ユーザーがイメージする最終的な目標とする言葉を使用するようにします。意図がずれたキャッチコピーにならないように、サービスや商品を購入するユーザーが求めていることを理解する必要があります。
80.コンテンツのABテストを行い、コンバージョン改善を行っているか
WEBサイトは完成してからが重要な作業となります。仮説と検証を繰り返し行い、優れているパターンを発見することでコンバージョン率が改善されます。
81.有効期限があるコンテンツは、ユーザーをフォローできる形になっているか
サイトのコンテンツ内容によっては、掲載期間が設定されているものがあります。期限切れとなったページが検索結果に残っていれば、ユーザーをがっかりさせてしまいます。掲載する情報がなくなってしまったとしても、次のコンテンツへとユーザーを誘導する形を作る必要があります。
⑧マーケティング(応用)
82.SEO対策以外の集客方法を実施しているか
SEOは予測しづらい集客方法ですので、SEOだけでなくリスティング広告やその他のインターネット広告と併用することで集客基盤を強化する必要があります。
83.Q&Aからユーザーの問題点を見つけられているか
Q&Aページの閲覧数やクリック数を見てれば、トップページだけでは解決できていないユーザーの疑問点を理解することができます。特定のQ&Aの閲覧数が多い場合には、露出を強める必要があります。
84.指名検索キーワードは間違いやすいキーワードでも1位に表示されているか
サイト名や会社名によっては、覚えにくい、またはキーボードで入力しづらいものがあります。アクセス解析を見てみると思った以上に間違えて検索しているユーザーが多いことに気付きます。各キーワードでの検索順位を確認しておく必要があります。
85.電話でのコンバージョンキーワードを測定しているか
電話での問い合わせが多いビジネスでは、ヒアリングだけでは正しい効果測定ができない可能性があります。どの広告から電話に繋がったのかを確実に解析できるツールの導入を検討する必要があります。。
86.フリーダイヤルを取得しているか
電話での問い合わせが多い場合、フリーダイヤルを導入することで、コンバージョン率を高めることができます。特定のエリアの番号は業種によっては、問い合わせされにくくなってしまいます。
87.内部リンクのクリック率に対して、ABテストを行いユーザーの回遊率を上げているか
サイト内でよくクリックされるコンテンツはなるべく上部、左側へ設置することで、ユーザーの目に止まりやすく、クリック率をあげることができます。異なる訴求方法でテストを行い、最善のコンテンツ配置を行う必要があります。
88.リスティング広告でキーワードのよし悪しを調査したか
キーワード選定をより精度の高いものにする為に、リスティング広告へ出稿するという方法もあります。事前にどのキーワードがコンバージョンに結びつきやすいのかを理解して、費用対効果の高いキーワードを認識しておく必要があります。
89.ヒートマップツールでユーザーの動きを監視しているか
ユーザーがよくクリックする箇所、立ち止まって読まれているテキストは、ヒートマップツールを導入することで知ることができます。ランディングページは、直帰率や滞在時間が測定しづらい構成になっている為、ヒートマップツールが効果的な解析ツールとなります。
90.コンバージョンの設定は完了ページだけでなく、主要ページにも設定しているか
コンバージョンが発生しづらい商品やサービス、または成果が少ないケースなど、少ないデータからでも効果測定ができるようにします。コンバージョン見込みの高いユーザーが、アクセスするであろうページに対して、コンバージョンの設定をする必要があります。
91.店舗が存在する場合にgoogleプレイス、Yahoo!ロコに登録しているか
GoogleプレイスやYahoo!ロコに関しては、機能に制限はありますが、無料で使用できるツールです。対象ページ自体が検索エンジンからアクセスを集めてくれるコンテンツなので、店舗が存在するサイトでは導入されることをお勧めいたします。
⑨WEBサイトの品質
92.ウェブマスターツールを設定しているか
ウェブマスターツールを導入することで、クローラーの状態、サイトの状態やペナルティの状況など、詳細なサイト分析データをみることができます。サイトの不具合を察知する為に必要なツールとなります。
93.文章内に不自然なキーワードを詰め込み過ぎていないか
上位化させたいキーワードは1ページに対して大量に設定してはいけません。複数設定する場合でも、似通ったキーワード群に絞り込むことで、キーワードとサイトのマッチ度が上がり、検索エンジンからの評価も高くなります。
94.隠しリンクや隠しテキストはないか
SEOで上位化させる為に隠しリンクや隠しテキストを導入するケースは最近ではあまり見られませんが、デザインの為にやむなく文字を非表示にしたり、リンクを隠すことがありますが、人間とロボットが異なる見え方をしてしまうと、隠しテキストや隠しリンクとなってしまう可能性があります。
95.ミラーサイトが存在していないか
サイトを複数所有していれば、同一のテキストを他のドメインでも流用してしまっているケースがあります。テキストが同一であれば、重複コンテンツと判断され、上位化の妨げとなる可能性があります。
96.人間が見た表示とロボットが見た表示を振り分けていないか(クローキング)
ユーザーがアクセスした場合の表示と検索エンジンのロボットがアクセスした場合の表示が異なる場合、クローキングと判断され、ペナルティを受けてしまう可能性があります。どのような使い方であってもクローキングとなります。
97.有料リンクを購入していないか
リンクポピュラリティの向上目的でリンクを購入している場合、不正なSEOとして、ペナルティを受けてしまう可能性があります。購入する必要があるのであれば、nofollowタグを設置することでペナルティの危険性は解消されます。
98.掲示板へのリンクやブログコメントでのリンクを多く集めていないか
掲示板への書き込みやブログへの記事コメントによるリンクは、評価が低いだけでなく、大量に行った場合、スパムと判断されてしまう可能性があります。SEO目的で過剰な投稿は控えるようにする必要があります。
99.リンクネットワークに参加していないか
相互リンクなどのリンクネットワークはSEOの為だけに存在し、効果がないばかりか、スパムと判断されてしまう可能性があります。
100.自動生成されたコンテンツが存在しないか
自動で生成されるコンテンツの中には、すでに存在しているテキストやコンテンツを流用するものが多く存在します。低品質なページを生成されてしまった場合、サイト全体の評価が低下する原因となります。
101.別のサイトへ飛ばすだけのサイトではないか(ドアウェイページ)
他のサイトへ飛ばす目的のみに作られたサイトは、ドアウェイページといい、ペナルティと判断されてしまう可能性があります。
102.コンテンツに関係のないキーワードが含まれていないか
対象ページと関係のないコンテンツやテキストは、検索エンジンからの評価が低くなってしまうだけでなく、ユーザーからの信用を損なう可能性があります。
103.ウイルスなど悪意のあるプログラムに感染していないか
サイトで使用されているプログラムや、サーバーの脆弱性が利用され、ウイルスや悪意のあるプログラムに感染してしまう可能性が考えられます。検索エンジンは、ユーザーに不利益なサイトに対して、順位の調整を行う可能性があります。
104.過剰なマークアップを行っていないか
Hタグやstrongタグなど、キーワードを強調するタグの過剰な使用は、サイトのテーマがわかりづらくなってしまうだけでなく、検索エンジンにスパムと判断されてしまう危険性があります。
105.低品質なサイトや悪質なサイトにリンクを貼っていないか
低品質なサイトや悪質なサイト(乗っ取り)は、ユーザーにとって不利益をもたらします。そのようなサイトへリンクしてしまった場合、検索エンジンから評価を下げられてしまう可能性があります。
106.I Pアドレスはブラックリストに入っているものではないか
現在使用しているIPアドレスが、以前スパムで使用されていた場合には、検索エンジンからブラックリストとして、ペナルティを受けている可能性があります。
⑩リンクビルディング
107.信頼できるサイトからリンクを得ているか
オーソリティ(権威)のあるサイトからリンクが張られていると、検索エンジンからの評価も高くなります。引用機会を増やす為には、コンテンツの質を保つようにする必要があります。
108.アンカーテキストにはキーワードが含まれやすいよう工夫しているか
自然発生するリンクは、サイトの運営者が関与できません。ユーザーがリンクを貼る時に、どういった形でリンクをしてもらえるのかを意識したサイト名を考えたり、コンテンツを作るようにする必要があります。
109.多くのリンクを集められているか
リンクの数は多ければ多い程、たくさんの人から評価されているという指標になります。一部のユーザーだけでなく、幅広いユーザーから引用されるコンテンツを提供し、多くのリンクを獲得する必要があります。
110.ユーザーからリンクを受けやすいように工夫しているか
ユーザーがリンクを貼りたくなるようなコンテンツ(便利な情報、有益な情報を提供するコンテンツ)を提供したり、専用のバナーやリンクテキストを用意することで、ユーザーが対象ページに対してリンクを貼りやすくなります。
111.ソーシャルネットワークに共有されるよう工夫しているか
ソーシャルネットワークで共有されるようなコンテンツは、話題性があり、ユニークなコンテンツである傾向があります。ソーシャルネットワークでの拡散は急速に進む為、大量の被リンク獲得ができる可能性があります。
112.特定の権威あるサイト(go.jpやac.jp)からリンクを得ているか
特定の権威あるサイトからリンクを得ることは非常に難しく、コンテンツを作成する苦労も大きいですが、リンクを獲得できた時の効果も高くなります。コンテンツの品質を向上させることが必要です。
113.歴史あるリンクを獲得しているか
一度貼られたリンクが一時的なものではなく、継続して張られているかが重要となります。継続してリンクが張られるように、コンテンツの質を保ち続ける必要があります。
114.自国からのリンクを得ているか
特定のジャンルに限られますが、自国の言語で上位表示を狙うのであれば、他国からの被リンクだけでなく、自国からリンクを得る必要があります。
115.同一地域からのリンクを得ているか
地域密着型のサイトであれば、その地域での評価が高くなるよう、同一地域のサイトやページコンテンツからリンクを得ることが必要です。
116.リピーターがよく集まっているか
一度サイトに訪れたユーザーが帰ってくることのないコンテンツは、サイトのどこかに問題がある可能性があります。リピート率を重要視しながら、サイトの改善と運営を行っていく必要があります。
117.誰かがあなたのサイトをブロックしていないか
対象サイトがユーザーからブロックされる可能性が考えられるのであれば、ユーザーにとって有益なコンテンツを提供できていない可能性があります。問題となる箇所を洗い出し、改善する必要があります。
118.あなたの友人は自分のサイトを良いサイトだと評価するか
自分の友人知人にサイトを見せる自信があるか、また、見せた時にどういう反応をするかを考えてコンテンツを作成することで、ユーザーにとっても素晴らしいサイト作りをすることができます。
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