自然な形でアンカーテキストにキーワードが含まれる割合

アンカーテキスト分散チェックツールを使って、ビッグキーワードで上位化している有名サイトのアンカーテキストを眺めていました。自然なアンカーテキストとはどういうバランスで成り立っているのか。ユーザーが自然にリンクする時は、どういうリンクの貼り方をするのかを調べていました。

結論から言うと、基本的なことになってしまいますが、サイト名にキーワードを含めることが一番シンプルで強力なSEOだと再認識することができました。サイト名にキーワードが含まれていないサイトは、どんなにそのジャンルに特化していたとしても、自然な形でアンカーテキストにキーワードを含めてもらうことは困難です。

例えば、Yahoo!JAPANの場合、『検索エンジン』というアンカーテキストが含まれているキーワードは検索エンジンyahooというキーワードのみで全体の0.002%でした。ヤフーは検索エンジンというキーワードで4位です。

モバゲーの場合は『ゲーム』というキーワードで調べてみた所、複数のパターンがありましたがそれでも0.06%。モバゲーは、ゲームというキーワードで圏外。

日本経済新聞の場合は、こちらも複数ありましたが『ニュース』というキーワードで0.03%日経はニュースというキーワードで15位です。

日経の場合は特にわかりやすくて、ニュースというキーワードを含めたサイトがほとんど上位化しています。NHKニュース、MSN産経ニュースなどはサイト名自体をWEB版として変更しています。ニュース : 教育 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)のように、サイト名は残したままタイトルタグに入れている例もあります。

ベストはサイト名自体にキーワードを含めることですが、どうしても難しい場合には、せめてタイトルタグに入れることで少し改善されます。リンクを貼る時にタイトルタグをそのまま使うユーザーがいるからです。

このように、サイト名にキーワードが含まれていない場合では、アンカーテキストにキーワードが含まれること自体がめずらしいようです。さらに上位化したいキーワード単一ということになれば、さらに割合は低くなるのではないでしょうか。

ここまで割合が低いと、検索順位に与える影響度として、アンカーテキストへの比重が大きすぎる気もしますが、実際に上位化していることも事実ですので無視はできません。

新たにサイトを作る時に、ユーザーに分かりやすくメリットもあり、検索順位への影響もありますので、キーワードを含める形で決めることをおすすめします。あまりいないと思いますが、キーワードだらけになってしまうと、今度はサイト名自体を覚えてもらえないデメリットもありますので、バランスが大事です。


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