過去にトラフィックを集めた自動生成コンテンツの現在

楽天、アマゾン、YoutubeなどのAPIが登場した当初、いろんなAPIサイトが立ち上がりました。スクレイピングサイトも増え、自動生成されるコンテンツは、工夫次第で検索エンジンから多くのトラフィックを獲得することに成功しました。パンダアップデート以降のトラフィック状況が気になったのでalexaで調べてみました。

補足:あくまでalexaの情報を参考にしており、また検索エンジン以外のトラフィック要因もあると思います。正確な数字はわかりませんので、参考程度にしてください。

動画検索サイト①
traffic1
複数の動画共有サイトを横断検索できるサイト。膨大なインデックス数によって多くのトラフィックを集めていました。一度リカバリーしたものの、復活には至らず。

動画検索サイト②
traffic2
同じく複数の動画共有サイトをまとめて検索できるサイト。サイトを見たところ、やっつけの重複対策は見られましたが、根本的な解決には至っていない。

2ちゃんねるヘッドライン収集サイト①
traffic3
ページすべてを収集していない。ユーザビリティの追究と無駄なインデックスを求めていない設計がアクセス維持の要因か。

2ちゃんねるログ収集サイト②
traffic4
全ページ収集でミラー。アクセスが急落。

下記はAPIやスクレイピングサイトなどではなく独自のCGMサイトです。インデックスが急増するコンテンツの成功事例として紹介します。

CGMサイト①
traffic5
すべてのコンテンツが独自のコンテンツでテキストベース。コンテンツの質は、低い・高いはあるものの、多くのアクセスを確保している。

CGMサイト②
traffic6
すべてのコンテンツが独自だが、先ほどのコンテンツと異なり、画像ベース。コンテンツの内容も検索エンジンから集めずらいのか急落もある。

自動生成サイトの生き残る道としては、やはり、価値のないページはインデックスさせないということだと思います。独自の見せ方があり、公式サイトをみるよりも使いやすいといったメリットがあり、なおかつインデックスさせることに意味のあるコンテンツを公開すべきかと思いました。ぱっと思いついた対策ですが、例えばすべてのページに一旦canonicalで本サイトを指定しておき、一定のリンクがそのページについた時点でcanonicalを外す設定をしておくと、そのページに対してコメントや独自のコンテンツが増えたことによる評価があるのかもしれませんので、canonicalを外す意味がでます。そうすることで、リンクを受けた価値の高い可能性のある記事のみをインデックスさせることができます。


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