2012年4月24日 火曜日

今重要だからこそ改めて理解しておきたい「自然なリンク」

最近、このSEOブログでもう少し詳しく「不自然なリンク」の確認する方法について記事を書きました。

 

そして、Web担当者Forumにおいても、「不自然なリンクに関する Google ウェブマスター ツールからのお知らせ」への対処法(前編)というのが公開され、何かと不自然なリンクに対してWEBサイト管理者等が注意を払ったりし始めてきていると思います。

 

そんな中で、今後注目(かなり以前から重要とされている)される「自然なリンク」というもののを、今回はご紹介していきます。

 

この「自然なリンク」を知って、これを集めることができれば、まずGoogle ウェブマスターツールに警告メッセージが届く可能性はないです。

 

でも、自然なリンクって一体どうゆうものを自然と呼べるのか、分からない方もいるでしょうが、実は自然なリンクについては、Googleの「ウェブマスターツールヘルプ」に、

 

自然なリンクは、ウェブの動的な性質として、そのサイトがユーザーにとって便利で価値があると他のサイトに判断されると増えていきます。

 

と、しっかりと記述されています。

 

また、

 

Google のアルゴリズムでは、自然なリンク不自然なリンク判別します。

 

とも記述されており、上記の「自然なリンク」以外は、不自然なリンクと判断され、Google ウェブマスターツールに警告メッセージが届く可能性があります。

 

さらに、

 

サイトのインデックス登録やランキングで有効なのは、自然なリンクのみです。

 

と、はっきり書かれています。

 

つまり、今Google ウェブマスターツールに警告メッセージが届いてる方は、サイトのインデックス登録やランキングに有効でないリンクを、集めてしまっています。

 

この有効でないリンクを集めてしまう原因は、間違ったSEOの知識にあると私は考えています。

 

そんな間違ったSEOの知識を使って、SEO対策を行ってしまうと、結果的に有効でないリンクを集めてしまうのだと思います。

 

ごく一部で、これはあたかも「有効なリンク」であるとして、詐欺まがいにリンクを販売しているところもありますが、騙されないでください。

 

だから、検索結果において順位が上がらなくなる(仮に上がったとしてもGoogleのアルゴリズムの改善により有効でないと判断されて下がってしまう)、またはサイトのインデックス削除が起きてしまうのです。

 

もし、これからSEO対策を始められる方、もしくは既にSEO対策を行っている方は、この記事を読んだ方は、正しいSEO知識を身につけて、サイトのインデックス登録やランキングで有効となる自然なリンクを集めるようにしてください。

 

自然なリンクを集めていく中で今は、思ったように効果、もしくは順位が上がらなかったとしても、この先、貴方のサイトにとってとてもハッピーな影響をもたらしてくれます。

 

 

2012年4月20日 金曜日

【SEO】警告を受けたドメインを衛星サイトとして使用しない方が良い

最近、SEO情報の収集のために、Twitter上でSEO関係者のツイートを眺めていたのですが、ウエブクリエーション株式会社に所属している伊藤公助さんのツイートで、

 

 

というものを見つけました。

 

確かに、SEO対策を行うメインサイトにおいて、ウェブマスターツールにGoogleから警告メッセージが届いてしまうと、きちんと修正を行い再申請を送るまでに時間がかかってしまったり、再申請を送って、再び目的のキーワードで上位表示させるのに時間がかかる場合もあるので、アフィリエイターさんたちにとっては、そんな何かと時間のかかってしまうペナルティ回復よりも、新しいドメイン(オールドドメインなど)を用意して、SEO対策した方が、すぐに売り上げに繋がりやすいと考えている可能性があり、警告メッセージが届いてしまったドメインは要らなくなってしまいます。

 

しかし、アフィリエイターさんたちが使うドメインは大抵がオールドドメインであることが多く、ある程度の評価の高いオールドドメインを購入するとなると、数千円~数万円も費用としてかかってしまうので、簡単には捨てれないので、警告を受けたドメインをサテライトサイトとして活かしているのではないかと思いました。

 

ただ、もし私がSEO対策を行っているサイトで警告メッセージが届いても、Twitter上でもツイートしたのですが、絶対そんなことはしないです。

 

また、この時ツイートした際に、「SEOとその周辺」というブログの著者でもあり、Googleウェブマスターフォーラム上で有名な田村義隆さんが、

 

 

 

というツイートをしてくださっていたり、伊藤公助さんも、

 

 

というツイートをしていました。

 

なので、Googleからの警告メッセージが届いたドメインをサテライトサイトとして活かすというのは、行わない方が良いです。

 

SEO業者でも、Googleからの警告メッセージが届いたドメインをサテライトサイトとして使用し、SEO対策を行っている所は、私の知る限りではないので、もしあったら、sonoyamaさんという方もツイートしてましたが、

 

 

別に、こっそり教えてくれてもいいです(笑)

 

 

2012年4月17日 火曜日

【必読】意外と気付いていない?「ミラーサイト」の確認・対処

これからSEOを検索エンジンにおいて行っていく方も多いかと思います。しかし、弊社で依頼してくれているお客様の中で、SEOを行っていくと、思ったように順位が上がらなくなるケースが発生することがあります。

 

この順位が上がらなくなる原因を調べていくと、内部の方は問題ないのですが、外部においてミラーサイトが存在していることが、そこそこあります。

 

検索エンジン上で、ミラーサイトがインデックスされた状態になっていると、順位を上げる際の妨げとなります。

 

実は、このミラーサイトの存在というのは、依頼してくれたお客様の方でも、意外とその存在を知らなかったりする(気付いていない)ことがあり、メール等で「ミラーサイトが存在しているので、サイトを削除、もしくはインデックスさせないようにしてください」といったように返事を送ると、「えっ!?そうなんですか?」と驚かられたりします。

 

もし、検索エンジンにおいて自分でSEO対策を行われる、もしくはSEO業者等に依頼される方は、まずお持ちのサイトで使用されている文章を、検索エンジンで検索してみると、

 

ミラーサイトの存在を確認

 

このように、検索エンジンでインデックスされているミラーサイトが確認できます。

 

上記の場合は、サブディレクトリ名が「test」となっており、SEO対策を行うメインサイトを、どのように表示されるかなどの確認のために、仮の状態でサイトをアップロードしたのだろうということは予測できますが、ただテストでアップロードする際も、

 

クローラーの巡回を拒否する指定

 

上記を参考にしながら、クローラーの巡回がされないように設定しておくことが必要です。

 

しかし、この場合は恐らくこのサイトを管理している方が、何も知らずに?クローラーの巡回される設定にして、サイトをテストでアップロードしたままの状態となっていることが考えられ、このような状態になっていることをサイトを管理している方に報告しなければ、一生このままの状態で放置される可能性があります。

 

このような状態にならないためにも、事前に検索エンジン上でインデックスされているミラーサイトがないか、サイト制作会社等に問い合わせることや、サイトを制作を行った際のどこかで、サイトを確認のために仮状態でドメインにアップロードしなかったなどを思い出すことで対処しておくことが、検索エンジン上で最適化させるためにも大事なことです。

 

2012年4月12日 木曜日

【SEO】もう少し詳しく「不自然なリンク」の確認する方法は?

現在、ご自身でGoogleウェブマスターツールに登録してSEOを行っている方も多いと思いますが、そんなウェブマスターツールにGoogleサーチクオリティチームから、

 

http://www.aaa.com/ のサイト所有者様 / ウェブマスター様

 

このたび、貴サイトの一部ページで、Google のウェブマスター向けガイドラインに違反した手法が使用されている可能性があることが判明しました。

 

具体的には、PageRank を操作する意図で設定された可能性のある自サイトへの人為的または不自然なリンクがないかどうかをご確認ください。不自然なリンクの例としては、PageRank を転送するリンクやリンク プログラムへの参加が挙げられます。

 

Google の品質に関するガイドラインに沿うようにサイトを変更することをおすすめします。変更が完了したら、サイトの再審査をリクエストしてください。

 

サイトへの不自然なリンクがあり、これをご自分で管理または削除できない場合は、再審査リクエストで詳細をお知らせください。

 

この問題の解決方法についてご不明な点がある場合は、ウェブマスター ヘルプフォーラムをご利用ください。

 

お手数をお掛けしますが、何卒ご理解とご協力賜りますようお願い申し上げます。

 

Google サーチ クオリティ チーム

 

 

不自然なリンクがあるという上記の警告メッセージが届いてしまったということのある人もいるでしょう。

 

しかし、警告メッセージが届いた本人には、不自然なリンク(PageRank を転送するリンクやリンク プログラムへの参加など)に身に覚えがない、またはどういったリンクが不自然なリンクで、どのように調べれば良いのか分からないという方もいると思います。

 

一応、Googleのウェブマスター – Google プロダクトフォーラムでは、「不自然なリンクがあると警告を受けたが該当する箇所を調べる方法がわからない。」という投稿がされて、これに対してGoogleの社員さんが適切に答えてくれています。

 

ただ、このGoogleの社員さんの投稿で、

 

2. 自分のサイトにどのようなリンクが張られているか確認する
自分のサイトへどのようなリンクが張られているかを確認し、ガイドライン違反となる可能性のあるリンクが張られていないか確認してみてください。ここでは、ご自身のサイトにどのようなリンクが張られているかを確認する簡単な方法を 2 つご紹介します。

 

a. link: 演算子
link: 演算子を使用した Google 検索を実行すると、特定のサイトへのリンクのサンプルを検索できます。たとえば「link:www.google.com」と検索すると、Google ホームページへのリンクを持つウェブページのリストの一部が表示されます。

 

b. ウェブマスター ツールの「サイトへのリンク」
ウェブマスター ツールの「サイトへのリンク数」ページからは、Googlebot がクロールとインデックス登録の処理中に検出したリンクの一覧のほか、主なリンク元や、サイト内でリンクの多いページも表示されます。

 

なお、上記 2 つの方法とも、実際のリンク数との間に若干の誤差が生じることがありますので、あくまで参考情報としてご利用ください。以下のヘルプ記事で、それぞれの方法での情報の見方などについてより詳しく紹介していますのでぜひ併せてご確認ください。
ヘルプ記事:サイトへのリンク
http://www.google.com/support/webmasters/bin/answer.py?hl=ja&answer=55281

 

自分のサイトにどのようなリンクが張られているか確認するポイントで、aの「 link: 演算子」というのがありますが、これはあくまで上記でも書かれている通り、「簡単な方法」であり、これで張られているサイトを確認しても一部が表示されるだけとなっています。

 

OSEでのTotallink数画像01

 

例えば、Open Site Explorerの場合に「Total Links」の表示で、上記のように「おおっー!」みたいな感じで、

 

Googleで「link:」を使用して調べた場合01

 

Googleで「link: 演算子」を使用して調べると、Open Site Explorerで見た時よりも数値が少なくなっており、人によっては残念にも似た感じが襲います。

 

ま、SEOはリンク数の多さだけではないですが。

 

しかし、Open Site Explorerの場合でもGoogleが認識している全てのリンクを確認できるわけではありませんが、「link: 演算子」よりは重宝すると私は思ってます。

 

また、より詳しく「不自然なリンク」を確認したいという方はbのウェブマスターツールの「サイトへのリンク」で確認する方法を私はおすすめします。

 

じっくりと見たい方は、ウェブマスターツールの「ホーム」からリンクを確認したいドメインを選んでクリックし、「ダッシュボード」→「ウェブ上のサイト」→「サイトへのリンク」で「詳細」をクリックします。

 

Googleウェブマスターツールの画像01

 

すると、下のような画面になるので、「その他のサンプルリンクをダウンロードする」をクリックして、PCのデスクトップ上にCSVファイルを保存します。

 

Googleウェブマスターツールの画像02

 

そしてダウンロードしたCSVファイルをエクセルで開くと、以下のようにどのようなウェブページからリンクが張られているのか、じっくり見ることができます。

 

 

さらに、Open Site Explorer、またはその他の被リンク調査ツール1つ1つを単体で使うのではなく、Googleのウェブマスターツールをうまく組み合わせることで、不自然なリンクをより調べやすく(発見しやすくする)することができます。

 

2012年4月9日 月曜日

WEBページの読込速度が順位に影響するのは現在はGoogle.comのみ

【ページ下部に追記あり:2012年6月19日】

 

このSEOブログを読んでくれていて、私のことをよく知っている方なら既に御承知かもしれませんが、たまに私はWEBやSEOのセミナーなどに参加していますが、稀に今のGoogle.co.jpにおいて、WEBページの読込速度が順位に影響している、または上位表示する要素として組み込まれているといったようなことを講義している方がいます。

 

しかし、このように講義されている方はどこからそのような情報を得て、発表しているのでしょうか。セミナー終了後に私が調べた限りでは、公式にGoogle.co.jpでWEBページの読込速度が順位に影響しているといったようなことが書かれている記事は、発見できませんでした。

 

ただ、Google.comにおいては、アイオイクス株式会社のSEO Japanの「Google、ついにサイトの表示速度を検索順位に影響開始!」という記事の中で、

 

ただ、Google.comしかまだ影響が無い

 

Googleのブログを見た所、現状ではGoogle.com限定、かつ英語の検索限定のようですね。

 

と書かれています。

 

また、SEMリサーチさんの「SEO: ページ速度はどれくらい重要な要素か?」の中でも、

 

2011年1月現在、Googleが公式にページ読込速度をランキングアルゴリズムに組み込んでいるのは、英語圏(google.com)です。

 

と書かれています。

 

さらに最近では、株式会社セルフデザイン・ホールディングスの鈴木謙一氏が執筆されている海外SEO情報ブログにおいて、「表示速度の遅いページをrobots.txtでブロックすべきか」という記事を更新されていましたが、この中で、

 

ページの読み込み速度がランキングのアルゴリズムに組み込まれているのは、Google.comだけのはずです。

 

「Google.com以外には展開していない」と断言することはできませんが、公式・非公式にもGoogle.com以外に展開したというGoogleからの発表を僕は知りません。

 

と書かれています。

 

この3つのサイト(またはブログ)は、SEOにおいて著名であり、配信される情報というのも信頼性の高いものです。

 

つまり、Google.comの検索結果において、WEBページの読込速度が順位に影響しているというネットなどの情報を見て、講義する側が「じゃあ、日本のGoogle(co.jp)にも反映されているだろう、またはいずれ日本でも導入されるだろう」という安易な考え・早とちりをしてしまって講義している可能性も考えられます。

 

たまたま、発見したのですが、「ページ表示速度アップでSEO強化!!」という記事があるのですが、これも一般ユーザーが見た場合に、

 

Googleはページ評価の要素の一つにページ表示速度を挙げています。

 

と書かれているので、「これはGoogle.co.jpのことではないのか?」と認識されてしまい、「Google.co.jpではページ評価の要素の一つにページ表示速度が影響している」という間違った情報が世の中に出回る恐れもないとは言えません。

 

なので、講義する(情報を伝える)側というのは、その講義する内容(伝える情報)にも責任がついてくるので、より正確な内容(情報)を伝える必要があります。

 

特にSEOは「これは信頼して大丈夫なのか?」といった情報が出回りやすいものです。ですので、講義する(情報を伝える)側だけではなく、情報を得る側もより正確なものを入手できる(真実を見極める)目を持つことも大事だと思います。

 

今回の記事を書いていて私も、今後このSEOブログで書く内容に対しては、細かく目を配り注意しなければいけないと痛感させられました。

 

最後に、Google.co.jpでは、WEBページの読込速度が順位に影響していないはずですが、読込速度を早くすることは、ユーザーがWEBページをスムーズに確認する上で大事なことなので、やらないよりはやっておいた方が良いです。

 

【追記】

 

アメリカのシアトルで開催された「SMX Advanced 2012」で、株式会社セルフデザイン・ホールディングスの鈴木謙一さんが、このイベントに参加しておりGoogle+上で、「Google.co.jpにおいてページの表示速度が既にランキング要因になっていた」という情報を公開しておりますので、現在はGoogle.comだけではなく、Google.co.jpにおいてもWEBページの読込速度がランキング要因になっています。

 

ただし、非常に小さなシグナルだということを理解しておきましょう。

 

 

2012年4月3日 火曜日

気付いたら、もうSEOブログをやって1年過ぎていた!

今日も、このSEOブログ記事のネタで、「なに書こうかな~?」と考えていたんですが、ふと「今までいろんな記事を書いてきたよな~」と思っていて、過去のブログ記事をぱらぱらと見ていました。

 

すると、あることに気付きました。

 

そのあることとは、このメディアフェイス公式のSEOブログを書き始めて1年過ぎているということです。

 

今日までまったく気付きませんでした(笑)

 

このSEOブログを読んでくれている方の中で、途中から読み始めたという人もいると思いますので、このSEOブログがいつ始まったのかを教えると、それは2011年の3月4日です。

 

米グーグルの大規模アルゴリズムの変更でSEOはどうなる?

 

上の記事から、メディアフェイス公式のSEOブログがスタートしました。

 

ちなみにブログがスタートした日の記事から、今日までの記事を全部合計すると、254記事になります。

 

今思うと、アッという間に1年が過ぎてしまったという感触です。

 

アッという間でしたけど、このSEOブログが始まって、TwitterやFacebookなどもやり始めて、いろんなSEOやWEB関係者等と交流するようになり、いろんな経験ができたので、私としてはこのブログを始めたことは決して無駄ではなかったです。

 

私はSEOの技術者で、ほぼ毎日パソコンの画面にしがみ付いて検索エンジンにWEBサイトを最適化させることや外部リンクでサイトの評価を上げることといった仕事ですが、このブログを通じて、うまく文章にして表現できませんが、検索エンジン上での最適化だけではなく、リアルな世界でWEBサイトを所持している人や検索エンジンを利用している人などにおいて、「このサイトは好きだ!」となってくれるようにすることも大事なのではないかと感じました。

 

最終的に、WEBサイトを作るのも人だし、その作ったWEBサイトを見に来るのも人(ま、クローラーもいますけど)なので、どれだけWEBサイトに愛情を注げるか(伝えさせて惚れさせるか)ということが、SEOやそれ以外でも重要なことだと私は考えています。

 

なので、これからもできる限りは、メディアフェイス公式のSEOブログを運営していきますが、私のSEO愛などが読んでいるユーザーに伝わるように、ブログ記事を更新していきますので、今後ともよろしくお願い致します。