検索エンジンがキーワードとページの“関連性”を算出する方法と、検索順位との関係
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2014/01/06/16692
記事の内容は難しいですが、重要だと感じたのは、
「関連性とランキングの分離」
という箇所です。yahoo.co.jpのサイトには、最上部に「ホームページに設定する」というキーワードが含まれています。被リンクは相当数獲得しているヤフーのサイトですが、このキーワードで検索してもヤフーのトップページは検索結果には出現しません。これは、「関連性とランキングの分離」によるものでしょう。
関連性は、そのキーワードで表示する資格があるかどうかを判断し、ランキングに関しては被リンクで判断するというイメージでしょうか。ですので、サイト内の各ページでは重複しないようにキーワードの割り当てを行う必要があります。サイト内のページで競争が起きないよう工夫をする必要があるということです。
サイトのジャンルは通常1つであることが多い為、関連性の高いキーワードが重なる可能性もありますので、割り当てが必要ないケースもあります。最低限表示する資格を獲得できるように、対象ページのテーマと、対象キーワードを一致させておくことが重要です。
Googleが求めている関連性とは、ユーザーにとって有益であるかどうかです。単語・テキストレベルで関連性を求めると、SEO業者やサイト運営者目線になりがちです。ユーザーが関連性があると思えば、被リンクも増加し、自然と評価されるリンクとなります。
また、関連性は常に変化していきます。例えば、「A」という歌手が「B」というスポーツ選手と結婚してニュースに取り上げられたとすると、「A」に関するコンテンツのほかに、ユーザーは今までまったく関連性のなかった「B」に関する情報を求めるでしょう。一見SEO的には関連性がないと判断されそうな場合でもユーザー目線で考えた場合、関連性があり有益なコンテンツとなる可能性があります。
1987年の流行語である「鉄人」というキーワードは広島東洋カープの衣笠選手のことですが、キーワードプランナーで検索をかけて、関連性の順番にソートしてみると、1位に表示されるのは「カラオケの鉄人」です。ちなみに「鉄人衣笠」は21番目に出てきます。試しに「鉄人」と検索してみると、カラオケの鉄人が4位に表示され、鉄人衣笠に関するコンテンツは全然出てきません。
最終的に何がいいたいかと言うと、ここから鉄人衣笠の素晴らしさを3,000文字ぐらい語る記事にしたとしても「鉄人」というキーワードで上位に上がる可能性が低いということは悲しいということです。