2013年1月24日 木曜日

【ビッグキーワードで1位】今でもクローキングで上位化達成しているサイト例

Googleがなぜペナルティを与えるのかというと、検索順位を大きく操作されてしまう可能性がある為です。ということはペナルティを受けるようなSEOスパムは今でも非常に効果がある施策ということです。自動生成コンテンツや、不正なリダイレクトに関するSEOスパムは排除されやすくなっておりますが、検索エンジンに通用するSEOスパムは後を絶ちません。
 
実際に今、とあるビッグキーワードで1位を獲得しているサイトがあります。そのキーワードはSEOに詳しい人ならば、難易度が高く、需要が高い人気キーワードだとわかるようなワードです。サイト内容は非常に簡素でコンテンツが充実しているとはとても言えないようなサイト構成です。
 
上位化の手法は「クローキング」です。人間が見るページと検索エンジンが見るページが異なります。単純なクローキング手法とは違い、かなり分かりずらい工夫がされていますが詳細は控えます。このようなサイトは非常に寿命が短い場合が多いのですが、まれに継続して上位を維持しているサイトが存在しているのも現実です。
 
ビッグキーワードで1位を取得することは非常に魅力のあることではありますが、SEOスパムにかけるコストと労力を考えるとやはりこのような危険な施策を推奨することはできません。長期的な視野を持ってホワイトハットSEOを行えば、ビジネスは安定しますが、時間はどうしてもかかってしまいます。ただ、たとえ時間がかかってしまったとしても、ユーザーを満足させるコンテンツの作成やCVR改善などに力を入れた方が得るものは大きいと思います。
 

2013年1月23日 水曜日

Googleの形態素解析アルゴリズムを分析して内部SEOに活用する

形態素解析とは、情報源となる言葉から言語を分割して品詞を判別することです。
 
「anything」
 
この言葉を分割した場合「anything」となります。「any」と「thing」に分けられることはありません。これは情報源となる言葉に「anything」という言葉があるからです。日本語の場合も同様に「いつでも」という言葉を「いつ」「でも」と分けられることはありません。「いつでも」という言葉をすでに理解することができるからです。
 
では、「プライバシーポリシー」「ウェブサイト」この言葉はGoogleの辞書にあると思いますか。答えはGoogleのウェブサイトの中から探すことができます。
 
Google Chrome のプライバシーに関するお知らせ
http://www.google.co.jp/chrome/intl/ja/privacy.html
 
冒頭は下記のような記述です。
「Google のプライバシー ポリシーでは、」
 
「Googleのプライバシーポリシーでは、」という使い方ではありません。おそらく単語として認識していないものに関しては、空白タグを挟んで分割しているのではと考えられます。Googleはこのページだけでなく、すべてのコンテンツの中にあるテキストでこういった使い方をしています。
 
AdWords 日本版 公式ブログ
http://adwords-ja.blogspot.jp/
 
Google クラウド プリント
http://www.google.co.jp/cloudprint/learn/
 
など、異なる人物が記述した内容と考えられますが、こういった言葉の分割が行われた後使用されています。ちなみに、ウェブマスターツールなどでGoogleの関係者以外の文章には適用されていません。Googleが自社のサイトで分割したテキストを使う理由は、
 
1.検索アルゴリズムと同一のものを使用して、新しい言葉を1つの言葉として扱いたくない為
 
2.なんとなく見やすいから
※こちらであれば今回の記事はすべて意味のないものとなります。
 
この形態素解析アルゴリズムをSEOにどう応用すればよいかというところですが、自社のサービスのメインキーワードが2語から成り立っているのか、1語で成り立っているのかを認識しておくことができれば内部対策も明確になります。
 
「プライバシー ポリシー」の場合を例に出すと、Googleが2語と認識しているのであれば、「プライバシー」というアンカーテキストやサイト内テキストでも一定の評価が得られる可能性があります。また、プライバシーポリシーという続きの言葉を使用していなくても、キーワードの比率が多くなってしまう可能性があります。
 
まずは下記のような検索でGoogleサイト内で使用されている使い方を見てみましょう。
site:google.co.jp キーワード
 
今回の記事はあくまで仮定の段階となりますので、今後、検証を重ねて、明確なデータとして蓄積していきたいと思います。