SEOはページ数を増やせばいいというものではない?

日々SEO調査を行っているんですが最近「とある」ワードでとても興味深いサイトが上位表示しているのを発見しました。

 

 

このGoogleの検索結果なんですが、赤枠の1位に表示されているサイトがあるんですが、実はこれサイトのページ数が1ページのみです。

 

「site:」で検索してみても、

 

Googleで調査ドメインを「site:」検索01

 

直接サイトを確認した時と同様に、Googleに1ページのみがインデックスされている状態であることが確認できました。

 

なぜ1ページのみで上位表示しているのかを考えた時に、もしかしたら競合が少なく簡単なワードだから、上位表示できてるじゃないのかなと思ったのですが、「Google AdWordsキーワードツール」で調べてみると、

 

GoogleAdWordsキーワードツールでの調査01

 

競合性の高いワードであることが確認できました。これは「Google AdWordsキーワードツール」での結果ですが、自然検索でも競合が存在している可能性は高いと考えられます。

 

 

では、実際他の競合サイトはどのような状態になっているかを、まずこのワードの検索結果で1位以下のサイトを、「site:」で調べてみると、

 

Googleでの「site:」検索01

 

このようになっており、1位のサイトとは違いページ数も最低でも40ページほどは存在しているということが分かります。

 

次に、OSE(Open Site Explorer)で調べると、1位が以下のようになっており、

 

 

次に2位が、

 

「OSE」の検索結果02

 

そして3位が、

 

「OSE」の調査結果03

 

さらに4位が、

 

「OSE」の検索結果04

 

全てを載せるとわけにはいかないので最後に5位が、

 

「OSE」の検索結果05

 

このようになっております。

 

この結果から分かることは、OSEの結果にはなりますが(また、検索結果によっても異なりますが)、ページオーソリティが高く、サイトのページ数が多くあっても、ページオーソリティが低く、ページ数が1ページのみのサイトが上位にランクされることもできる。また、単にページ数を増やせば、上位表示できるものでないということが言えると思います。

 

そして、なぜ今回調査したサイトが1位に表示されているのかの1つの要因ではないかと考えられることが、入力したキーワードと関連性が高く、ユーザーのニーズに合っているサイトであることです。

 

それはなぜかというと、調査した検索結果を見てみると、

 

 

関連する検索キーワードに表示されているキーワードで、1位のサイトのタイトルタグ・内部コンテンツ等と最もマッチすると考えられるが表示されており、検索したきたユーザーにとってニーズのあるサイトになっていることが考えられ、Googleの共同創設者ラリー・ペイジ氏が言っている、

 

ユーザーの意図を正確に把握し、ユーザーのニーズにぴったり一致するものを返す

 

ということに当てはまっている可能性があるからです。

 

ただ、OSEで調査した時にこの被リンクを覗いてみるとほとんどがサテライトサイトにブログを使用したものになっており、このサテライトで使用している文章が「とある」サイトからそのままコピーしてきているということが分かりました。

 

「allintext:」の検索結果01

 

上記のように、「allintext:」を使用してサテライトで使用されている文章をGoogleで検索すると、このような感じで、オリジナルが表示されていることが確認できます。

 

そして、このようなサテライトブログからアンカーテキスト分散されていることも、OSEを見ると分かりました。さらに言うと、これは今効果があるじゃないかと言われているオールドドメインを使用してはいないということも分かりました。

 

いろいろとOSEを見ていくと分かることがあるんですが、ま、あんまり深いところを突っ込んでいくと、ディスりっぽくなってしまうので、これ以上言いません。

 

今回の内容はディスるために書いたのではなくて、サイトのページ数を単に増やせばいいというものでもないし、サイトが1ページでも上位表示できているのは興味深いってことをお伝えしたかったわけなんですよね。もし気になる方は、本日1月17日の夜から開催予定の第5回大阪SEO飲み会にてでもお話できたらします。

 

※今回の記事は、あくまでも私の見解なので、それを踏まえて読んでください※

 


他の記事も読んでみませんか
【内部対策】:タイトルタグだけで上位化させる最高峰のSEO対策”9″つの戦術
【内部対策】:悪意のない、サイト内重複コンテンツでペナルティ”6”事例
【CRO】 :サイトに訪れたユーザーを逃さない、直帰率を改善する”11″の方法
【ツール】 :プロのSEO技術者なら知っている、使えるツール&サイト56選!
【戦 略】 :最高のキーワード選定は上位化率をアップさせSEOを成功へ導く
【内部対策】:Googleの形態素解析アルゴリズムを分析して内部SEOに活用する
【仮 定】 :関連性の高いサイトからのリンクが危険な理由
【内部対策】:【内部対策】低品質なページを改善して検索順位上げる方法
【調 査】 :有名サイト、昔と今のタイトルタグを比較
【仮 定】 :認知度やニーズの変化による検索ランキングの変化